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エスパルスホーム観戦記録(vs町田戦)

皆さま、ご無沙汰しております。
横断バッグです。
本日は、何がなんでも負けられない町田ゼルビア戦の様子を投稿していきたいと思います。
前回、5月のアウェイ戦でラストワンプレーでの失点で言葉と正気を失ったあの日から約3ヶ月。今度こそは、やってやるぞと試合前から気合いが入っておりました。

8月19日10時半。場所は小田急新宿駅。
今回は東京駅からではなく、ここからスタート。この機に乗じて乗ってみたい列車があった。それが、この特急「ふじさん」号。これは小田急線から新松田の手前でJR御殿場線に転線し、御殿場まで行く特急だ。1日に数本しかないため、時間が合わないと乗れない。今回はこれで御殿場まで完乗する。
12時半前に御殿場駅に到着。座り心地が良すぎてあっという間だった。ここで御殿場線に乗り換えて沼津へ。夏の山間部をゆっくりと進み、13時過ぎに沼津へ到着。そこから東海道線に乗り換え、14時前に清水駅に到着した。

特急「ふじさん」号

昼食後、路線バスで日本平運動公園入口から坂道を上がる。今日も熱波を受けているが、気持ちがそれ以上に高まっている。15時過ぎにスタジアムに到着。暑いが、それ以上の熱気にスタジアムは包まれていた。今日の相手は首位の町田。僕らがJ1に上がるためには絶対に倒さなくてはならない相手である。この日のチケットは完売間近。それだけ、みんなの思いが募っていた。

開場前に寄るべきブースがあった。カンボジア大使館のブースである。今日は協賛企業のTaica様の企画でCAMBODIADAYと銘打って、駐日カンボジア特命全権大使と親善大使の南野陽子様が来場される。ブースに行くと、丁度カンボジア大使がおられた。かつてカンボジアを旅行したことがあり、拙いながらもクメール語で挨拶するとプレゼントにとタオルスカーフをいただいた。感動する限りで、このために大学生の時にバックパックやってて良かったと思ってます。そして、みんなで写真をパシャリ。となりの物販でクメール風野菜春巻きを買ってパクリ。うん、美味しかった。

カンボジア大使館ブースにて

スタジアムが開場し、席について、知り合いに挨拶、応援道具の準備、飲料の購入等一通り終わったときに、ピッチに南野陽子様がご登場。そして、一曲披露。一斉に盛り上がる世代の方々。ポカンとする子どもたち。間に挟まれ、どうすることもできない自分。とまぁ、そんなこんなでステージが終わり、南野陽子様がピッチを後にされる。次の瞬間、ポカンとしていた子どもたちが一斉に騒ぎだした。選手のアップのために現れた。今日は何がなんでも勝利あるのみ。アップ時の応援にも熱が入る。

南野陽子様より激励の挨拶

18時、雷神が鳴った。選手入場だ。ボードを掲げて選手を迎える。前半キックオフとともにピンチを迎える。ゴール前にボールを入れられ、こぼれ球を町田の高橋選手(元清水所属)に押し込まれ、早々に失点。その後も町田ペースで20分過ぎにはサイドをえぐられ、クロスから町田のエリキ選手が合わせて、失点。いきなり2-0の絶体絶命の状況となる。あと70分で3点取らなくてはいけない。ここでエスパルスの応援席が動く。チャンス時に行うゴールコールの後に、ここぞという時の応援歌「リバイブ」を歌って、背中を押す。ただ、相手は首位で手ごわい。前に進めようとするがすぐにボールを刈り取られる。微妙な判定もあり、サンタナ選手、ホナウド選手、乾選手がファウルや抗議で立て続けにイエローカードをもらってしまった。もどかしい。しかし、ここで乾選手が魅せる。自陣でボールを受けると相手ゴールめがけてドリブルを開始。これにたまらず相手DFが駆け寄り、乾選手を倒してしまいファウルとなる。このプレーでなんか勇気づけられた。必死に乾コールを行う。その後は清水もボールを持てるようになった。前半残り数分の所で、相手陣地でフリーキック(FK)を獲得する。山原選手にパスが回るとクロスからヘディングシュートが相手GKに阻まれたところをカルリーニョスジュニオ選手が詰めて、ゴール。反撃ののろしを上げ、前半を終えた。

そして、勝負の後半、エスパルスは中山選手に替え、足の速い北爪選手を投入。攻撃に変化を加える。拮抗した後半15分過ぎに乾選手が中央部からドリブルを開始。味方がフォローに走り出す。相手DFを3人も引き連れ、乾選手が選んだのはシュートだった。相手ブロックも固く、シュートは相手にあたってしまうが、そのボールは宙に浮いてゴール方向に向かう、相手GKは手前側に出ていた。ゴール裏みんなで「入れ!!」と祈ったボールはゴールに吸い込まれ、2-2の同点に。これで一気にスタジアムのボルテージが上がる。なぜだろう、さんざん声出しているはずなのにまだ声が出せる。力の限り振り絞って乾コールをする。何より乾選手が楽しそうだ。この後は清水がボールを握る展開が続く。選手交代も枚数いっぱい(5人)行い、あとはピッチの選手にゆだねる。後半40分に差し掛かろうとした時だった。右サイドに開いた途中出場の西澤選手がボールを受けると、素早いクロスを入れる、頭で合わせたのはサンタナ選手だった。ボールは矢のようにゴールに突き刺さる。その瞬間、スタジアムを震源に小規模な地震が起きた。全体が揺れた。逆転だ。サンタナ選手の3か月ぶりのゴールで待ちに待った逆転だ。あとはサポーターのやることは決まている。守り切れの「リバイブ」熱唱。そして、タイムアップ。勝った。首位撃破。まさしく、念ずれば通ず。

試合終了

5月の試合と違って、清水側の感動的な幕切れとなったが、順位は変わらず3位のまま、1位の町田には勝ち点8(約3ゲーム差)の開きがある。町田の独走態勢には変わりない。試合はあと11試合。そして、この勝利の代償も大きい。乾選手のイエローカード累積により2試合出場停止。天性のフットボーラーがいないのは痛手だが、ルールは仕方ない。この大事な2試合を落とすわけにはいかない。次回はアウェイ秋田戦。現地参戦を予定しているが、秋田では前日花火大会が予定されている。いかにして混雑を避けるか、鉄ヲタの力量が試される。しっかり計画を練って、当日に備えるとしよう。

選手挨拶(勝ちロコ)後

それでは、また。



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