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神さんとのお仕事㊻ 「自由を望むなら」

「自分の自由だけを成り立たそうとするから、うまくいかないんだ」

神さんは「自由」を軽く考えておられる方によくこう言われます。個人主義が一部の影響力のある人により啓蒙されている日本では、個人を重要視するあまり他の人の権利を考えなくなっている人が多くなっているように思います。

神さんは個人主義になればなるほど「自由」は成り立ちにくいと言われます。その理由は、個人の自由が認められれば認められるほど反対側にある個人の自由も成立してしまうからです。これを最近のSNSで例えると、言論の自由は「好きなことを発言する」ことにも、「その発言を批判する」ことにも認められているのです。どちらも言論の自由という意味では間違っていません。自分だけの自由を主張するのは、相手の自由を無視することになるので必ず堂々巡りの意見の交わしあいになってしまいます。

だから神さんは「自分の自由だけを成り立たせるのは難しい」と言われるのです。

そこで大事になってくるのが「お互いさまの場所」を作っておくことになります。

お互いさまの場所とは「反対側の人のことを考えて少し控え目に行動をすること」だと思ってください。少し控えめな行動をとることで反対側の人との接点が少なくできるので、余計な摩擦や衝突を避けることができ無用なストレスが格段に減ります。

人間関係をうまく進めるためには、「お互いさまの場所」を大事にした考えと行動をすることだと思います。

神さんは「自分で自戒、自律ができてはじめて自由が手に入る」と言われます。自由とは好き勝手することではなく「自戒、自律の中でできたルールに従う」ことだと思ってください。

自立、自戒のない自由は「単なるわがまま」以外の何もでもありません。

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