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神さんとの日常「時間をかける」

神さんはよく

「何事もうまみは最後にやってくる」

と言われます。うまみとはその物事の「一番いい部分」のことで、本当のおいしさや成長や学びは最後に少し出てくるのでそこをちゃんと見ときなさいよということらしいです。お出汁で例えると、さっと簡単にとったお出汁は表面から出たもので栄養も少なくあまり香りも残りませんが、しっかりと時間をかけてとったお出汁には滋味深さがあり味も香りも口の中に残ります。時間をかけることが全ていいと限りませんが、スピード重視でできたものはどこか薄っぺらく印象が残らないものが多いように思います。

神さんはいろんな場面でうまみの話をされるのですが、あんこを焚く時とお餅をつく時は決まってこの話をされます。なぜなら神さんはお餅とあんこが大好物だからです。自分好みの状態に仕上げるよう、うしろで目を光らせておられます(笑)。

人の成長、特に子供の成長にはゆっくりと時間をかけてみてやる必要があります。早く成長したとしてもそれが表面だけでは人間的に深みがでないですし、そのあとの必要な経るべき段階をとばしてしまう怖さがあるからです。どれだけ成長に差があったとしても人として経るべき段階に変わりはありません。表面だけを見れば成長をしているかもしれないですが中身は成長していないことが多いので、このあたりを我慢強くじっくり育てていくことが人の成長には大事なことだと思います。

人の成長のためにも、ゆっくりと時間をかけてその人のうまみを引き出してやるのが「育てる」ということではないかと思います。

「かけた時間と手数の分だけあんこはおいしくなる」

神さんからもらった名言です。
自分の成長にもこの言葉を生かしていこうと思います。

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