岡山県6月補正予算などなど
岡山県6月補正予算・6月定例議会
本日、6月11日から岡山県6月定例議会が開会されます。(岡山市6月定例議会は6月10日から開会されました。)
補正予算額は約45億円です。
補正予算の中に「生産性向上・事業効率化支援」事業が6億8千万円計上されているので、5回目(?)の補助事業が行われるようです。設備投資予定がある事業者はチャンスですね。
国・自治体の令和6年度当初予算について
予算について、国と自治体の基礎的な内容を記載します。予算感を掴む参考にしてください。(※急いで書いた記事なので、誤記などありましたらごめんなさい)
令和6年度の日本の国家予算は、約112兆円です。
この約112兆円について、額が大きすぎて自分ごとに感じないので、日本の総人口で割ります。そうすることで、国民一人当たりの予算額?持ち分?としての感覚を掴めると個人的に思います。(高額納税者の方は悪しからずご了承ください)
日本の総人口(日本人以外を含む)は、約1億2千万人です。
よって、国家予算:112千円 ÷ 人口:1憶2千万人 = 一人当たり予算90万円と見ることができます。
語弊を恐れずに言えば、日本国民として一人当たり、国から約90万円分の行政的な恩恵を、直接的にまたは間接的に受けられる(はず)といえると思います。
同じ考え方で、岡山県、岡山市、東京都、大阪市(←府ではありません)を計算してみます。
※以下、いずれも、令和6年度一般会計予算(歳出ベース)、5月頃に出ていた直近総人口で計算します。
(1)岡山県
予算:約7,498憶円 ÷ 人口 約180万人 = 一人当たり約40万円
(2)岡山市
予算:約3,856億円 ÷ 人口 約70万人 = 一人当たり約53万円
(3)東京都
予算:約8兆4,000憶円 ÷ 人口 約1,400万人 =一人当たり約60万円
(4)大阪市
予算:約2兆1,600億円 ÷ 人口 約270万人 =一人当たり約78万円
以上のとおり、国家予算は一人当たり90万円、岡山と首都圏を見ると40~80万円台で、岡山県と大阪市とでは、倍近い財政規模の違いがあると読むことができます。
令和6年度国家予算内訳について
(1)歳入
令和6年度国家予算の主管別の内訳は下の表のとおりです。
歳入のほとんどは財務省が占め、財務省の歳入の約6~7割が租税印紙収入、約3割が公債金です。
(2)歳出
次に歳出です。昨年度と比較して、増額しているのは防衛省、裁判所、会計検査院の三つのセクションです。
防衛省の予算が増額されているのはニュース等でよく報道されていますが、具体的に何の予算が増額要因になっているか確認すると、航空機整備費で3,300億円の増加です。(防衛省の航空機整備だけで岡山市の年間予算に劣らない額が増額されています。)
お金と血液
コロナ禍を経験して、お金と血液は似ているということを実感しました。
血液は体内の機能を維持させるために、体順に酸素を運搬します。体内に血液が足りなくなったり、血液が循環しなくなったりすると、体内に酸素が回らず死にます。ちなみに、この血液を運搬するためのポンプ(原動機)が心臓です。
経済社会においても、お金を社会の中で人々が次から次へとパスし合うことで、経済が活性化します。それゆえ、市中にどんなにお金があっても、お金が動いていなければ経済は停滞します。
3月19日のマイナス金利解除後、日銀の都市銀行当座預金残高が23兆円増加したというニュースがありましたが、23兆円が預金に回ったとすると、その分お金の市中での流通速度を速めなければならないと個人的に思います。
血液を送る原動機は心臓ですが、経済においてお金を循環させる原動力は何なのかということをずっと考えています。
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