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Amazon 偽造品撲滅を目指すプログラムとは?詳しく解説

みなさん、はじめまして!
Amazon専門の集客コンサルティング会社、JTRです。こちらのNoteでは、Amazon売上向上に向けたお役立ち情報を発信していきます。

今回は、Amazonでレビューを獲得するためのにAmazon 偽造品撲滅ついて詳しく解説します。
「Amazonって素晴らしいけど偽造品がありそうで怖い……」こんな悩みはありませんか?実はAmazonには偽造品対策する方法があります。今回はそんな偽造品対策について詳しく解説します。

そもそもAmazonに偽造品はあるのか?


Amazon自体は大きなマーケットですが、販売は誰でもできてしまうので偽造品も出品されてしまう可能性があります。
偽物を購入してせどりなどで再販売してしまうと訴えられてします可能性があるので注意しましょう。

Amazonの偽造品対策


Amazonの偽造品の対策は以下の2つです。
・Project Zero
・Amazon Transparency

Project Zero

「Project Zero(プロジェクトゼロ)」とは、Amazonから購入者に対して真正品を確実にお届けすべく発足したプロジェクトであり、2019年の初めに米国および欧州(フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス)からスタートしました。
Project Zeroの目的は偽造品の撲滅です。

すでに9,000万点以上の偽造品の疑いのある出品を排除して成果を見せています。

Project Zeroの機能
Project Zeroの機能は以下の3つです。
・自動プロテクション機能
・セルフサービスの偽造品削除ツール
・商品のシリアル化

自動プロテクション機能
自動プロテクション機能とはAmazonの機械学習により継続的にサイトをモニタリングし、偽造品の疑いのある出品商品を削除する機能のことです。
ブランドオーナーから提供されたデータ(商標、ロゴなど)を基に、1日あたり50億件を超える出品情報をスキャンし、
偽造品の疑いのある出品商品を特定し販売を未然に阻止します。

セルフサービスの偽造品削除ツール
ブランドオーナーは、これまでにない削除機能を備えたセルフサービスツールを使用して、Amazonに連絡する必要なく、偽造品を削除することが可能です。

商品のシリアル化
ブランドオーナーは、登録商品を製造する際に、各ユニットに固有のコードを発行します。
Amazonはそのコードを基にサイトで販売される1つ1つの商品の真偽を精査し、偽造を検出することで販売を未然に阻止することが可能です。
商品のシリアル化と自動プロテクション機能を組み合わせることで、偽造品を効率的に取り締まることが可能になります。

Project Zeroの利用条件
資格要件
『Project Zero』に登録するための資格要件は以下になります。

1.公的機関に登録されている登録商標をAmazonブランド登録に登録している必要があります。
2.以下の要件を満たしている必要があります。
• 登録商標の権利者であること
• Amazonブランド登録にアクセスできるAmazonのアカウントをお持ちであること
• 過去6か月以内に知的財産権侵害の可能性のある商品に対して申告を行い、申告が90%以上承認されていること
資格要件を満たしているかどうかを確認するには、Amazonブランド登録にアクセスできるAmazonのアカウントでサインインしてください。

引用元:Amazon

Amazon Transparency

Amazon Transparencyとは偽造品が購入者に渡らないように防止するサービスのことです。
Amazonのサイトでは、見た目のレベルが高いコピーされた偽造品が販売されていることがあります。
そのため、ユーザーが正規品と偽造品を判断することが難しく、近年では、間違って偽造品を購入する被害が増えています。
被害は、ユーザーだけでなく正規品を取り扱っている出品者にも及びます。
今後は、偽造品が購入されることにより、売り上げの減少やブランド価値の低下を招く危険性もあるのです。
さらに転売で誤って偽物を販売すると訴えられてしまう可能性もあるので注意しましょう。

それを防ぐためにもAmazon Transparencyをしっかり理解し、自社商品、ブランドを守りましょう。

Amazon Transparencyのサービス内容
Amazon Transparencyのサービスは以下の3つがあります。
・正規品かどうかの確認
・固有コードの発行・商品ラベルの貼付
・固有コードのスキャンが使用可能

正規品かどうかの確認
購入者による商品情報の確認と追跡機能の役割を果たして、安心感と透明性の向上を図ることができます。

Amazon Transparencyに登録しラベルの付いたアイテムは、アプリを通じてスキャン可能なコードに関連付けられており、これらの情報を取得できます。

コードを読み込むことによって、製造日や製造場所、詳細な商品情報を含むユニットレベルの商品情報を購入者に提供できます。

固有コードの発行・商品ラベルの貼付
FBAの場合、Amazon Transparencyに登録した商品に、Amazonにより発行された固有のコードを出品者が貼り付けして、Amazonの倉庫に納品します。

倉庫に届いた商品のコードをAmazonのスタッフがスキャンして、正規品かを確かめるシステムです。
 
一方、出品者出荷の場合、コードを貼り付けた商品を出品者が購入者に直接出荷します。
購入者は、貼り付けられたコードをスキャンして真偽の確認ができる仕組みです。

固有コードのスキャンが使用可能
購入者は、商品に貼付されているTransparencyコードをスキャンして、正規品の確認することが可能です。

バーコードのスキャンには、iOSまたはAndroid用のTransparencyアプリを使用し、スキャン時のコードが有効であれば緑のチェックマーク、反対に無効であれば赤のバツマークが表示されます。

Amazonサイト以外の購入も含めて適用可能であり、商品の購入元に関わらず確認できるため、非常に有効になります。

Amazon Transparencyの登録条件
Amazon Transparencyの登録条件を下記に示します。
条件1:Amazon「ブランド登録*」が済んでいる(ご自身が商品のブランド所有者であることが証明できる)
条件2:商品にJANコードなどの商品識別コード(GTIN)の表示がある
条件3:製造する各商品に固有のTransparencyコードを適用できること

Amazon Transparencyの登録方法と販売まで流れ
登録方法

下記URL専用フォーム「Transparencyに関するお問合せ」にブランド情報を入力後、担当部署から連絡が来ますので、Amazon担当者のサポートを受けながらTransparencyの設定を進めていきます。
Transparencyに関するお問合せ

購入者の手元に届くまでの流れ
1.(出品者)商品をTransparencyに登録する
2.(出品者)商品にTransparencyコードを商品に張り付ける、もしくは商品パッケージに印字する
3.(出品者)FBA納品する場合は納品
4.購入者による注文確定後、FBAに納品している場合はAmazonがTransparencyコードをスキャンし正規品のみが出荷
※Transparencyコードが無い商品は出荷されません。
5.(購入者)商品到着後、Transparencyアプリを使用して商品の真贋を確認できる

最後に

Amazon 偽造品対策については、ご理解いただけましたでしょうか?
一般的に偽造品の見分け方は難しいとされています。しかしAmazonは対策プログラムを組むことによって偽造品を減らすことができます。本記事を読んで偽造品対策をしましょう。

本記事がセラーの皆様の参考になれば嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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