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【出品基礎知識】カートボックスの獲得条件とは?獲得率アップの方法も解説

みなさん、こんにちは!
Amazon専門の集客コンサルティング会社、JTRです。こちらのNoteでは、Amazon売上向上に向けたお役立ち情報を発信していきます。

この記事では、Amazonのショッピングカートボックス(カートボックス)獲得の基礎知識や獲得条件など詳しく解説していきます。
カートボックス獲得は、Amazonで購買率を上げるためにはとても重要なポイントです。さらにカートボックスには獲得条件があります。
カートボックス獲得の基礎知識を身につけて、購買率をアップさせましょう。

ショッピングカートボックスとは

Amazonの商品詳細ページには、購入者がショッピングカートに商品を追加する時に押す「カートに入れる」ボタンがあります。
カートボックスとは、その「カートに入れる」ボタン周辺の囲まれたエリアのことです。そして、カートボックス内の「販売元」には、カートボックスを獲得した出品者が表示されます。以下の写真の赤枠エリアがカートボックスです。

Amazonの商品ページの特徴

Amazonでは同じ商品を複数の販売者が出品していることが多いです。この場合、1つの商品詳細ページに情報がまとめられ、ショッピングカートを獲得した販売者の商品が代表をしてカートボックスに表示されます。
さらにAmazonは、カートボックスへの表示を複数の販売者の中から独自の基準で選びます。選ばれる条件や独自の基準については、このあと解説していきます。

Amazonで購買率を上げるにはカートボックスを獲得する必要がある

カートボックス獲得は、Amazonで購買率を上げるためにはとても重要なポイントです。
なぜならAmazonユーザーは、希望商品を見つけると、カートボックス内の「カートに入れる」ボタンから商品を追加し購入に進むからです。

一方、購入者の中には、じっくり他の販売者と比較して商品を選びたいという人もいます。
その場合、カートボックスを獲得できなかった出品者の商品は、以下写真の赤枠の「他の出品者」や「新品(3)件の出品」をクリックすることで確認ができます。

しかしほとんどの購入者は、Amazonの商品ページの「カートに入れる」ボタンから購入に進みます。購入者からすると直感的操作で購入できるため、さほど商品ページの見方に詳しくなくても簡単に買い物できます。
簡単だからこそ、「他の出品者ボタン」などを知らない購入者は多いです。よって、他の出品者と比較すること自体が少ないのです。

カートボックス獲得者から購入されるケースが多いのはこのためです。よって、カートボックス獲得が、商品を購入してもらうための1番の近道となります。

カートボックス獲得状況の確認方法

カートボックス獲得状況の確認方法は2つあります。

カートボックス内の販売元を見て確認する

出品している商品ページのカートボックス内の販売元が、自社になっていればカートボックスを獲得している状態です。
以下の写真の赤マーカーが引いてある部分が「販売元」が記される場所です。

セラーセントラルから確認する

セラーセントラルから確認すると、自社が販売している商品を一覧で確認できて便利です。
<確認方法は以下です。>
セラーセントラルトップページ→レポート→ビジネスレポート
→【おすすめ商品(ショッピングカートボックス)の割合】と進みます。

カートボックスを獲得している状態とは、この【おすすめ商品(ショッピングカートボックス)の割合】が100%の状態です。

カートボックス獲得のための必須条件3つ

カートボックス獲得の条件3つを解説していきます。
この3つの条件は、カートボックス獲得を保証するものではなく、あくまでカートボックスを獲得するための条件になります。

大口出品者であること

1つめの条件は大口出品者であることです。小口出品の場合は大口出品に切り替えることで条件を満たします。大口出品と小口出品の説明は後ほど解説していきます。

パフォーマンス批評が良いこと

2つめの条件のパフォーマンス批評とは、注文不良率、キャンセル率、出荷遅延率の3つの批評を総合判断したものです。

<確認する方法は以下です>
セラーセントラルトップページ→左上のメニューのマーク→パフォーマンス→アカウントの健全性ページで確認ができます。
なお、何%以上などの数字の条件はセラーセントラルのヘルプで明記されていません。
配送品質が確保されるFBAを利用することでもパフォーマンス批評の改善が図れます。

一定の注文数があること

3つめの条件は、これまでに一定の注文数があることです。これまで1度も注文されていない出品者は、まずは注文実績を作る必要があります。
セラーセントラルのヘルプでは、こちらもはっきりと何個以上の注文実績が必要など明記されていませんが、必要注文数は商品カテゴリごとに違うとのことです。

大口出品とは

大口出品とはAmazon販売者のプランの1つです。
Amazonで商品を販売するのであれば、プランの料金や販売手数料などがかかります。

商品を販売するためのプラン、プランの料金
商品を販売するためのプランは2つあり、大口出品プラン、小口出品プランです。月額費用は大口出品は4900円、小口出品は0円(無料)です。

1商品売買成約ごとの販売手数料
小口出品プランは売買成約額の8〜15%+1商品成約ごとに100円です。
大口出品プランは売買成約額の8〜15%です。

大口出品プランは毎月4900円かかりますが、小口出品は商品が売れるごとに100円かかるので、毎月49個以上売るのであれば大口出品の方がお得です。

カートボックスを獲得するためには、大口出品のプランを選ぶ必要があります。

条件を満たした販売者の中から、カートボックス獲得者に選ばれる基準

ここまではカートボックス獲得条件を説明してきました。
ここからは、同一商品で獲得条件を満たす販売者が複数いる場合、カートボックス獲得者はどのような基準で選ばれるのか説明していきます。

価格が最安

同一商品で獲得条件を満たす販売者が何人かいる場合、値段が最安の販売者がカートボックスを獲得しやすい傾向にあります。そのため、値段は現在の最安に揃えるか、可能であれば最安に設定すると良いでしょう。
また、販売する商品がAmazon上に自社しかいないからといって、他の小売サイト上の販売価格と比較して同等の価格が提供されていない場合には、商品詳細ページにカートボックス表示がされない場合があります。そのため、Amazon上に競争他社がいない場合も過度な高額の金額設定は禁物です。

在庫状況

在庫数もカートボックス獲得者に選ばれる基準の1つです。
また、せっかくカートボックスを獲得していても、在庫切れを起こしてしまうと次のカートボックス獲得候補者にカートボックスの権利が移ってしまいます。
常に最低在庫数は確保する必要があります。

お届け先住所

Amazonには日本各地にAmazon倉庫があり、購入者から1番近いAmazon倉庫から配送されます。そのため、購入者住所から1番近くのAmazon倉庫にある販売者の商品も選ばれる基準になります。

最後に

カートボックスについては、ご理解いただけましたでしょうか?
カートボックスとは、商品の「カートに入れる」ボタン周辺のエリアのことで、カートボックスを獲得できれば商品の購買率が上がります。
獲得条件は、大口出品、パフォーマンス批評が良いこと、一定の注文数があることの3つです。
カートボックス獲得の基準は、価格が最安で在庫状況に問題が無く、お届け先住所が近いなどです。
思うように売上が上がらない時は、カートボックス獲得方法をぜひ取り入れてみてください。

本記事がセラーの皆様の参考になれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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