隠猫(いんねこ)、朝倉杏子を語る

初めてまして。
僭越ながら、隠猫が本アドベンドカレンダーの最終回を担当させていただきます。締めの記事が単推し全開で申し訳ありません。まさに汗顔の至りであります。

今回は杏二郎さんの出番はありません。あしからず……


0.出会いとか

2022年12月25日。この日は、隠猫が朝倉杏子ちゃんを知った日です。
きっかけは同じく12月25日、松永伊織さんのメンバーシップ限定配信で放たれた「昨日のことだけど、もっと後輩が欲しい」という一言から。
もっと欲しいって何だよメンバー増えたのかよ……増えてるー?! といった感じで、少々出遅れつつも認識しました。

この人はRIOT MUSICに風穴を開ける、その確信は今でも覚えていますし、確実に開けてくれました。
杏子ちゃんが居たから歌える曲が増えた/歌ったという言葉に聞き覚えがあるリスナーは少なくないと思います。その言葉こそが彼女が開けた風穴、残した爪痕、刻んだ足跡。
方向性は違えども「アーティスト」の集団であったRIOT MUSIC。そこに「アイドル」である朝倉杏子ちゃんが加わったことは、少なくともBlitz Wing(ブリッツ・ウイング)のレーベルにとって好ましい影響があったと信じています。


1.Blitz Wing唯一無二の「アイドル」

アイドルとは。アーティストとは。
この分野は不勉強なのですが、思うことをつらつらと。
あ、Blitz Wingとしたのは化ケドルもアイドル路線だからです。(つまりRIOT MUSIC唯一ではない)

この二つは、分野こそ重なるものの明確に違っているのだと思います。
・アイドルとは生きざまで魅せる者
・アーティストとは専門分野で表現する者
といったふうに自分は認識しておりまして、異論は多々あると思われますがご容赦ください。
この「生きざま」というのが肝要でして、ある種の英雄譚というか、成長体験の共有といいますか……とりあえず、下記の埋め込みをご覧ください。

これですよこれ。オリジナル曲のコール練習会配信です。
朝倉杏子のために作られた曲が、杏子ちゃんとリスナーの双方向コミュニケーションによって俺らの歌へと昇華する過程がこの配信にあります。
この一体感、たまらんなあ! MVでもついついコールしちゃうぜ!
(ファンのコールが入ってこそ完成する曲、と言えなくもない)
……という、アイドルの強みが存分に発揮された回であると確信しています。
他にも、Re;volt(RIOT MUSIC全体ライブ)2023に向けた目標が「息切れしない」であったり、配信では稀にカンペを頼る口上もライブの時にはバシッと決めてくれたりと、弱いところや未熟な面をも武器にしてこれたのは、ひとえにアイドルであるからでしょう。
このあたり、意外とアーティストは敬遠する分野だと思っています。少なくとも配信ではそうそう見せない(逆に言うとメンバーシップ限定配信ならチラ見せしてもらえる)わけですが、許容できる欠点こそ最大のチャームポイントということで、どうかひとつご寛恕ください。

そして、アイドルを語るならこちらも外せない。

「真の17歳」の座をかけて、化ケドルの髑髏てにすさんとクイズバトル。
芸人? いいえ、アイドルです。
アーティストでは不可能な配信がここにある。
RIOT MUSICに風穴を開けた、と前述しましたが、ブチ開けた結果が上記の動画として結実しました。

また事務所名にある「RIOT」 は「暴動」という意味で使われることが多いですが、他に「奔放」「多種多彩」「非常に面白い」という意味もあります。
「多種多彩」な「非常に面白い」感情を「奔放」する
心の壁を壊す革新的な「暴動」の様な歌を奏でていきます。

RIOT MUSIC(ABOUT)
https://riot-music.com/about/

このように公式サイトに書かれている通り、まさに奔放、多種多彩。
音楽事務所という枠すら揺り動かす、暴動のようなエンターテイメント。
お嫌いですか? 僕は大好きです。


2.かわいい(可愛い)(カワイイ)(kawaii)

かわいい!

かわいい!

……語彙力が再起動しました。
と、まあ2割冗談はさておき、まあ可愛いこと可愛いこと。
この路線で行くというのは、ある種の覚悟、もしくは断念、あるいは決意。
そういったものが混ざり合い、形となった結果でしょう。
万人受けするわけでもなければ、流行のスタイルでもありません。人によっては「あざとい」と敬遠するかもしれません。
だが、それがいい。
いいんだよそんなこと。全力でかわいいのは希少価値だ。強い武器だ。
選ぶのは良いことだ。キミが選んだその選択肢は間違いじゃない。
他の誰にもできないことを見せつけてやれ!

