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S19 最終885位 R1907 反省 

構築、及び伝説環境について考えていたことを簡単にメモしておきます。

結果

TNリュウガ 最終885位 R1907
TNギルガルド 最終宇宙

使用構築

構築経緯

S18での反省から上位の構築記事を読み込んだりレンタルを使用していた。

パラボラチャージを採用したチョッキミライドンが対面とサイクルを両立できるポケモンとして使用感が良かったため使っていたが、黒バドの地面テラスが増加傾向にあったことから技選択が難しいと感じたためミライドンの使用を諦め、一致技をテラスやタイプ受けで無効化されないことから根拠のある技選択がしやすいと思ったザシアンを伝説枠に選択した。

ザシアンの型はHA水テラス電光石火型とHAS地面テラス草分け型を試し、使用感の良かった後者を選択した。

ザシアン軸はザシアンの性能的に対面選出を用意する必要性が高く、積み技を採用した対面駒を取り巻きに添えることが必須であると考え、レンタルを使っていて使用感が良かったS18最終1位構築のブエナ瞑想ハバタクカミと襷剣舞パオジアンをほぼそのまま採用し基本選出とした。

基本選出で課題となる単体、並びを考えたところ、コライドン、ザシアン、ホウオウ、メタモン、ヘイラッシャ、ラウドボーン、ミライアマガ等が上げられた。

この内、コライドン以外に比較的対応可能であり、黒バド軸への選出も可能な電気テラス身代わりキョジオーンを4匹目に採用した。

5匹目には、ウーラオス、ハッサム、炎オーガポンにある程度強く地面の一貫を切れるポケモンを求めた。

汎用性を損ねることなくこれらの要素を持てるHAゴツメカイリューを5匹目に採用した。

ここまでの5匹+コライドン、ザシアン、ラス1瞑想系の伝説(テラパゴス、ルナアーラ、ルギア)に出せる地面枠としてHBカバルドンを採用した並びで潜っていた際に、コライドン+ヘイラッシャ+ガチグマ(どっちでも)の並びにどう選出しても勝てないことに気付いた。

この並びに刺せる枠として、S振り水テラスシルクのスカーフ暁ガチグマをカバルドンの枠に採用、カバルドンに代わってコライドン軸に初手置きできるポケモンとしてハバタクカミに甘えるを採用して構築を完成とした。

個体詳細

(ポケソルテキストを使用させて頂きました、貼り付けるだけだから楽でいいね👍)

ザシアン(剣の王) @ くちたけん

テラスタイプ: じめん

特性: ふとうのけん

性格: ようき

195(220)-184(108)-136(4)-90-136(4)-209(172)

きょじゅうざん / テラバースト / つるぎのまい / くさわけ

調整意図
S18最終1位構築の調整からHを2落としてASに振り分け

メインウェポンの巨獣斬、捲り性能を高める剣の舞、対面性能を高める草分けは確定。
地面テラバーストの枠にステラバースト、水テラバースト、インファイト、ワイルドボルト等を採用することも一考したが、地面テラバザシアンとムンフォマジフレカミの攻撃面の補完が良いことに気付いたため、変更せずに地面テラバで使い続けた。

ハバタクカミ @ ブーストエナジー

テラスタイプ: みず

特性: こだいかっせい

性格: おくびょう

159(228)-67-93(140)-164(68)-156(4)-180(68)

ムーンフォース / マジカルフレイム / めいそう / あまえる

調整意図
A205鋼テラスコライドンの-2アイアンヘッド確定耐え(被緋色の鼓動込み)
大体のスカーフミライドンを抜けるSライン
余りC

ミライハッサムウーラに初手置きするためのムーンフォース、マジカルフレイム、コライドン軸に初手置きするための甘える、捲り性能を高めるための瞑想で完結。
キョジオーン、ノマテラカイリュー、ガチグマでゴーストの一貫切りは十分と判断し、コライ、ザシアン、パオ、ウーラ、ハッサム等に対して勝ち筋を生み出せる水テラスタルを採用。

パオジアン @ きあいのタスキ

テラスタイプ: ステラ

特性: わざわいのつるぎ

性格: いじっぱり

155-189(252)-101(4)-99-85-187(252)

つららおとし / ふいうち / かみくだく / つるぎのまい

調整意図
縛り範囲を広げるため意地AS

メインウェポンである氷柱落とし、噛み砕く、捲り性能を高める剣の舞は確定。
先制技は不意打ちではなく氷の礫を選択すると、スカーフミラコラの蜻蛉ボルチェンにリスクを付けたり襷黒バドへの勝率を上げることができるが、本構築では後発に置いて数的不利を捲る役割を担ってもらうことが多いため、縛り範囲が広い不意打ちを選択した。
テラスタルはテラス権が余るか、切れば確定で勝てる場面でしか切らないため、それらの場面において最も強いステラテラスタルを採用。
試行錯誤はしたものの、結果的に参考元と全く同じ型に落ち着いた。

