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4月末で3%還元が終了するLINE Payの乗り換え先を考える

サービス改定によりポイント還元率が下がります

2021年5月1日からVisa LINE Payクレジットカード(以下、LINEクレカ)をはじめとするLINE Pay周りのサービスが改定されるとのことで、乗り換えるべきか、乗り換える場合の乗り換え先はどこにすべきか考えてみようと思います。

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↑はLINE Payの公式ブログから持ってきた図ですが、ポイント還元率に大きく変更が加わっています。

LINEクレカはいままで3%還元でしたが5月からは2%還元になります。まあ初年度はカード普及のためにも3%にしてたんでしょうね。

チャージ&ペイの変更が個人的には衝撃的でした。LINEポイントクラブのマイランク制度が終了したことで、ランク特典としての3%還元(プラチナランクの場合)が受けられなくなり、一律0.5%還元になりました。

私はもともとLINE Payを全然使ってなかったのですが、この3%還元を目当てにゴリゴリ利用するようになりました。利用開始数ヶ月でプラチナランクになり、ここ半年ちょっとはカード払いでもスマホ決済でも常に3%還元な生活を送っていたんですが、0.5%まで下がる(カード払いは2%)となると乗り換えを考えねばと思い至った次第です。

改めて使い方を振り返る

乗り換えるにあたって、改めてLINEクレカおよびチャージ&ペイの使い方を振り返ってみます。

ちなみに普段使ってない人向けに説明補足すると、チャージ&ペイはいわゆるスマホ決済(バーコード決済)と同義と考えて問題ないです。

チャージ&ペイはLINEアプリからスマホ決済する際にLINEクレカからチャージして支払う決済方法を指します。この際、スマホ決済した金額に対してチャージ&ペイのポイント還元(現状1〜3%)が付与されます。ただし、チャージ元のLINEクレカ側のポイント還元(現状3%)は受けられません。

LINE Payアプリでの支払い方法は ①チャージ&ペイ / ②残高利用 / ③ポイント利用 のいずれかを選択します。このうちチャージ&ペイのポイント還元が受けられるのは①のチャージ&ペイのみで、②③の支払い方法はポイント還元対象ではありません。

LINEクレカとスマホ決済

さて話を元に戻しますが、私は普段使いのクレジットカードとしてこのLINEクレカを利用しています。ものとしては普通の三井住友Visaカードで、Webサービス由来のクレカにありがちな特殊なカード(プリペイドだったり数万程度の低めの利用上限だったり)ではないため、普段使いで特に困るようなことはないです。3%還元がうれしいのでWebショッピングなどで主に利用しています。

チャージ&ペイにも結構お世話になっています。スマホ決済の可能な店舗ではほぼLINE Payで支払いを行っており、コンビニはもちろんのことドラッグストアなど日用品の購入でLINE Payを使っています。

スマホ決済の便利なところはなんと言っても手軽さです。LINEポイントクラブがプラチナランクに上がるまではLINEクレカをずっと使ってたのですが、カードを向き気にしながら差し込んだり場合により4桁の暗証番号を入力したりってなんだかんだ面倒だなーと思ってます。

それに対してスマホ決済はバーコード画面見せるだけで楽だし、そもそもスマホ以外持ち歩く必要がないあたりも嬉しいポイントです。一昔前は店舗側スタッフの習熟度が低い等でオペレーションがスムーズでないことも多々ありましたが、そろそろ皆さん慣れてきたようで(+仕組みも最適化されてきたイメージ)特にストレスを感じるようなことも無くなってきたと思う今日このごろ。

そんなこんなでプラチナランクになってからはスマホ決済できるところではカードは使わずにスマホ決済を活用しています。

LINE Pay特典クーポンの使い方

ちなみに今回サービス改定の対象になっていたLINE Pay特典クーポンですが、私はあまり使ったことがありません。プラチナだと月に10枚まで好きなクーポンが使えたんですが、私が月に利用していたのはせいぜい1〜2枚です。

というのもこのクーポン、お店ごとに5%オフのクーポンなどが用意されているスタイルなのですが、同月内で同じクーポンを複数回使うことができません。基本的には1つのお店に対して1つのクーポンだったので、10枚使い切るには10種の店舗に行く必要がありました。

このご時世いつも行くスーパーに食材を買いに行く以外にショッピングの機会もあまり無く、スーパーで月1回クーポンを使う以外はほぼクーポンを使うことはありませんでした。普段使いのスーパーがクーポン対象店舗だったのは幸いです。

