アルコールは水分補給になりません!!~衹園祭より~

今年の夏は、去年よりも暑い!そんな会話を毎年している耳にしたことがあって、どんなんかな?と思っていた祭り。毎年ニュースで報道され、一度は行ってみたいと思っている祭り。そんな祭りが皆さんにもあると思います。青森のねぶた祭り、大阪岸和田のだんじり祭り、大阪天満宮の天神祭り、そして、京都の衹園祭。コロナの影響で2020年、2021年の開催が中止となり、昨年テレビで3年ぶりに開催された事がテレビでやっていた。その時、来年は見に行きたいなと思ってた。2023年7月16日、その夢が叶いました。当日、台風一過の影響もあり、恐ろしい程の暑さの中京都へ。
あまりにも暑いので、断念しようかと考えましたが、この機会を逃したら次は無いと思い、いざ京都へ向かいました。

先斗町

阪急京都線で、京都河原町駅へ。途中の西京極駅辺りから急に浴衣姿の女性や甚平姿の男性が電車に乗ってきて、会場までもうちょっと感が出てきました。烏丸駅では乗ってくる人みんなそんな格好でした。京都河原町駅を下車し、まずは先斗町を散策。とても風情があり、優雅な気分で歩く事ができました。こんな場所を散歩できる事にとても満足感があり、癒されました。
三条大橋のところから鴨川に下り、川の歩道を四条通りまで戻りました。鴨川は、桟敷ヶ岳を水源とし桂川と合流するまでの約23kmを流れており、京都の長い歴史に必ず登場する由緒ある河川です。その水は水源から近い事もあってとても冷たく、そして澄んでおり、鮎も生息している程です。その鴨川を目の前に料亭、割烹が納涼床を出しており、外国人の方や観光客が食事をしていました。この現代にあって、少し異空間を感じる場所でした。

納涼床
涼しげな鴨川

この時の時間、13:30。
気温35.6℃。
サングラスしていないと、目がチカチカしてしまうほどでした。そんな中、衹園祭の主催とされている八坂神社へ向かいました。

神社の中には、三基の神輿が祭られていました。また、訪れている観光客は、外国人がとても多かったのが印象的でした。その中で、今までは爆買いの大好きな、順番を守らず平気で横入りする、あまり衛生的ではないお国の方が多かったのに、白人の方の姿が多く見受けられました。欧米の方や欧州の方、アジアの方も多かったけど、白人の方が目立ちました。やはり円安の影響があるので

三基の神輿
三基の神輿

京都に到着して約1.5時間が経過。ここで、やっと水分補給!!🍺🍺
この一杯の為に、電車で来ました!!いや~生き返りました(笑)
しかし、この後「お酒は水分補給にならない」事を身をもって実感しました。
八坂神社を後にした私は、四条通りを烏丸方面に進み、山鉾を観に行きました。四条通りには、多くの山鉾が設置されていました。

長刀鉾
函谷鉾

四条通の歩道は、観光客で埋め尽くされていました。
「立ち止まらないで下さい!!」と叫び続ける警備員さん。本当にご苦労様です。しかし、残念ながら見物客にそのお言葉は届いておらず、皆さん立ち止まってスマホで写真撮りまくってました(笑)📱
この時の時刻は15時40分。気温は35.8℃。恐らく暑さのピークでしょう。
先ほど6台目の救急車が熱中症の方を運んでいました。
私も、体力には自信がありましたが、八坂神社で飲んだビールは全く体を潤す事が無く、むしろ体力を消耗してしまった為、ビールではなく水をがぶ飲みし、通りにあるデパートに入って涼みながら色々な山鉾を楽しみました。
やっぱり来たからには夜までいようと思い、少し会場からはなれて休憩。
そこは、「立誠ひろば」といい人工芝が敷かれた場所で、多くの人が休憩場所として利用しています。そこに、「レモネードbyレモニカ」というショップがあり、そこのレモネードがめっちゃうまかった!!レモネードってこんなに旨かったっけ!?という位体に染みました!!

レモネードbyレモニカ

17時45分。気温33.5℃。いよいよ四条通が歩行者天国となる18時に迫ってきたので、私も四条通へ向かいました。この時、既に体力は著しく消耗しており、本音は「帰りたい!!」でも「観たい!!」そんな感じで暑さがめっちゃ残る会場にいました。

ホコテン

そして、18時になると、四条通りは歩行者天国となり、山鉾の提灯に灯がともりました。待ちに待った瞬間です!!

幻想的な世界

残された体力を考え、1時間程度の見物となりましたが、夕刻の空の下で提灯の灯りがとても映えて、綺麗でした。この景色は、生涯忘れる事はないでしょう。本当であれば、翌日に行われた「山鉾巡行」を見たかった。また、この夜景を見ながらクイっ🍺といきたかったのですが、残念ながら翌日の業務に影響してしまうと思い、断念しました。
私が今まで見物した様々なお祭りの中でも、とても歴史を感じる事ができる祭りでした。行きかう見物客にも、何か他のお祭りとは違うものを感じていました。
従業員との話の中で、関西の有名な祭りとして京都の衹園祭、大阪の天神祭があり、それを関西二大祭としているそうです。関東人の私としてはそこにだんじり祭りは入らないの?と聞くと、だんじり祭は岸和田で行われておりとても気性が荒いので、職場のある摂津や茨木(いわゆる北摂地区)の人は、あまり行かないらしいです。更には、「衹園祭は、ジジとババ」「天神祭は若者向けやで」と言われてしまいました(笑)。しかし、衹園祭に行ったことを話すと、行った事のある従業員がとても会話に食いついてきて盛り上がりのある会話が出来ました。
仕事の為、天神祭には行くことは出来ませんでしたが、テレビで花火大会の様子が放送されており、それを見ながらクイッと🍺いきました。
私が訪れた7/16は、21時30分までに約30万人の見物客が訪れたそうです。皆さん口々に「こんなに人がいたらコロナになるかもしれないからマスクしないと」と言いながら、マスクをしていない人が多かったです。
生まれて初めて見物した衹園祭とは、すげ~祭です。
2020年2021年と開催中止になり、やや自粛ムードの中行われた2022年があって、待ちに待った規制なしの開催は、これだけ多くの人々を呼び寄せる力と魅力がある偉大な祭りであると実感しました。もっと衹園祭を知りたいと思います。
次回(来年)は、日中の見物は捨てて、夜の見物に集中します!!



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