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神さんとのお仕事68「それは秘密です」

「それはいつ頃になりそうですか?」

相談を受けている時に時期のことを聞かれることがよくあります。確かに物事が起こる時期がわかれば対策も打てますし気持ちも楽になるのはわかりますが、神さんは必要な場合を除いて時期を知らせることをあまり良しとされません。それはどうしてかというと、

その時期を待ち、自分なりに動くことが成長に繋がる

からです。いつ来るかわからない、いつ起こるかわからない、いつ出会うかもわからないことを待つのはしんどいことですが、そのしんどいこととしっかり向き合い、そのことに常に緊張感を持った状態でいることが人を強くします。もしその時期がわかってしまったならば、それらの緊張感がなくなるので人としての成長もなくなってしまうのを神さんは嫌がられるのです。

さらに深く話を進めると、物事が起こる時期が決まっていたとしてもその良し悪しまでは決まっていないので、その物事に対してどれだけの準備をしてきたかによって「物事の起こり方」は変わると思ってください。前からお話をしているように世の中は「等価交換」の力で動いているので、やった分だけしか自分には返ってきません。時期を知った人が「もう大丈夫だ」と緊張を解いて起こるまでの準備を怠ったとしたら、知った時点では良いことが起こる状態だったとしても悪いものに変わってしまう可能性があります。

なので、時期をお知らせすることを神さんは嫌がられるのです。

神さんは「人は怠惰な生き物だ」とよく言われます。性善説ではなく性悪説をもって物事を説くほうが良いと思われている節も感じる時があります。「自律、自戒」が昔から重んじられているのは、その前提があるからではないかと思います。

全てのことに完璧に対処をすることは難しいですが、ちょっとだけ気持ちを保った状態で生活をすることはできると思います。その緊張を持つことは面倒で手間かもしれないですが、その面倒や手間が必ずのちの花になるのではないかと思います。

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