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神さんとのお仕事74「最初は厳しく、それから緩く」

「厳しいところから緩いところを目指せばいい」

物事を進める際の考え方について聞かれた時、神さんは大抵の場合こう言われます。

最初に厳しいルールを決めてから必要でないルールを緩めていく。

これを逆にしてしまうと大抵の場合、違うゴールにたどり着くか途中でうまくいかないことになってしまいます。このパターンの典型が今の国会議員ではないかと思います。自分たちの特権を余すことなく享受するために緩いルールの制定をした結果、誰でも守れる「少し緩めのルール」ですら高いハードルになってしまい、結果として「それすらできない人達」として烙印を押されてしまって多くの人から信用を失っています。

昔から「何事も最初が肝心」と言いますが、本当に言い得て妙だと思います。先の国会議員も厳しいルールのもとで「法的に間違いはない」と言えば誰もが納得できることですが、緩いルールのものでは何の信用もなく聞き入れてもらえないのがわかっておらず、最初が緩かったので少し緩いルールでも「とてつもない罰」に見えているのです。

厳しいルールを最初に設けることはかなりの負荷があるのでしんどいことですが、それをすることで得られる信用は大きなものになると思います。日本人は相手のことを思いやる時に緩いルールで最初の部分を表現しようとしますが、本当にうまくいっている人は最初の部分をきっちりしたルールで表現します。それはお互いに今後もうまくいくためには、きっちりしたルールで物事を運用したほうがうまくいくことがわかっているからです。さらに加えると、最初にきっちりしたルールが飲めない人とはうまくいかないことがわかっているので最初に厳しいめのルールを提示しふるいにかけるのです。

ただ気をつけないといけないことは、人に提示した厳しいめのルールは自分もできていないといけないということです。自分は別のルールでは信用は得られないですし効力はありません。そこだけは忘れないでください。

ストレスはあとからかかる負荷によって起こります。最初が緩いので厳しくすることにストレスがかかるのならば、最初を厳しくして「緩くなった」と笑えるくらいが同じ地点に落ち着いたとしても見え方や感じ方が違い、何事にも前向きを維持できるのではないかと思います。

最近の日本にストレスが多くなった原因は「最初の厳しさ」のなさが一つだと思います。最初から厳しくすることはしんどいことかもしれないですが、何事も最初にくる面倒は避けて通れないのならばまとめて面倒なことをやってしまったほうが後々が楽になっていいのではないかと僕は思っています。

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