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「だいじょうぶ」

この1カ月、色んなことがありました。
まずは、義母の死。初めて義母に会ったのが2017年秋でした。
夫と結婚を前提とした付き合いをし始めた頃で、ご挨拶にご自宅へお邪魔したのでした。とてもドキドキ緊張したのを昨日のことのように覚えています。
お付き合いできたのは6年半となってしまいました。
一番の心残りは、娘が大人と同じモノを食べられるようになる前に、施設に入ったり入院したりしていたので、娘が義母の作ったご飯を食べることや一緒に旅行に行ったりができなかったこと。
義母が亡くなり、私の中で心が空っぽになった感じがしました。
どこかで見守ってくれたら嬉しいな。

次に、書いておきたいのは、私が作ろうとしているHAPPA NOTEというママが子どもへ伝えておきたいことを書いていくノートについて、「前に流行ったもので、リサーチができていない」「名前がわるい」など色々と言われたことです。
もしかしたら、愛のある鞭だったのかもしれません。でも、私はその後気力がなくなり、何も手付かず、動けなくなってしまいました。
やっぱりニーズがないんだ、独りよがりな事業なんだ、と真っ暗な穴に落ちていくような感覚でした。
そんな時、私が受けているコミュニケーション講座がありました。講師は先を行く先輩女性起業家さんです。
なんとか自分を繕って、その講座をやり過ごそうと思っていたのですが、
最後に全部の感情が涙と共に溢れてきてしまいました。
「だいじょうぶよ。私もそうだったから。」
「どうしていくのか決めるのは浅井さん。でもやりたいんでしょ?」
「だいじょうぶ」
と声を掛けてくださりました。


HAPPA NOTEのサンプルが完成し、デザイナーさんから送られてきました。今は、交流会やマルシェなどでお会いした方に見ていただいています。
「こんなノート欲しかった」「孫にも書きたいから早く作ってね」という共感の生の声をいただき、また泣きました。


いつか親子は別れが来ます。突然なのか、病気などにより徐々に覚悟ができていくのか。自分がいなくなった後、子どもは親のことを知ろうとしても伝えることはできません。おじいちゃん・おばあちゃんのことなど自分のルーツのことや子どもへの愛情のことなど自筆で書いておきたいのです。子どものその後の人生にそっとHAPPAを掛けたいのです。
私のような高齢出産だから特別に、ということはないはずなのです。
私はHAPPA NOTEを母子手帳と同じくらい重要で広めたいと考えています。

どのように伝えればその大事さに気づいてもらえるのか、普段考えないことに向き合ってもらえるのか。もしくは本当に事業としてやるべきことではないのか、何か工夫していかないといけないのか。

私の模索の旅は続きます。

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