某アダルトショップ雑感2

金曜夜。一般には男が一人で自慰道具を買いに来るか、或いは玩具を買いに来るのかというのが太宗ではある。しかし中には男女で来るとか、女子同士で来るというのもある。

ひとつ言うと、男子の若いのが数人連れ立って来る場合というのはほぼ冷やかしで帰るのが常道と思っている。だって他人に自分のオナ道具を知られたくないじゃん？

あと、オジサンが連れ立って来るというのも俺は見たことが無い。まさか嫁に使う玩具を買うのに仲間と一緒に来る筈がないし、婚外相手に使うとも言えない。

なので老若問わず男は一人でここにきて何かを買っていくというのがほとんどだと俺は断定する。

たまに女子が一人でここに来るというのは見かけるが、これはどういう人だろうかと遠目にチラチラと横顔を見る。やはり素人では無さそうだよねと。

女子が二人で来ると結構あっけらかんに、シリコンの触り心地とか動き方を確かめて歓声を上げたりする。こういう人もどういう人なんだろうねとこっそり横顔を見る。

そして今回驚いたというか裏山杉な来店客。40代の男女。男はスーツでビジネスマン風。女は分からないがキャリアウーマン風。いわゆるOL風には見えない感じもしたがわからん。

嫁を連れてくることな絶対にない、しかし婚外でここに来るというのもちょっと現実離れしている。お互い独身の金に余裕のある男女、なんだろうかと。女の横顔を何度か見た。キレイな人というよりも落ち着いた感じの人。いいねこういう女性。そんな感じ。

そして二人でレジに行った。さあ男は何を買ったのか？この女に使う玩具の性癖はなんだろうかと？そして女本人の性癖。「これならいいんじゃない？」風にやり取りして決めたのかどうかは知らないが。

結局何を買ったのかは見えなかった。こっちも覗きに行くわけにもいかないし。

そして金曜夜。この男女は買った玩具を持って手を繋いで夜のホテルに入ったのだろうか。ラブホじゃ無いな、シティーホテルだなきっと。

色々と想像は膨らむし、現実は小説の先を行くんだよねと、今日思ったわ。

続く