イベント開催なんて夢にも思っていなかった頃 ~実現までの経緯【前編】~

こんばんは。運営事務局の堀です。

FUNDERFUL FAN-COMMUNITY SUMMIT in Niigata は、企画者である高橋 淳一(長岡市出身)堀 秀一郎(新潟市出身)が新潟県出身であり、「ファンコミュニティ」について学ぶことをきっかけに、愛する新潟の活性化を願い、立ち上げたプロジェクトです。

イベントについてはこちら→https://ffsinniigata.peatix.com

本日から2回に分けて、今回のイベントを開催するに至った経緯についてご紹介いたします。

ファンの熱気に直に触れた、小松 成美さん『それってキセキ』読書会

私たちは、コミュニティを学ぶコミュニティ「コルクラボ」で知り合いました。コルクラボは、『バガボンド』(井上 雄彦)や『ドラゴン桜』(三田 紀房)、『宇宙兄弟』(小山 宙哉)の編集者・佐渡島 庸平さんが主宰しているコミュニティです。広報・PRの仕事を生業とする高橋と、『宇宙兄弟』のファンコミュニティの設計に興味をひかれた私は、2017年7月に第2期メンバーとして入会しました。入会後、私たちはノンフィクション作家・小松 成美さんの書籍を多くの人に届けるプロジェクトで、『それってキセキ ~GReeeeNの物語~』の読書会の企画・運営に携わり、ファンの熱気に直に触れ、ファンコミュニティの持つエネルギーを強く感じることができました。



「ファンは、何ができるか?」を考えはじめた5月

「私たちが愛するアルビレックス新潟に対し、ファンコミュニティのエネルギーを活用した何かができないだろうか?」そう考えるきっかけになったのは、5月にフクダ電子アリーナ@千葉で開催されたジェフ千葉vs.アルビレックス新潟の試合観戦後の居酒屋での会話でした。渡邉 新太選手の2得点による逆転勝ちに気を良くした私たちは、気付けば「ファンの力をチームに還元する方法」について議論していました。しかし、その後は特に行動に移すこともなく、思いを胸にしまったまま時間が経過しました。

是永さんの専務取締役就任と『破天荒フェニックスで再び心に火が点いた9月

「いつかやりたい」で終わっていた僕らの想いに再び火が点いた時期は、フクアリでの快勝から4か月後の9月でした。降格初年度のJ2でも苦戦が続いていた我らがアルビレックス新潟は、J3降格が現実味を帯びつつある状況にまで追い込まれていました。そして9月4日、是永さんの専務取締役への就任が発表されました。

その頃の私は、発売されたばかりの『破天荒フェニックス』を手に取り、貪るようにページをめくっていました。コルクラボ主宰者の佐渡島 庸平さんがこの作品の編集を担当していたこともあり、コルクラボの定例会に著者であるオンデーズ・田中さんをゲストとしてお招きすることが決まっていました。なかば、予習のために読み始めたのですが、ページをめくる手が止まらず、あっという間に読み終えてしまいました。書籍内の田中さんには「リスクを恐れる」という発想すらなく、貪欲なまでにチャンスを掴みに行く姿勢に心を動かされたことを、いまでも覚えています。そして、自分にもそんなチャンスがあれば、迷わず飛びつきたいと考えていました。

そんな最中、是永さんの就任を知った高橋から、「経営者としてシンガポールで結果を残した是永さんを、新潟だけでなく多くの人に知ってもらえれば、どのような形になるかはわからないが、アルビレックス新潟の復活に寄与できるのではないか?」と連絡がありました。この提案を聴いた時、私は「これはチャンスなのではないか」と思い、半ば衝動的にある行動に出たのでした。

<後編に続く>

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