キョジオーン @ たべのこし

テラスタイプ: でんき

特性: きよめのしお

性格: わんぱく

207(252)-121(4)-188(164)-58-117(52)-60(36)

しおづけ / じこさいせい / まもる / みがわり

調整意図
テラス時、A121ヘイラッシャのウェーブタックルを身代わりが13/16で耐える
同族意識のS振り
余りD

このポケモンの存在意義である塩漬け、自己再生、拘りロックや、残飯と合わせた体力管理、TOD性能の引き上げができる守る、地割れに耐性を持てたりTOD性能を高める身代わりで完結。
ザシアン、メタモン受けも担ってもらう必要があるため、鋼半減のテラスタイプである必要がある。
鋼半減のテラスタイプは水、炎、鋼、電気の4タイプだが、水は草技持ちの黒バド+ヘイラッシャの並びに勝てない、炎と鋼は黒バドの取り巻きに必ずいる水ラオスに弱すぎるため、消去法で電気を採用。結果的にこの構築が厳しいミライドン+ザシアン受け(ヘイラッシャ、アーマーガア、ヒートロトム)に対してキョジオーンで誤魔化す選択肢を生み出せたため、最強のテラスタイプだった。
ミライドンに対しては、守る→テラス自己再生と押すことで、電気技やテラバーストを選択してフィールドが枯れるか、流星群を選択して特攻ダウンするかの2択を相手に迫る。
これにより、眼鏡と瞑想以外のミライドンをほとんど誤魔化すことができた。

カイリュー @ ゴツゴツメット

テラスタイプ: ノーマル

特性: マルチスケイル

性格: いじっぱり

197(244)-194(180)-123(60)-108-121(4)-103(20)

しんそく / じしん / はねやすめ / アンコール

調整意図
ザシアンをコピーしたメタモンの+2巨獣斬がマルスケ+羽休めで受かる
準速原種ガチグマ抜き
余りA

最強先制技の神速、範囲補完の地震、クッションの役割を成立させるためのアンコールと羽休めで完結。
と、言いたいところだが、アンコールの枠にドラゴンテールを採用した方が良かったかもしれない。(シーズン終わってから気付いた)
本構築の負けパターンとして、ステロ撒菱吹き飛ばしディンルーに荒らされた後、黒バドにスイープされるというものがあるのだが、ドラゴンテールであれば吹き飛ばしを拒否しながら逆にこちらが荒らしてエースを通す勝ち筋を作れていたため。

ガチグマ(赫月) @ シルクのスカーフ

テラスタイプ: みず

特性: しんがん

性格: ひかえめ

201(100)-81-147(52)-198(196)-87(12)-91(148)

ブラッドムーン / だいちのちから / しんくうは / さわぐ

調整意図
C11n
無振りチオンジェン抜き(ミラーが想定されるためS振りが必須)
余りをウーラオスの水流連打、ハバタクカミの眼鏡ムーンフォースの乱数を意識して耐久に振り分け

メインウェポンであるブラッドムーン、大地の力、先制技の真空波は確定。
騒ぐの採用理由についてだが、ヘイラッシャをガチグマで見ると言っても、欠伸で流されて好きなタイミングで地割れを撃たれていると全く勝てない。
そこで、欠伸を無効化しながら殴れる騒ぐに目を付けて採用した。
しかし、ガチグマを採用してからコライドン+ヘイラッシャの並びに当たることがほぼなく、当たった試合も騒ぐを押すことはなかった。
最終日に1回だけ騒ぐを押したものの鋼テラスカイリューに透かされて負けたため、シルクのスカーフ騒ぐではなくラムで採用するのが正解だった。

伝説環境で勝つために考えていたこと

あくまでも個人的に考えていただけのことであって、正解ではないことをご了承頂いた上で読んで下さい。

・常に6匹で戦える構築作り
例えば、コライドン+ヘイラッシャ+@4の構築VSミライドン+@5の構築が試合をする時、ヘイラッシャが試合に選出される可能性は限りなく0に近く、ミライドン側にもそれは見え透いている。

ただでさえ、「伝説枠に選出が集中する」=「選出画面において取れる選択肢、相手が考慮しないといけない選出パターンの量が少ない」環境であるのに、このようなマッチアップが起こってしまった場合、ミライドン側が選出画面で想定した通りの試合展開をされてしまいなす術なく負けてしまいかねない。

