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魔王MMDモデル仕様書

概要

魔王作成のMMDモデルの仕様をまとめます。
独自の仕様が多々あるため、モデル改造の際の一助になれば幸いです。
基本的にはゲーム案件的なモデルの作りになっています。

法線

髪、顔は法線を転写して影を簡略化させています。

アウトライン

髪、顔は法線を弄っているため、アウトライン用のメッシュを別に用意しています。
アウトラインを出したくない部分はくりぬいています。

表情ボーン

表情はほぼすべてボーン制御です。
舌以外はボーンの位置移動のみで作成しています。
ボーンはデフォルトでは非表示に設定しています。

既存のモーフの形状で任意のボーンを選択し、「現在の変形形状で新規ボーンモーフを追加」で調整することができます。

シェーダー

シェーダーはless様のAlternativeFullシェーダーを元に卯月ノム様に機能追加をしていただいたものを使用しています。
emdを使用しており、pmxと同名にすることで自動的に読みこまれます。
※モデル改造をしてpmxの名前が変わった場合はemdも複製して名称変更する必要があります。

この割り当てが崩れてしまうシェーダーは基本的に使用不可になります。
材質を弄った際にも同じく見た目が崩れてしまうため材質の順番が変わった際には再度emdを作り直す必要があります。
ポスト系のシェーダーがオススメです。

テクスチャ

使用しているテクスチャは、カラーテクスチャ、影テクスチャ、
統合テクスチャの3枚あり、pmxに割り当てられているのはカラーテクスチャのみです。

他2枚のテクスチャはshader側で割り当てられています。
(魔)天雨 アコ\shaderにあるfxファイルのパラメータを弄ることでスペキュラなどの出方を調整することができます。
モデル改造を行ってテクスチャ名を変えた際はfx側も修正する必要があります。

統合テクスチャはRGBチャンネルにそれぞれ3枚のマスクが格納されており、
R:描き影、黒の箇所は完全に影になり、逆光になった際にワントーン暗くなる処理が入っています。

G:白い箇所にスペキュラが入ります。
明度差でスペキュラの濃さが変わります。

B:白い箇所にpmxで割り当てたスフィアマップが入ります。

まとめ

正直クソめんどくさい仕様だなと思いますが、まぁこんな感じの技術探求を目的としたモデルもあっていいんじゃないかと思っています。
どちらかというと読みこんだだけで使う初心者とシェーダー周りまで理解している超玄人向けピーキーモデルなため、シェーダーで作風を作っているMMDerからしたら使いづらいことこの上ないと思います。
でも僕はこの作風なので仕方がないですね。


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