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両刃剃刀のすすめ

男性にとって剃刀といえば、4枚刃や5枚刃といったカートリッジ式を思い浮かべる人が大半で、両刃剃刀を使っている人は特に日本では多くないだろう。しかしながら私は少数派の1人で、2013年から両刃剃刀を使用しているので今回紹介したい。初期費用も高くないので、もし知らなかった人の中で興味がある人がいれば試してみて欲しい。


両刃剃刀とは
 説明するのは難しいので画像を見ていただくのが早いと思う。

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 こんな感じで嫌いな人に封筒に入れて送り付けそうな刃をホルダーに入れて使用するタイプの剃刀が両刃剃刀である。ホルダーと替刃は色々なメーカーから販売されており、組み合わせは無数に存在する。


両刃剃刀のメリット① ランニングコストが安い
 両刃剃刀の最大のメリットはカートリッジ式と比較して、ランニングコストが安いという点だと個人的に考えている。ホルダーは一度買ってしまえば余程の事が無い限り半永久的に使用でき、替刃はアマゾンで10枚入りを買っても1枚当たり50円程度で買える。1週間に1回替刃を交換しても、年間2500円程度である。8個入りのカートリッジ用替刃と同程度のコストになる。
 もし興味があれば以下のホルダーと替刃を購入するのが良いだろう。フェザーのポピュラーというホルダーである。比較的安価で、国産なので入手しやすい。しかし、付属してくるフェザーの替刃はかなり切れ味が鋭いので、最初はミューレ等の別の替刃をおすすめする。


両刃剃刀のメリット② 深剃りができる
 もう1つのメリットとしては、カートリッジ式の剃刀ではできないレベルの深剃りができるようになることである。産毛もよく剃れ、床屋レベルとまではいかないが顔がすっきりする。もちろん練習は必要で、適切な角度をつけることができるようになればの話である。最初は血まみれになるという話も聞くが、私は初心者の時に肌を切ったことはない。一度滑って唇を切ったことはあるが。


両刃剃刀のデメリット① 沼にハマると金がかかる
 最大のメリットで挙げたランニングコストの良さと矛盾するが、ホルダーや替刃が無数にあるのが原因で、金がかかる人もいる。基本的に安価な替刃はさておき、ホルダーは6000円以上するものも多く存在し、同じシリーズでも、いくつに分解できるか(TTO、2ピース、3ピース)、ヘッド部分の形状(セーフティバー、オープンコーム、スラント)や表面処理されている金属によってバリエーションがあるメーカーもある。ここでは説明しないので、興味のある人は調べて欲しい。
 また剃刀本体だけでなく、シェービングソープやそれを泡立てるブラシも奥が深く、それをコレクションしようと思うと金がかかってしまうのだ。両刃剃刀は趣味の領域なので、本人が良ければそれでいいのだが。

両刃剃刀のデメリット② 髭以外には適さない
 あとデメリットとして挙げるなら、顔に生えている毛以外の体毛の処理には向かないということである。慣れれば問題ないのかと思うが、適切な角度を付けられないと肌を傷つけることになる。腕や胸の毛の処理には普通のカートリッジ式を使うのが良いだろう。


適当にデメリットを挙げたが、大した欠点は存在しないので、先ずはアマゾンで買って使ってみて欲しい。



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