君のために 20話
賀喜と復縁した次の日
○○はバイトしていた
○○:いらっしゃいませ~
一ノ瀬:いらっしゃいませ~
いつも通りの業務をこなして賄いを一ノ瀬と食べていた
一ノ瀬:聞きにくいんだけど、彼女とどうなったの?
○○:あ、そうだった
普通に復縁したよ、ごめんね迷惑かけて
一ノ瀬:復縁したんだ
あの時はちょっと怖かった
ほんとに大丈夫?
○○:遥香もわかってくれたし、俺も気を付けるからさ
一ノ瀬:多分今後も言ってきそうだけどな
なんかもっと束縛されそう
○○:それは怖いな
2人は賄いを食べ終わって帰ろうとしたが
一ノ瀬:なんか今日はいいや
1人で帰るよ
○○:あ、そう?大丈夫?
一ノ瀬:なんか申し訳なさもあるし
○○:じゃあ気を付けてね
一ノ瀬は暗い道を1人で帰っていると
一ノ瀬:ん?
後ろを振り返るがなにもいない
ガサガサ
一ノ瀬:だれ?
街灯もあまりないため5m先がよく見えないが物音はする
一ノ瀬:○○?○○だったら出てきて
確実に近づいてきている
スラッっと綺麗な女性が暗闇から出てきた
一ノ瀬:誰ですか?
その女性は黒の帽子にサングラス、マスクをつけていて全く顔が見えなかった
○○はというと
○○:(美空を1人で帰らせたけど大丈夫だったかな?)
とは思いつつ、事件なんてそう起きないものなので家に帰った
○○:よし、遥香に連絡するか
○○L:バイト終わって帰ってきたよ~
するとすぐに返事が返ってきた
賀喜L:おつかれ
明日さ、ピクニックしない?
○○L:お、いいね!
賀喜L:私がお弁当作ってくるから!
楽しみにしてて
○○L:わかった!楽しみにしとく
じゃあもう遅いし寝よう
賀喜L:うん…おやすみ
好きだよ
○○L:おやすみ
俺も好き
○○は目覚めた
予定よりも早く
なぜか?
電話がなっていた
美一ノ瀬からだ
○○電:もしもし?どした?
一ノ瀬電:おはよ、今日予定ある?
○○電:うん、遥香とピクニックする予定
一ノ瀬電:断れない?その予定
○○電:無理だよ、俺だって行きたいし
どうしたの?
一ノ瀬電:昨日帰ってたら…
場面は変わって昨日の一ノ瀬の帰り道
一ノ瀬:誰ですか?
暗闇から出てきた女性はサングラスとマスクを取った
一ノ瀬:賀喜さん?
賀喜:今日は○○と一緒じゃないんだ
一ノ瀬:○○から話を聞いて申し訳ないから1人で帰ることにしたんです
賀喜:○○を奪う気なのに一丁前に申し訳ないとか思うんだ
一ノ瀬:奪う気なんてないですよ!
賀喜:ずっと○○を誘惑してたくせに
一ノ瀬:いや仲良くしてただけです
賀喜:まぁ今日は一緒に帰ってなかったから許してあげる
そういうと賀喜は帰って行った
そして現在
一ノ瀬電:ってことがあったの
すごい怖かった
○○電:でももう大丈夫だよ、怖い思いさせてごめんね
もうそんな思いさせないから
一ノ瀬電:うん、でもなんか怖いから気を付けてね
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