「人生の節目に必ずリリースしてくれる！」あんでぃさん⑤

⑪FANKSになったことでの人生の変化を教えてください。
(第4話からの続き)

金谷：日本だからとか、アメリカだから合う曲ってありましたか？

あんでぃ：それはあんまりないんじゃないかな(笑)。
あ、「CONFESSION」。「DIMEを数える♪」。
DIMEってアメリカの通貨なので、「これは、アメリカ行って聞ける曲だな。」って思って。「このTMの『CONFESSION』は、これは、アメリカで俺、聴けていいな。」ってひとりほくそ笑んだ記憶がありますね。「QUIT30」って、(リリースは)何年でしたっけ？

 金谷：2014年ですね。

あんでぃ：帰国した年なんだ。2014年の5月に帰ってきて、「QUIT30」が5ヶ月後の10月。年が必ず合っていますね。

金谷：やっぱり、(あんでぃさんの海外赴任の)節目節目とリンクしているんですね。

あんでぃ：人生の節目に必ずリリースしてくださっている。そこで何か、勇気づけてもらっているっていうか。新しい曲が出ると嬉しいじゃないですか。だからね、それを聞きながら、慣れない環境での仕事だったり、暮らしだったり、生活だったりをやっていけたっていうのは、ありがたかったし、ちょうど良かったな、っていう気はしますよね。

3回ぐらい連続でそうなっているじゃないですか。日本に帰ってきてからは、部署とか細かくは変わっているんですけど、ほとんど生活の変化って大きくなくて。
このままだと、(逆に)新曲やアルバムが出ないんじゃないか、って思うようにもなって(笑)。だから、(「DEVOTION」が)出て良かったですよね(笑)。

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⑫TMの40周年に期待することを教えてください。

 あんでぃ：やっぱり、オリジナルアルバムを。アレンジが多少入っていても良いですけど、基本的には新曲固めでアルバムを出してほしいですよね。
ただね、(メンバーの)皆さん、良い年になってきて。ウツなんか特にね、大丈夫は大丈夫なんでしょうけど、無理のない範囲でやってもらいたいな、っていうだけですけどね。ただ新しいのは出してほしいですね。
ライブは何もなくてもやってくれそうな気もしますけど、ただ新しいのを携えてやっぱりやってほしいかな、っていうのは、ありますよね。
とはいえ40周年だから、今までアレンジしていない古い歌とかでね、新しいのを出してくれたりしても面白いのかもしれないですけど。初期の三部作ぐらいの中からやってほしいですよね。

 「EXPO」のツアーで「さよならの準備」をアコースティックでやったじゃないですか。ウツと木根さんで歌って。あれは感動しましたけどね。ああいうぐらいのインパクトのある何かを。「そう来た！」みたいなのがあるといいけど。「TIME」とかね。渋過ぎるからアレンジのしようがないかな？「カリビアーナ・ハイ」とか。
最近(TMって)、テレビに出ていないですよね。まぁ、音楽番組が少ないから。

金谷：今年、紅白に出てくださったら良いですよね。(TMは)NHKの(番組の)主題歌に時々なっていますからね。去年は、篠原涼子さんと哲っちゃんが出ましたし。

あんでぃ：それ、いいね！40周年記念で出てくれたら。(今まで)１回しか出ていないもんね。「COME ON EVERYBODY」で。

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⑬メンバー3人への感謝とメッセージ(伝えたいこと)をどうぞ。

あんでぃ：40周年なんで、おめでとうって感じですよね。一旦終わりながらも、細く長く続いているっていうのは、ありがたいですよね。

 哲っちゃんにはね、40周年なんで、飽きずにこの1年前後、本気でちょっとやってもらいたいな、と。オリジナル(アルバム)を是非ね、出していただけるとありがたいかな。プロデューサーってことですから、もうすべてのものがProduced byTetsuya Komuro、小室哲哉だから。とにかく、TM NETWORKに集中でお願いします。

そして、ウツはもう、みんな言っていることだと思うけど、体調に気をつけながら、健康第一で、変わらずいつまでも憧れのカッコいいウツでいてほしいな、と思いますね。

木根さんは、楽しくね、3人の仲を取り持つというか。元々3人、仲良いから別にいいんですけど、あのキャラがあってこそのTMのバランスだと思うので。
なんかめっちゃギターを練習しているんですよね。「How Do You Crash It?」のソロとかも、すごいカッコいいし。足で踏んで、どんどん音が重なっていくやつとか。「すげぇな。」と思って。カッコいいですよね。マルチですよね。木根さんの曲も名曲多いし。
さっき言ったオリジナルアルバムも、木根さんの楽曲も入れてくれたら、嬉しいですよね。いつまでもおもろいおっちゃんでいてほしいですよね。

 とにかく３人とも元気で、長く続けてもらいたいですね。月末のライブ(「FANKS intelligence Days～DEVOTION～」のDay25)も楽しみですし、４０周年もどんなことをやってくれるのか…。本当に楽しみにしています！

(第19話へ続く)
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