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海はよぉ~、

☆-HIRO-☆ page.50
2024年7月28日(日)

夏到来!
抜けるように青く広がる空。白い砂浜に寄せては返す波、沖を眺めると深い藍色の向こうに陽の光が金色に反射している。
いいですねえ、夏の海水浴場。
心もウキウキ、開放的になってきます。

景色もいいし、波音を聞いてるだけでも楽しくなります。

これは海の楽しい場面。しかし海には怖い話しも付き物です。

自分が覚えてるお話し…その1
ある人が眺めのいい海岸に立ち、景色を写真に収めていた。
幾枚も写真を撮り、何気なく脇の切り立つ崖も写していた。どういう訳か分からないのだが連写モードで撮っていた。
後日、現像してみると…
崖上から一人の女性が身を投げる様子が小さく連続して写っていた。そしてまさに海面に到達しようかという時…海から無数の手が伸び、女性を引き込むかのように…

お話し その2
海水浴場で子供が大きな浮き輪に捕まり海を漂っていた。
父親からは一人で遠くには行かないようにと言われていたが、波間にぷかりぷかりと漂うのが楽しくて、いつしかかなり沖まで出てしまった。海水温が急に冷たくなり、怖くなって岸の方へ戻ろうとバタ足で向かおうとした。すると、突然、何者かに足首をむんずと掴まれる。
子供は恐怖におののき、必死に浮き輪にしがみついた。振りほどこうと足を必死で動かし、泣きながら助けを求めた。
ちょうど“どこに行ったのか”と回りを探していた父親が気づき、一目散に泳いで助けに向かう。
子供は岸に着いてもずっと泣きじゃくっていた。
「怖いオバケに海の中に引きずりこもうとされて足を掴まれた」
と訴える。父親は…
「そんなバカな。ウソをついたらいかんぞ」と言ったが、子供は泣き続ける。
「ウソなんかじゃないよ。下から怖い顔の人に睨まれたんだから…」
子供の足首を見た父親は言葉を失う。子供の足首の所にはくっきりと手の形で赤黒いアザがついていた。

よくある海の恐怖話しですね。

それでは自分のゾッとしたお話しを… これは心霊的な話しではありませんが、海の怖さを知ってゾッとしたお話し。

若い頃、千葉の外房の海水浴場に遊びに行きました。まだアクアラインなど出来る前だから朝早く家を出て友達と…だいぶ時間かけて行ったと覚えてます。
確か御宿(おんじゅく)だったかな。

長時間車に乗っていたので、着くと開放的な気持ちになり、早速海に入って行きました。
岸辺はぬるいけど、少し泳げば海水温は適度に冷たくのんびりと沖へ泳いで行きました。すごく気持ちが良かったと記憶してます。
ふと泳ぐのを止めて、立ち泳ぎで岸の方を眺めました。
すると思った以上に沖まで出ていて驚きました。こんなに沖まで泳いで出たつもりはないが…
そう離岸流という流れに乗ってしまっていたようです。
こんな時、慌てて岸を目指しても流れに逆らえず、体力を消耗するだけという事は知識として知っていました。
一度横に泳いでから岸に戻れば良いとは聞いていましたが、早く戻りたいとの焦りもあり、斜めに横切るように必死で泳ぎました。
ようやく岸に近づいてきて、ホッとしてまたゆっくりと泳ぎ、無事に海から上がる事ができました。
もうそれからは海に入る気持ちになれず、海の家で焼きそば食べてビール飲んで過ごしたなあ。(*´艸`*)

全力で必死で岸に向かってる時、「今日、海難事故でまた犠牲者が…」というニュースが頭によぎりました。

平和そうな、のどかな海水浴場でも一歩間違えれば地獄の恐怖もあるという事。皆さんもお気を付け下さい。

#真夏の怪談まつり2024


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