今回のサービス改定でクーポンの利用枚数は無制限になりましたが、クーポンの発行形態が変わらない限りは引き続き月に1,2回使うかどうかってところですかね。

乗り換え先に求めるポイント

ここまで使い方を振り返ってきましたが、これを踏まえ乗り換え先に求めるポイントを整理していきます。

クレジットカードのポイント

クレジットカードについては、還元率2%以上の使い勝手のよいカードがあるかどうかがキモになりそうです。個人的には使い勝手の良さは「ポイントの利用方法が簡単なこと」とイコールかなと思っています。

クレジットカードを使って貯めたポイントの何が面倒って、ポイントを金券やクーポンなど利用可能な形へ変換するというプロセスを経なくちゃいけないところ。このプロセスが簡素であればあるほど使い勝手が良いと感じます。

また、使いみちも日常生活になるべく近い領域であることが好ましいです。スーパーでの買い物だったり電車賃だったり日常生活でポイントが消費できるのであれば、「ポイントを使うためにわざわざ◯◯する」といった行動は不要なのでとても効率的だなと思っています。

例えばLINEクレカであればLINEポイントという形で還元されますが、このポイントはそのままLINE Payでの支払いに使うことができます。変換不要でしかもLINE Payという決済方法が日常生活の各所で利用できるという点で非常に優秀です。

他にも、私はSuicaのオートチャージ用にViewカードを持っているんですが、これで貯まるJREポイントは利用のために変換が必要です。私は貯まったJREポイントをSuicaにチャージしています。

ただこのJREポイントをSuicaにチャージするという操作、JRの駅に設置されているVIEW ALTTEでしか実施できません。皆さんは2年に1回以上のペースでVIEW ALTTEを使っていますか?JREポイントの有効期限は2年間なので、2年以内にVIEW ALTTEでポイント変換作業を行う必要があります。とても面倒ですし油断してるとポイントが失効しちゃいます。

そんなわけで、ポイントは使い方と使いみちのどちらの観点においても「どれくらい簡単に使えるか」が大事です。ちなみにもし利用までに手間がかかるのであれば、貯めたポイントは永久に失効しない形であることが望ましいです。せっかく貯めたポイントを失効させるのは一番もったいないですからね。

スマホ決済のポイント

スマホ決済は正直そこまでこだわりがないというのが改めて考えてみた結果です。いままではLINE Payのチャージ&ペイによる3%還元の優位性からLINE Payを使ってましたが、これが0.5%還元になるとすると各サービスそこまで大きく還元率は変わらない印象で、いまは単純に普及率で決めちゃってもよさそうです。まだ戦国時代終わってないですし。

乗り換え先を考える

さて、上記に書き連ねたポイントを元に乗り換え先を考えていきたいと思います。

クレジットカードの乗り換え先

結論からズバリ言ってしまいますが、現時点では乗り換え不要かなと思いました。

2%の還元率は他のカード群と比較しても悪くないですし、貯めたポイントをLINE Payで簡単に利用できる点からも利用継続で問題ないという判断です。

ちなみにクレジットカードどれ使うのか問題で必ずといって良いほど視界に入ってくるのが楽天カードですが、私はいままで楽天経済圏でお金を回したことがほとんどないので選択肢として最初から除外しています。人によっては楽天カードが最良の選択肢になる気がします。

あと今回この記事を書くにあたってリサーチする中で気になったカードが1枚ありました。ナンバーレスの三井住友カードです。

注目すべきはコンビニでのタッチ決済利用時のポイント還元率で、5%もあります。通常時は0.5%還元なのでたいしたことないですが、タッチ決済普及のためにしばらくはこういった高還元率のカードも出てくるのかなと思いました。

スマホ決済の乗り換え先

こちらも結論からズバリ言ってしまいますが、乗り換えは不要かなと思いました。

LINEクレカの利用継続が決まった時点で貯まったポイントを使うためにLINE Pay使うのは確定ですし、わざわざそれに加えてPayPayも使ってスマホ決済二刀流にするのは逆に面倒が増えるだけかなと思いました。

ちなみにPayPay以外にも楽天・ドコモ・au系のペイがありますが、いずれもその経済圏でお金を使ってないのでスマホ決済でだけ選択する理由があまりないです。

あとメルペイはメルカリでの売上金がある時だけは利用していますが、LINE Pay等に比べて使えない店も多いイメージで、メルカリ経済圏にお世話になっているわけでもないのでメインでは使わないかなと思っています。

結論

LINE Payのサービス改定をきっかけに今後利用するクレジットカードおよびスマホ決済の手段を再考してみようと思いましたが、結局現状のままLINE Payを使い続けるという結論になりました。そう考えるといままでのLINE Payは相当お得だったってことになりますね。

今回はLINE Payのサービス改定でしたが、今後も各社のサービス改定により最良なお得サービスが変化する流れは続いていくはずです。LINEクレカの2%還元も来年の4月までですし、継続的にウォッチしてお得を最大限教授していきたいと思います。


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