見出し画像

神さんとのお仕事㊶「人との比較」

「生まれた環境も、食べてきたものも、知り合った人も全然違うのに、他人と自分とを比較してどうするんだ」

神さんは人との比較をして自分を卑下してしまっている人にはこう言われています。

「十人いれば十人分、百人いれば百人分、千人いれば千人分の人生がある」

神さんは一緒にお仕事をするにあたって口酸っぱく言ってこられた言葉です。うちに来られたお客さんは誰一人同じではないので、同じように見えても細かい部分が必ず違うからアドバイスをする時は気をつけないといけません。その細かい部分が見れているかいないかで、神さんからもらった言葉のお伝えの仕方は大きく変わってくるからるからです。

誰一人同じ人生を歩んできた人はいないのに、他人と自分を比較しても意味がありません。同じ学校、同じクラスの同級生でもみんな家庭は違います。同じ学校に通っているきょうだいだとしても年齢と友達は違います。すべてが同じになることはないのです。

人が他人と自分とを比較するのにはいくつかの理由があり、大半の人にはその中のものすごく簡単な一つの理由が当てはまります。その理由とは、

「しんどいことをしたくないから」

自分がしんどいことをしたくない理由を、誰かを引っ張り出して言い訳にして自分が悪くないようにするために「比較を利用している」のです。しないことの言い訳作りの比較なのです。だからやめられない。

僕みたいなお仕事をしている人で他人との比較を「自分を傷つけないようにやめましょう」みたいに書かれている方がおられますが、本当は逆で「自分を守るための成長のない比較はやめましょう」なのです。

同じものを見たとしても、人それぞれ見え方は違います。同じものを食べたとしても、同じ風景を見たとしても、いろんなことで人それぞれなのです。同じことをやったとしても、やる人によって出てくる雰囲気や味やデザインは変わってくるのです。それでいいのです。

「比較はするな、でも競争はしたほうがいい」

神さんはこうも言われています。まわりの人を「しない言い訳」にするのではなく、「頑張る活力」にすれば努力をすることも苦ではなくなります。宝石がたくさんの傷をつけることで輝きを手に入れるように、人もたくさんの傷をつけて魂を磨くべきではないかと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?