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Gの生態①

「もっとも恐るべき生物とは何か わかるかねインテグラ」
「………大いなるガルガドン」

最強の1マナクリーチャー

「そうだその通りだよ ではなぜガルガドンはそれほどまでに恐ろしい? 
ガルガドンは弱点だらけだ 
バウンスを嫌い 接死を嫌い 白い除去には身を焼く チャンプブロックを越えられず 時を解すものテフェリーには目をそむけ 待機明けしか動けず安息のねぐらは唯一追放領域だけ。
それでもガルガドンは無敵のクリーチャーと呼ばれる インテグラ 何故だかわかるかな」
「…………時間カウンターを操れる事?」
「それは決定的ではない」
「7点ダメージ与えないと死なない事?」
「少々役不足だ 倒す法はそれに限らん」
「土地を食べ いくらでも盤面を減らす?」
「それは確かに恐るべきことだ  だが無敵かとは少し違う もっともっともっともっと単純なことだ」

「…………力が強い?」

「そうだ  ガルガドンはとっても力持ちなのだよ」

パワーが9 = 2回攻撃を通せばほぼ勝ち。
これが大いなるガルガドンの一番の強みである。
一方で、P/Tとマナコストが大きいこと以外に除去耐性を持たず、回避能力を持たないため、確定除去やチャンプブロックに弱い。
そのため、大いなるガルガドンを使用するうえで大切なのはいかに安全に、邪魔をされず2回の攻撃を通すかである。
それを
盤面をコントロールし障害物を取り除く
手札を抹殺し解答札を唱えさせない

の2点でサポートする戦略を用いたデッキが
 均衡の復元=ガルガドンバランス である。

均衡の復元で盤面が更地かつ手札が空になった対戦相手を2ターンで速やかにで葬ることができるからこそ、
このコンボは成立している。

均衡の復元を簡単に説明すると不利な状況をイーブンにするカードである。
手札が少ないほど効果が強いため、マリガン自体が一つの戦術となる。

⚫︎構築
メインボードの構成

デッキの構成は以下の6種からなる。
以降各カードは記号で表す。
大いなるガルガドン : G  4枚
均衡の復元                  : B  3枚
続唱        : Z  8枚
土地        : L  21枚
ピッチスペル    : P  8枚
ユーティリティ           : U  16枚

聖域はGBZの15枚。 
PとUは好きなカードを入れればいい。

⚫︎プレイ指針

◆キープ/マリガン基準
1T目  Gを待機
2T目  UPで妨害
3T目〜    Zする
この動きができる手札をキープする

G1枚、Z1枚、L3枚あればコンボは可能なので
メインボード戦はダブマリまではGを探しに積極的にマリガンする。
サイドボード後はコントロール戦略になることもあるため、この限りではない。

<サンプルハンド>  ※メインボード
7枚キープ
 
GLLがあれば基本はキープ
Zは8枚あるので後引きでOK
土地5〜6は手札が滞留するのでマリガン
Bを引いた場合はマリガン
GZLLL・・  GZLL・・・ GLLL・・・ GLL・・・・ はキープ

ワンマリ
GLLがあれば基本はキープ
Zは8枚あるので後引きでOK
土地5〜6は手札が滞留するのでマリガン
Bを引いた場合はボトムに送る
Bを2枚引いた場合はマリガン
GZLLL・  GZLL・・  GLLL・・  GLL・・・・ はキープ

ダブマリ
GLLがあれば基本はキープ
Zは8枚あるので後引きでOK
Gがあれば土地4もキープ
Bを3枚引いた場合はマリガン
ZLLL・はトリマリGZLLのほうが強いのでマリガン
GZLLL GZLL・ GLLL・ GLL・・ はキープ

トリマリ
以下でキープできない場合のみマリガン
GZLL  GLLL ZLLL はキープ

クアマリ
以下のいずれかでキープする
GZL GLL  ZLL  LLL

◆立ち回り
1T目〜3T目のアクションは前述の通り。
Zまでに対処が必要なカードがある。
アーティファクト、エンチャント、プレインズウォーカーはBの効果では除去できない。
クリーチャーにおいても事前に対処が必要な場合がある。

<処理が必要なカードの代表>
アーティファクト
 霊気の薬瓶
 バネ葉の太鼓
 宝物トークン
 世界のるつぼ
 三なる宝球
 罠の橋
 虚空の杯
 虚空の鏡
 真髄の針
 精力の護符
 その為マナがでるアーティファクト
 
エンチャント
 鏡割りの寓話
 予言により
 全知
 苦花
 その他裏面がクリーチャーの英雄譚

プレインズウォーカー
 時を解すもの、テフェリー
 レンと六番
 大いなる創造者、カーン
 放浪皇
 ボードアドバンテージを得る PW
    ハンドアドバンテージを得る PW

クリーチャー
 不死/頑強クリーチャー
 ワームとぐろエンジン
 搭載歩行機械
 
構築の際はメタゲームから上記のカードを意識して U、 Pの枠を検討する。

◆テクニック
このデッキで最もテクニックを要するのは
<暴力的な突発>である。
特定の状況での有効な使用方法を説明する。

•生け贄にしたいパーマネントの数>大いなるガルガドンの待機カウンターの場合
→均衡の復元解決後に起動型能力が解決するようにスタックを積む

•ロリアンの発見をサイクリングできる場合
→均衡の復元解決後に土地を手札に加えられるようにスタックを積む

•フェッチランドを起動できる場合
→均衡復元解決後に土地が場に出るようにスタックを積む

◆ガルガ算
残りの待機カウンターの目安
 
1T目に待機、3T目(土地3枚)にZの場合 =5
更に想起による Pが加わる       =4
更に断片無き工作員を生け贄 =3

1T目に待機、4T目(土地4枚)に Zの場合 =3
3T目にウラブラスクの溶鉱炉が出ている  =1

実は最速のZはあまり強くない。
(手札が0枚になるならやる価値はある)

疲れた。気がむいたらサイドボード編を書く。


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