グリコレーティング (Glicko Rating System) について学んでいきます。
グリコレーティングとは?
レーティング偏差とは?
レーティング偏差はレーティングの信頼度と言えます。
実際にどの程度信頼できるかをグラフを使って視覚化してみました。
レーティングが1500と言われても本来の実力は違う場合があります。
レーティング偏差を使えば、おおよそこの辺りということがわかります。
レーティング偏差350の青いラインは、平らに広がっていて信頼度が低いことがわかる一方で、レーティング偏差50になると、ほぼ1500前後であることが一目瞭然です。
レーティング偏差は、一般的には標準偏差と呼ばれています。
標準偏差の2倍の範囲内に約95%が存在する計算になりますので、上記のレーティング偏差が50の場合、2倍の100の範囲内、つまり1400~1600の間に約95%の確率で本来の実力があるだろうという意味になります。
一方、レーティング偏差が350の場合は、800~2200の間に95%の確率になり、レーティングの信頼度がかなり低いことが判ります。
レーティング偏差と時間経過の関係は?
時間経過によってレーティング偏差が大きくなる様子もグラフにしてみました。
上のグラフは、初めレーティング偏差が50であったものが、1年後に350に増える様子です。
サッカーチームのレーティングに置き換えると、時間経過とは試合の無かった期間のことです。試合の無い間にレーティングの信頼度が下がるので、オフシーズンやブレーク期間などを考慮することができそうです。