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芸工事前面談をしたよ。

こんにちは、蛹顔です。三瀬先生と事前面談をやりました。
神保町で先生の画集をゲットしたので、なんとなく三瀬先生の人柄は把握してたのですがバカクソアホ緊張しちゃった。新人賞で一緒だった芸工大のお嬢さんともお話させてもらったんだけど、事前に話すこと固めてなかったのでその場で勝負みたいになっちゃった。
作品について話せと言われたけど、何かいつも作品について問われたとき返すように、コンセプトは恥ずかしくて話せず技法のことだけ話してしまったのが悔やまれるよ。

話した内容

自己紹介してください
大学から独学で描いてます。今は弁護士秘書をしています。コンペ出したり、画廊で展示販売してます。

作品について教えてください
石のやつ 墓石と墓地、死生観を描いた。死後の人格の希薄化と、石のマチエールを交差させました。
木のやつ 木の木目に対する愛着を生物に見立てて描きました。
アートオリンピアのやつ 珈琲を飲むときの落ち着き、珈琲の持つ歴史的功罪から、自分の加害者意識と瞑想的な思索を飛行機とオートマティスムの線描で表現しました。

芸工大との接点
金沢美術工芸大学の佐藤先生にオススメされた。
新人賞で一緒だった娘さんが芸工大だった。
地域と関わるプロジェクトがいいなと思った。

なんで仕事辞めるの
社会人になって、大人がちゃんとしてないことを知った。精神病の地主とか、養育費払ってない社長とか。社会人をしていると、そんな色んな人がいる世界でも、損得とか善悪でしか関われなくなっている。もっと大きな枠組みで人と関わりたいと思い大学院を志望している。

研究でやりたいこと
基底材に興味があるので、人が使い古したものとか貰って、使ってた人、流通させた人、素材の話とかをインタビューして作品にしてみたい。
 タンスとかでもいいの? タンス、いいっすね!
 平面絵画でやりたい? 他の表現でもいいかもしれない、演劇とか映画とかアパレルとかやってたし。でも好きな芸術は絵画ばっかりだし、絵画での表現力を高めたいという気持ちが強い。
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 これが●●に見える、だけだとぶっちゃけ創作動機として軽くて弱いよ。もっと現代を生きる汝が描くのはどういうことか、向き合いなさい。大学院入試は、自分がよく描くものや惹かれるテーマの癖を客観的に捉えてまとめる良い機会です。ゼミで使っている研究発表用紙を送るので、自分で考えなさい。

芸工大での学びについて
 大学院レビューといって、研究テーマとそれを元にする作品群を発表するやつが年に2回あります。研究テーマが大きくなりすぎないよう、適切な問を立て先行研究との差異を意識しながら考えるのが大事です。
 アトリエは分野ごとに分かれてないので越境性が高いのが特徴。
教授がつくとはどういうことか? 数人のゼミを主催するのが教授。対話の中で研究テーマや芸術に関する議題を話し合おう。

といった感じです。
困っていることがあったら、メールしてね。9/3から山形ビエンナーレだからよかったらおいで。とのこと。行きます。

己の制作の軽薄さが浮き彫りになり、ダメージが有りました。また、俺の制作の方向性を、愚かな今の俺が決めていいのかという可能性を潰すことへの不安がモリモリモリ浮かんできてグラつきます。
でも、5億年ぶりくらいに自分の制作について人と話せて本当に良かった。

次は8/15に先端表現ニキと通話です。コミュ障にはキチィスケジュール、きちぃなあ…


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