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読書感想文③~『意識と本質~』井筒 俊彦~

最も進んでいる哲学だった?!東洋哲学の総覧

難しい。。これが本書を読み始めた際の最初の感想だった。
新しい概念だらけで理解が追い付かない。
2周して図解化してなんとか分かった気がするのが今の状態だ。

しかし、おぼろげな理解ながら、西洋哲学に染まってしまっている現代の私たちにとって、独創的で、新たな方向性を示してくれる思想を持っていると思う。

特に、「本質は存在しない、故に我々は自由だ」という本質否定派(禅、大乗仏教など)の思想は、西洋哲学の限界として表れたポストモダンの隘路を乗り越える哲学ではないだろうか。


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