見出し画像

断捨離について。恥ずかしい私の現実をお見せします。

(長文ですが誰かに役立てば嬉しいです。)
今日は、あえて私の恥部をお見せします。

私の部屋
玄関
居間
2階の汚部屋

アップした写真は私の家の写真です。
3枚はようやく人様にお見せ出来るところまで片付ける事が出来た空間です。
順番に私の部屋・玄関・居間です。
そして最後の1枚が。。。
まだ片付けられていない2階の和室です…
(あまりに酷い現状なのでマンガ風に修正してみましたが雰囲気は分かるかと思います。)


2階には和室が2部屋あり、どちらも同じ状況で物置き状態になっています。
実は・・・
他の部屋もここまで酷くはないものの、
昨年まではどの部屋も2階の部屋と近い現状で、
自分の部屋でさえ足の踏み場がありませんでした。
そう、もう一歩のところで私の家はテレビで扱われている「ゴミ屋敷」になる寸前だったんです。
 

両親は2人とも最後は心臓が悪く、
亡くなるまでの数年間は2階へ上がる階段を昇るのがきつかったようです。
なので、何かあると、
「2階の和室に置いといて。
また、いつか片付けるから。。。」

と言って私に物を上げさせてました。

そして、2人とも昭和世代の、戦時中を生き抜いて来た人間です。
何でも、
「また使うかも知れないから、捨てんと置いといて。」
「勿体ない。」

が口癖でした。

そして、2階の和室は片付けられる事がないまま両親は亡くなりました。

 
正直、昨年までは「臭い物には蓋を」の気持ちで、
私はドアを閉めて見て見ぬ振りをし続けました。

でも、えらいもので汚れてる部屋を見ていると、
汚れてる事に鈍感になるんですね。
汚い物に慣れ、昔から親から言い続けられていた「勿体ない」と言う言葉が脳裏に残り、
「捨てる」と言う行為に何処か「恐怖」を覚えていたと思います。
 

そんな時、友人が、その話を聞いて、
「一度片付けに行ったるわ!」
と言ってくれたんです。
私は正直焦りました。
何故なら、どの部屋も人に見せられる状況ではなかったからです。
私の唯一残っていた「羞恥心」です。(^_^;)
 

そこから友人が来るまでの数日間、
とにかく自分の部屋だけは片付けまくりました!
今まで避けていた「捨てる!」と言う恐怖に向き合って、
税金関係や仕事の資料以外、とにかく使っていない物は捨てまくりました。
 

そこで気付いたんです・・・

「物が多過ぎ・・・」

物置きの奥にしまい込んだ物が山のように出て来る。
「いつか使うかも?」
と残しておいた物が大量に出て来たんです。
完全に頭の中から忘れられていた物達も大量に出て来たんです。

「頭の中にすらさえ無い物を使う日が来る訳ないよな。。。」

そこには中学校時代、高校時代の思い出の物も大量に出て来ました。
数十年前の年賀状や大量の写真やネガなども。
でも・・・

 
「ここで捨てないと変われない!」
 

と言う気持ちがその時の私の中にはあったんです。

そして、片付いた自分の部屋♪

「まるで自分の部屋ではない!(゜o゜)」

が正直な感想でした。
多くの思い出を捨てましたが、
不思議と後悔はなかったです。
それ以上にスッキリした爽快感さえ残りました。
 

そんな私の部屋を片付けに友人が来てくれました。
部屋を見て、
「ここ片付けるところ無いやん♪」
と言ってくれた言葉に嬉しささえありました。

ただ、ここで勢いがついたんです!

「他の部屋も片付けて行こう!」

 
それまで両親の部屋を片付ける事が出来ませんでした。
もういないのに、

「勝手に触ったら怒られるかも?」
「勝手に捨てたら勿体ないと言われるかも?」

言われる筈なんてないんです。
もう両親はいないのですから。
 

とは言え「勿体ない」精神で溜め込んだ物が簡単になくなる筈なんてありません。
そして、両親はいないとは言え、どれもこれもが両親が残して行った物達です。
そして何処かに「売れるんじゃないの?」と言う気持ちも過りました。
 

が、押し入れや食器棚、大型家具の中を出して行ってたら「売れるかも?」と言う心は消え去りました。
「そんなことを考えていたら全然前には進まない!」

そこからです。
自分の中に「覚悟」が生まれました。

「とにかく徹底的に捨てる!」

 
さて、ここまで自分の事を恥も外聞も捨てて赤裸々に書いたのには理由があります。

親の物を大量に捨てて気付いたんです。

「もし、私が死んだら?」

今、ようやく大量の物を処分して人様に見せれる状態にはなりました。
でも、まだまだ大量の物が家にはあるんです。
ここまでの断捨離をしないまま私が死んだら誰が処分してくれるのでしょうか?
業者がしてくれるとして、そのお金は誰が出すのでしょうか?

少なくとも・・・
ほとんどの物がない状態なら、
この家も売る事が出来るかも知れません。
でも、ゴミ屋敷状態の家を誰が買ってくれるのでしょうか?

「キレイに整理された押し入れ」

でも、そこには要らない物が大量にある事を知りました。

押し入れにある物を全部出して、
「今、必要な物」「使う予定がある物」
だけを残して、全てをゴミ袋に入れたら・・・
たった押し入れの1スペースだけで45lのゴミ袋が7・8個になりました。

 
私が言いたかったのは、
「自分が死んだ後、誰が私の物を処分してくれるのか?
考えた事ありますか?
自分の子供達にそんな負担を背負わせて良いのですか?」

 
私は今54歳。
仕事柄まだまだ元気です。

でも、そんな私が一部屋片付けるのに相当時間がかかってしまいました。

もう数年経ってたら、片付ける元気がなかったかも知れません。

捨てるって・・・
特に親の物を捨てるって・・・
そうとう精神を擦り減らします。
箪笥の一つ一つの引き出しから出て来る服でさえ思い出が蘇って来ます。
それをゴミ袋に入れる事って一つ一つに覚悟が必要だったりします。

もしかしたら「勿体ない」で育って来たから、ここまで疲れるのかも知れません。
でも、
だとしても、
まだ元気なうちに、
自分の物は自分が生きてるうちに自分で捨てる事が大切だと思いました。

 
そして、残した物はどのように処分するのか?
子供や身内と相談しておく事が大切だと思ったんです。

 
要らぬお世話だと感じた方がいたら申し訳ありません。
ただ、自分のこの経験を伝える事で、役に立つ人もいるかも知れないと思い恥を忍んで書かせて頂きました。

ようやくここまで片付いたとは言え、
まだ2階は2部屋とも手付かずの状態ですし、
台所も「何でこんなに食器がいるの?」と言うぐらい大量の食器が押し込まれています。

一気には出来ないので、
取り合えず少しづつ、少しづつこれからも家を片付けて行きたいと思います。
 

私の目標は、
ミニマリストはさすがに難しいでしょうが、
シンプリストとして、物がないシンプルな生き方が出来るよう・・・、
何処にでもすぐに引っ越しが出来るような、
そんな生活を目標に頑張ってみたいと思います♪

長々と失礼しました。
読んで頂いた方、ありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?