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6464 ツバキ・ナカシマ

こんにちは。今回はこちらの銘柄ツバキ・ナカシマのファンダ分析したいと思います。

どんな事業?

会社HPより抜粋
セラミックを含むあらゆる素材やサイズなど、20,000種類を超える高品質な精密ボール、精密ローラー、ボールねじなどの幅広い製品ラインナップにより、お客様の様々なニーズを満たしています。
 セラミックボールを量産したパイオニアとして、そのモノづくりノウハウをあらゆる面で十分に活かしてきました。当社グループの高い開発能力と業界をリードする製品ラインナップによって、世界中の様々な顧客の要求を満たし、最終製品市場への新製品の導入を支援し続けています。

セラミックボールって?

用途はいろいろあるようですが、ツバキ・ナカシマの場合はベアリングが主力。ではベアリングとは?機械の中で、車輪・歯車・タービン・ローターなどを取り付けた回転する"軸"を支え、よりなめらかに回転することを助けているものだそうです。自分は製造業で仕事をしていないので細かいことはわからないです(´・ω・)

指標

指標を見たらなかなかの悪さだからこの原因を調べてみます。

業績

通期の決算でいきなりすさまじいのをたたき出しているのが見受けられるので、もう少し深堀してみましょう。

最新の決算短信によると

下から3行目ですね。リニアビジネスののれん減損損失135億6200万円也( ゚Д゚)これ大丈夫か?のレベルでやられてます。会社としてはここまで利益を圧迫されると「継続企業の前提に関する注記」があり得るので、まずこれに対処しなければならない。それでどうしたかというと

このIRにあるように「期限の利益喪失の権利の放棄」について金融機関から同意をいただいたということ。簡単にいうと、期限付きの債務はやばくなったらすぐにお金を返すという契約が普通なのだが、だからといって貸しはがしをすると会社がつぶれて結局債権も焦げ付くので、とにかくいつでもいいから返してくれということだと思います。(間違ってたらごめんなさい)
ただ、会社の貸借対照表を見ていると130億円くらいの減損で倒産危機が訪れるとは思えないのですが、疑いがある?ということか。
ちなみに資産1500億円、負債1000億円ほどです。現預金も200億超えてるし。まあ全部使うわけにはいかんのでしょうけど。

そもそもいつからリニア事業買収?

正確には米国のNN社PBC事業買収という名前で開示されています。
買収金額425億円也。金かかるな(´・ω・`)

こいつの売り上げと利益が思ったより伸びないから買収金額ほどの資産価値がない。よってのれん減損というのを計上するわけですね。これでまあ悪材料は出したので、会社としては来期はしっかり稼いで挽回するぞということかと思います。経常利益は今期でも75億稼ぐ予定だったようです。

上の文章の黄色の線が稼ぐ力のようです。構造改革費用の30億円って?
下記のIRです

このIRの損益悪化の金額が30億円ですね。悪材料が全部出た感じがしなくもないので、確かにこれから順調な収益を上げていけば面白い銘柄だと思います。

今回は以上です

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