いや本当、何度でも言いますが、RIOT MUSIC唯一無二という強みを生かして欲しいと強く思います。


3.活動方針「献身」

RIOT MUSICのアーティストは、それぞれの活動方針を掲げています。
杏子ちゃんは「献身」ですね。
字義としては、他者のために心身を捧げること、となっています。
杏子ちゃんはきっと相手のためなら何でもできるタイプだと思います。
そういう意味ではピッタリの言葉ですし、活動そのものを自然体でできるのは良いですよね。
(自分が食べるためのご飯を作るのは苦手、というお話を伺ったことがあるのですが、その事実は別方向からの補強材料となり得るでしょう)

ふと思ったのですが、活動方針というのは建前で、本人の人柄を表しているのでは……と考えたりもします。
できることを伸ばしていくほうが建設的ですし。

さて、おさらいがてらに、自分が把握している分ですが各アーティストの活動方針と本人の印象をあげていきます。

道明寺ここあ:
活動テーマは「勇気」、イメージカラーは青
勇気の熱量でリスナーに灯をともすパワフルシンガー。未来を切り開く勇者にして最強のラスボス。
現在活動休止中

芦澤サキ:
活動テーマは「絆」、イメージカラーは赤
活動終了。猫を飼い慣らすことはできない、きっとそういう事だったんだろう。
「『推す』とは関わる事である」これを叩き込んでくれた恩人。

松永依織:
活動テーマは「可憐」、イメージカラーは白
姉貴分と少女性の間で揺れる白百合。納得できないなら「我儘コンフリクト」を聴くがよい。

皇美緒奈:
活動テーマは「慈愛」、イメージカラーは緑(ターコイズグリーン)
リスナーにとっての止まり木、投錨地。実家以上の安心感。(個人の感想です)

朝倉杏子:
活動テーマは「献身」、イメージカラーはサクラピンク
交流なき献身はない、その体現者。その一方で、いわゆる「俺ら」に近しい属性も持ち合わせる。好き。

伊月知世:
活動テーマは「愛憐」、イメージカラーはパープル
赦し枠(新ジャンル)。最期の一服に付き合ってくれるタイプ、異論は認める。

白河しらせ:
活動テーマは「共感」、イメージカラーはパステルブルー
癒し枠。布団のような安心感、もしくは二度寝の安らぎ。

蜜乃木ジル:
活動テーマは「魔法」、イメージカラーはクリムゾン
赤髪翠眼は魔法使いの証。配信とMVで印象がガラリと変わるさまは魔法の一言。独特な歌い方と低音が刺さる人には深く刺さる。

時庭らんぜ:
活動テーマは「素直」、イメージカラーはパステルピンク
ちょっと掴みどころがない(としか思えない)んですが、おそらくそれでいいんじゃないかな……。人の本心は不変でも確固でもありませんし。

長瀬有花:
活動テーマは「憧憬」、イメージカラーはオレンジ
かつて見た、見たはずの、もしくは見てみたかった(ここ過去形)光景を表現するアーティスト。たまに3次元に出没する。

凪原涼菜:
活動テーマは「救済」、イメージカラーは水色
歌唱力×感情表現=強い。2023バースデーライブで「救済」の解像度が上がり、印象を新たにした人も多いのでは?

神崎茜:
活動テーマは「激情」、イメージカラーは紫
ちょいエロおちゃらけ酒飲みオネーサン。そうやって息抜きしてないと自分の熱量で焼き付く人種、その可能性は低くないと思ってる。

初瀬川岬:
活動テーマは「希望」、イメージカラーは黄色
娘もしくは孫。健やかに育ってほしい、この願いこそが「希望」よ。

……と、こんな感じですねー。
汽元象レコードから12月26日にデビューされる愁子さんは「音楽的生活」をコンセプトに掲げているそうで、どんな活動をされるか楽しみです。


4.最後に

とっちらかった形になってしまいましたが、このあたりで〆とさせていただきます。

この記事を書いている最中に、デビュー1周年記念ライブと2つ目のオリジナル曲MV発表がありました。
(個人的には、さらに「誇り高きアイドル」の解禁が加わります)

たった1年、されど1年。毎日のように歌配信やMVを聴いてきた身としては、驚くほどの上達を魅せてくれたと感じます。
1周年ライブとMVを聴き比べれば、誰の目にも明らかでしょう。
それほどの成長を見せてくれた朝倉杏子ちゃん、2年目に何を巻き起こすのか、今から楽しみでなりません。

杏子ちゃん、死ぬまで推すぜ
(あの世に引っ越ししても推し続けるよ、の意味)

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