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赤城ヒルクライム2024エキスパート9位 52分51秒

ついに来た地元開催の大会。
今年はエキスパートで参戦。赤城のエキスパートは初参戦となる。

[目標 8位以内入賞]
[目標その2
近年、赤城のエキスパでcowのジャージを着て最終局面まで残っているのが良太さんのみの為、自分もそこらへんまで残ってcowは良太さんだけじゃないぜっていうのを見せつけたい。]

起床体重46.8kg

朝食アンパンに蜂蜜。串団子2本。アミノバイタル。エナジードリンク。
os-1  1本

機材
フレーム ヨネックスHR リムブレーキ
ホイール axライトネス  
ギア比 フロントシングル40t楕円 
    スプロケット 12-28

レース前の作戦。
今回のスタートリスト(?)のメンツを見てまずはチェックすべき人を確認。当然自分よりみんな格上。

まずは、

⭐︎優勝候補のしろわんくん。現在ヒルクラ界の最高峰の一角。
彼の動き次第でレースが動く為、誰もがマークしていただろう。彼が序盤から逃げたらそのまま行ってしまう力あり。だから彼が逃げたら状況次第でついて行かないといけないなぁとぼんやり考えていた。多分みんなも同じ考え。

⭐︎グランペールの〇〇はおれの嫁さん。
過去に赤城総合優勝した実力者。乗鞍では自分と順位が近かったが実力的には自分より一段、二段と上の存在。スタート前に過去の富士ヒルの時、声かけたの覚えてるかと聞かれたがそのジャージの方から声をかけられた人は絶対に忘れないですよ。
ちゃんと覚えてます。

⭐︎レジェンドのこんどるさん。
乗鞍で初めて姿を見たが搾りに絞った身体はまさにクライマー。最近復帰した模様だが乗鞍57分で走っており、ブランクなんてなんのそので、やばすぎる存在。レース後声をかけて下さりありがとうございます。緊張しましたw

⭐︎去年、赤城年代別大逃げかまし、逃げ切り優勝したズイフターのたたみすさん。ここ一、二年で頭角を表して今後のヒルクライム界を席巻するであろう存在。
個人的には今年の赤城は調子良ければ優勝するかもと思っていた存在。もはやバケモン。

⭐︎入賞常連のなおしさん。
自分と同じような体重だが緩斜面でも強く、ビックレースでも入賞に絡む実力者。自分の上位互換的な存在。エキスパで戦うにあたり彼の動画を見て勉強したいと思う自分の理想の選手。

レジェンドのとれたまさん。
自分的には雑誌から出てきたアイドル的な存在。ヒルクライムめちゃくちゃ強く、スプリント力は今大会でもトップクラス。ロングスプリントされたらやばい存在。昨年の湯の丸ヒルクライムでラストスプリントで一瞬にして葬られたw
今回も最終局面までいたら同じ展開にされるだろうと思っていた。

⭐︎チームメイトの良太さん。
俺のヒルクライムにおける歩くBible。
ヒルクライムならDKに次ぐCOWのNo.2。
レース運びがうまくいつも安定した結果を出している強者。群馬在籍で彼のように走りたいと彼のブログを参考に自分はここまで来れた。
勝手ながら師匠的な存在。
赤城はいつも気合いの入れようが凄まじく、チームメイトとはいえ怖すぎる存在。
そして、超えたい目標。

とりあえずこの方々が優勝、入賞候補と考察。

その他、自分が把握していないだけで当然各レースで優勝、入賞常連の強豪は当然ながらいる。
自分は挑戦者だからどんな風にやれば8位以内に食い込めるか考えた。

[レース運びを考える]

赤城ははっきり言って苦手なコース。比較的緩やかなのは言わずもがな。特に姫百合超えたらFTPベースが高い人が有利。そしてラスト1キロはスプリント力で決まる。
そんな中で自分が勝負できるポイントは旧料金所から姫百合までの勾配がきつい区間。
鼻から自分が持ってる力をここで全てぶつける気でいた。自分が先頭集団にいてローテで先頭に出た時は行くと決めていた。逃げる気はなく、勾配がきついところで足を削り人数を絞る作戦。とりあえず姫百合までは10人以下にしたい。
そんで姫百合以降はどうせ追いつかれるから、気合いで上位5人ぐらいの後ろにへばりつき、俺の攻撃でダメージを蓄積されてる人がいて落ちるのを祈るのみ。という作戦。
もちろん自分も落ちるかもだけど。

あとは、しろわんくんやオープンの金子君が出たら引いてもらうけど。ただぶら下がるのみ。

とりあえず出し切らない程度で姫百合まで行き、ラスト5キロは16分で行けばギリ入賞行けるのではないか?と思っていた。
ホームだし、そういった練習は積んできてるしある程度は自信があった。なきゃやらん。



⭐︎レース開始
天気は雨がぱらつく程度。気温は20度くらい。雨の心配があったがスタート時は耐えてくれた。
ただ寒さに弱い自分はどこまで耐えれるか分からないけど富士ほどじゃないだろうと言い聞かせた。
いざ、整列するがまさかのE1と同時スタートで混走。確かにエキスパは人数少ないがE1がいると有力のエキスパ勢がどこにいるのやら探すのが一苦労。E1もやりずらいだろうなと。

