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君のために 10話

夏休みに入り数日が過ぎて
夏祭り前夜

賀喜は夏祭りに着ていく浴衣を選んでいた

賀喜:お母さん、これでいいよね?

賀喜母:何回聞くのよ(笑)
それでいいよ

賀喜:不安なんだもん

賀喜母:遥香に好きな人ができるとはねぇ~

賀喜:そ、そんなんじゃないから!
もう寝る

夏祭り当日
○○と待ち合わせしている場所に向かう賀喜

賀喜:(やばい緊張する、緊張しすぎて行きたくない
あ~もう着いちゃう、吐きそう…)

○○:あ、遥香~
ごめん待った?

走って向かってくる甚平姿の○○

賀喜:(元気になりました!!!)
ううん、全然待ってないよ

○○:浴衣姿綺麗だね///

賀喜:○○もかっこいいね///

○○:いいから(笑)
もう行こうか

賀喜:縁日もいいけど花火もやるんだよ!

○○:花火見たいね
でもまず縁日だな
てかやっぱり人多いな

賀喜:ほんとだね
焼きそば食べたいな

○○:よし焼きそば買いに行こう!
の前に、はい!

○○は賀喜に手を差し出した

賀喜:え?

○○:はぐれちゃうだろ?

賀喜:手じゃなくて腕でいい?

○○:いいよ?(ちょっとかわいすぎないか?)

ムギュ

○○:かわいいな、もう(笑)ナデナデ

賀喜:へへへっ(笑)

○○:焼きそば1つください

店主:かわいい彼女だね!多めに入れとくね!

○○:あざーす!

賀喜:か、彼女…///

○○:よしベンチに座って食べようか

賀喜:うん///

2人でベンチに座って食べようとすると○○があることに気付く

○○:あのおっちゃん箸一膳しか入れてくれなかった

賀喜:ってことは?

○○:あーんだな(笑)

賀喜:じゃあ待ってます

賀喜は○○に向けて口を開けて待っている

○○:はーい、あーーん

賀喜:あん!おいしい!○○も食べな

○○:え?食べさせてくれないの?

賀喜:あーんして欲しいんだ(笑)
かわいいね(笑)

○○:じゃあいいよ、自分で食べるし!

賀喜:(いつもと違う○○君もいいな~)
じゃああーーん

○○:あん!おいしいね

○○は意識的にいつもより賀喜に甘えるようにしている
それは遠藤とカフェでデートしてる時に言われた

ーーーーーーーーーーーーー

遠藤:かっきーと夏祭り行くんでしょ?

○○:うん、緊張するね

遠藤:その日いつもと違う○○君を見せたら?

○○:どういうこと?

遠藤:かっきーに甘えてみたりしたら?(笑)

○○:笑ってんじゃねーか(笑)

遠藤:でもしてみたら?ほんとに

○○:やってみるか、甘えん坊の○○になってみようかな(笑)

ーーーーーーーーーーーーー

ってことがありいつもと違う○○です
焼きそばを食べ終わった後は祭りを楽しんだ

○○:そろそろ花火だね

賀喜:もう場所取りに行こう

穴場のような場所を見つけた
そこは2人しかおらず最高の場所だった

賀喜:まだかな~?花火

○○:遥香?もっとこっちおいで?

○○は隣を座るように言ったが賀喜は○○の膝の上に座った

○○:隣じゃないんかい(笑)

○○は後ろからハグをした

賀喜:いぇーい(笑)

すると花火が始まった

賀喜:お~~綺麗!

○○:なんて?聞こえない!

賀喜:好きボソッ

○○:聞こえないよ!

賀喜はクルッと○○のほうを向く

○○:な、なに?

チュッ

○○:へ?

賀喜は○○の耳元で

賀喜:好き

○○:は、花火見ようよ(笑)

賀喜:いやだ!○○を見るの!

いつの間にか花火は終わっていた
その間に何回唇を重ねたのかは覚えていない

賀喜:好き💕

○○:ありがとう///
そんな真っ直ぐ言われたら照れるよ

賀喜:○○と付き合いたい

○○:あれ?君付けやめたの?

賀喜:いいの!そんなのは!
付き合ってください!

○○:俺でいいの?

賀喜:○○のバカ!○○じゃなきゃや!

○○:そっか(笑)
じゃあ遥香の彼氏になっちゃった

こうして賀喜と○○は付き合うことになった

賀喜は早速遠藤に連絡した

遠藤:そっか、かっきーと付き合ったのか
あれ?涙が止まらないよ泣
でももう邪魔しないようにしなきゃ

その頃○○と賀喜は2人で賀喜の家に向かっていた

○○:家まで送るだけだよ?泊まらないからね?

賀喜:え~なんでよ~

○○:なんでも!
でもほんとに付き合うとはな~

賀喜:やったね!えい!

賀喜は○○の背中に飛び乗る

○○:このまま遥香家までダッシュだ!

賀喜:わ~~い!(笑)

あっという間に賀喜の家に着く

賀喜母:あれ?あなたは?

○○:初めまして、関根○○といいます

賀喜母:あ~君が!
で付き合ったのかな?(笑)

○○:あ、はい(笑)
付き合うことになりました

賀喜母:で遥香は○○君の背中寝てるのかな?

○○:はい、寝てます

賀喜母:じゃあ遥香の部屋に寝かせてくれない?

○○:あ、わかりました

○○は賀喜を寝かせるために部屋に入った

○○:遥香~寝ましょうね

賀喜:ん~~zzz

○○:じゃあね、遥香

賀喜母:ありがとね
これからもよろしくね

○○:こちらこそよろしくお願いします!
お邪魔しました

ある意味○○、賀喜、遠藤にとって忘れられない日になった



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