そのため、実際の型はピンポイントメタであっても、見た目上はできる限り多くの伝説に選出できる一般枠を並べ、メタ張りをする上でどうしても不足する耐性や特性等を型、テラスタル、立ち回り、並び等の工夫で補いながら試合展開を組み立てることが理想だと考えた。

ミライ黒バドに対するチョッキディンルー、コライザシアンに対するヘイラッシャ等、単体で伝説をガンメタできるポケモンを採用するメリットは、甘えた立ち回りでも拾える試合が存在することだけであり、極論ではあるが常に最強の立ち回り、選出ができるプレイヤーになればガンメタは必要ない。

・伝説メタの誘殺
選出画面で明らかに伝説へのメタとして採用されているとわかるポケモン、ザシアンの場合であればヘイラッシャ、ラウドボーン、カバルドン、メタモン等々。

役割対象の伝説とのマッチアップにおいてこれらのポケモンが選出されないことはほぼない、選出しないのであれば採用する意味がないからだ。

つまり、自分が使う伝説枠のメタを起点にしてそのまま単体で勝ち筋になれるポケモンを積極的に考えるべきである、本構築であればキョジオーンがこれに該当しており、実際にキョジオーンが多くの勝ちを拾ってくれた。

伝説枠を勝ち筋とする試合展開ができれば理想だが、それができない時に過剰に伝説を過信するのを止め、一般枠で勝ち筋になれるポケモン、詰ませ性能が高いポケモンや積み技を持つエース等を積極的に考えることが構築の勝ち筋を増やし、選出画面での選択肢を増やすことに繋がる。

・身代わり+守るの強さ
レギュレーションGになってから、グライオン、チオンジェンといった身代わり+守るを使うポケモンの評価が急激に上がったように思う。

この2匹の評価の高さについては懐疑的だったが、この2匹自体が強いというよりは身代わり+守るが強く、それを自然に採用できる点で評価が上がっていたのではないかと思う。

伝説の専用技はほとんどがpp8であることからppを枯らして受けを成立させたり、テラパゴス、ルナアーラ、ルギア等の瞑想伝説は取り巻きが起点作成や、状態異常、フィールドの展開に残数やHPを消費するため、身代わり+守るによるTODで逃げ切りが成立しやすい。

レギュレーションE、Fと比べてスケイルショット、水流連打、ハイパーボイス、アンコール、吹き飛ばし等の身代わりメタが全体的に減っているのも含めて追い風であるため、可能な限り構築に採用したい。

・ディンルー、キラフロル、ゴツメカイリュー+高速高火力伝説(黒バド)の親和性
ディンルーのステロ、撒菱、吹き飛ばし、カタスト、キラフロルの毒びし、ステロ、レッドカード、マッドショット、カイリューのゴツメ、アンコール、神速は襷、マルスケ、スカーフ、耐久振り、Sブースト、耐性テラス等あらゆる行動保証を奪う性能に長けており、行動保証を奪った後に黒バドを着地させて黒のいななきを発動させる動きが非常にシンプルながら最強だと感じた。

この事から、ディンルーやキラフロル、ゴツメカイリューに簡単に剥がされてしまう脆い行動保証に頼りすぎない構築作りを行う必要があり、それができていなかったのがS19の敗因の1つだったと考えている。

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現在、僕はリバティーガーデンというDiscordサーバーで活動させて頂いてます。

S18にて最終90位を獲得した実力者である鯖主のしゃるさんを筆頭に、真皇杯中四国予選優勝のカメレオンさん、S19にて念願のレート2000を達成されたケロムさん等、数々の実力者が日々通話で環境考察や構築相談をしたり、時には特殊ルールでの対戦をしたりと楽しく活動しています。

家族や隣人がうるさくて通話できない、自分の声を出すのは恥ずかしい、そんな人も大丈夫です!
聞き専OKなので!(僕は聞き専ですが、皆さん優しい方ばかりですぐに馴染めました!)

少しでも興味が出てきた人はしゃるさんへDMをお願いします🙇

補足:鯖主のしゃるさんより、他のポケモン鯖にあまり入ってない人に限定したいとのことです。僕としても、鯖に入って下さった方々とはできる限り深い交流がしたいと思っているので、ある程度通話への参加日数の確保ができるかどうか等を考慮した上でしゃるさんにご連絡頂ければと思います。

スペシャルサンクス

・真皇杯中四国予選の配信卓で熱い試合を魅せてくれたカメレオン
・毎日通話を開いてはランクマを頑張って自分のモチベを上げてくれたケロムさん、R2000おめでとうございます!
・最終日付近にポケモンを貸してほしいという急なお願いに応じて下さったさてずむさん、3桁おめでとうございます!
・いつもツイートを見て下さる方々、励みになってます、ありがとうございます!

S20、笑って終わるぞ!




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