とりあえず前目で位置。雨は弱いが前者のリアタイヤから来る水飛沫で寒いのなんの。嫌だなぁと言っている間に松姫まできてリアルスタート。

目の前に良太さんがいた為、ひたすら張り付く。
そのまま良太さんの背中に張り付き畜産までは作戦通り待機。脚を使わずに進んでいく。
普段練習が1人だから集団の恩恵が凄まじい事に感激w
群馬グリフィンの面々とE1が先頭で走っているようで畜産まで全く疲れなかった。
畜産手前くらいから天照の大野さんが飛び出すが集団は静観。
が、横から優勝候補のしろわんくんが抜けていく為、つかさずチェック。たたみすさんもいた。集団の5番目くらいに入り、ローテに加わる。
先頭に出るが2秒もしない内に変わる俺。
無駄な力は使わない。
大野さんも吸収し、旧料金前で有力どころが固まっていた。
作戦通り旧料金に入る最初の勾配上がる所でペースアップをする。
最初はしろわんくん、金子くんらがローテしていたが自分の番がきたと同時に強度を上げ一本引き開始。途中E1の成田さんが先頭にでたりしたが
ペースを緩める為、自分はここが勝負なんだと強度を高めに維持。最後まで垂れないペース行く。
それから意地の一本引きで先頭を走り姫百合まで1.5キロ地点で振り返ると上記の面々くらいしか残っておらず作戦通りとなった。この時点でまだまだ余力はあった為もう一段ギアを上げる。
畜産から姫百合までそのまま先行し、26分台前半で経過。タイム的には自己ベスト更新である。

後ろがやや離れていた為、ラスト16分気合いでいくぞーと気合いを入れる。
が、案の定、しろわんくんにあっさり捕まり続く集団に吸収された。でも想定内。
ぱっとみ10人くらい(E1、オープン含む)で入賞もあり得る位置。
ただしろわんくんがエグい速度で駆けっていく。しろわんくんの後ろに良太さんがいたが若干離れており、良太さんも手でいってくれとサインを出している。

つかさずブリッジに入るがこの時に脹脛が一瞬ピキんと。あぶねー。ここでつったら終わる。引脚を意識してなんとかしがみ付く。
金子君もゼーゼーあーあー言って走っててコレはわざとか?と思いつつ走る。

ギリギリしがみついていたがキツ過ぎてラスト4キロ地点ほどで心拍がキツくなり戦略的撤退をする。この時点で8.910位か?
そして横にとれたまさんもいて、とれたまさんと並走。ただ前方にはなおしさん、こんどるさん、良太さんら4、5人目視出来ており、そこまで離れておらずまだまだ射程圏内。
前も限界近いのかなと見てとれて、とれたまさんが『これまだ着順上がるね』とペースを上げる為しがみ付く。ただラスト3キロは緩斜面。自分はかなりきつい。
とれたまさんしかり、なおしさんのトレインもまだ元気そうだ。
俺の作戦の中盤で足削ってやる作戦はこのレベルには通じずww
むしろみんなのタイムを上げるためのアシストに過ぎなかったか笑

ただ良太さんは後ろから見る限り限界そうで追いつきそうと思ったが自分も限界寸前。
ラスト2キロ手前でとれたまさんに『自分、ペースで行きます』と限界を伝える。あっという間にとれたまさんは良太さんを捕まえ、良太さんを引き離し消えていった。
とれたまさん、強い。あれが今日の最後の理想の姿だった。
みんな、はえぇなぁと自分の弱さを噛み締めてサイコンを見るが平均時速を見て自分が遅いわけじゃなく、みんなが速すぎるんだってここで認識。
姫百合から新坂平まで16分でいくペース。予定通りのタイムで速い。なのに置いてかれる現実。まじかー。

ラスト1キロを過ぎて、10メートルくらい先で良太さんが見える。出し切った男の姿だ。
いつもYouTubeで画面越しにしか見れなかった本気の良太さん。ここ数年、cowの中で赤城エキスパを1人で戦ってきた男。
その姿をリアルに見れて夢のような光景だった。
ただコレはレース。
成長したおじさんの姿を見せつけてやると追いかける。
だが、差が縮まらない。

良太さんがこちらをチラチラ見ながらラストのストレート。お互いフラフラでラストスパート。
貧脚スプリントでは良太さんに追いつくはずもなくゴール。

リザルト
9位 52分51秒

届かなかった。。

エキスパの入賞にあと10秒。

遠い。てか、みんなつぇぇな。
去年よりも1分以上速いタイムなのに届かない。
今年はやる事はやった。出し切った。
間違いなく今年最高の走りができた。
楽しかった。

でも届かなかった。 

優勝のしろわんくんに筆頭にトップ3は畜産から新坂平まで42分台。
めちゃくちゃ速い。コレがトップか。

ゴール後、みんなと談笑しているが悔しさがメラメラと湧いてきた。
まだまだまコレからだ。
とれたまさんやこんどるさんを見てまだまだ成長出来るって思える。
自分も段々と近づいてきているという手応えがある。
自転車の才能はないけどバカみたいに朝早起きして走る才能はあるからな。

来年、絶対にやってやる。

最後に
赤城山よ。いつも練習させてくれてありがとう。赤城山の王になるのを夢みて、また登りにくるよ。

cowのメンバーも優勝、入賞多数!
おめでとう御座います!
運営、選手の方々お疲れ様でした。



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