戒め

 好きな漫画が次で最終回を迎える。

『限界煩悩活劇オサム』…オタクで腐女子である除霊師オサムが、同じくオタクな怨霊達を祓っていくギャグ漫画。『腐女子除霊師オサム』というタイトルで読み切りが掲載された時にバズったので知っている人も多いかもしれない。

 かなりショック。「次回、最終回!!」の文字を見た瞬間に心も体も力が抜けた程度にはショック。あの異様に精度の高いオタクネタも、オサムとカイカの最高な関係性も、もっともっと活躍が見たかったキャラ達ももう見れないの?

 オサムが終わるという事実について延々と考えてしまう。考えるも何もない状況だというのに。

 3巻をまだ買っていない自分に心底腹が立つ。2巻までは発売してからすぐに買っていたのに、3巻についてはタイミングを逃し「まあまた今度買うか~」と呑気に構えて先送りしていた。そしたらこれだ。

 もちろん、自分が3巻をすぐ買っていたところで連載が続いていたとは思わない。それでも、それが塵のように微かなものだったとしても、ゲタバ子先生に、オサムという作品に何も還元できていないことが悔やまれる。

 次にくるマンガ大賞への投票も忘れていた。この何の役にも立たないファッキンナードめ。お前はケツを拭いたあとの便所紙よりも価値がない。

 次にくるマンガ大賞への投票。投票ページを開き、少しキーボードとマウスをカチカチすれば終わる話だ。どうせ一日中パソコンの前に座っているのだ。何も難しいことじゃない。

 投票は簡単かつ、作者と作品に対してしっかりと力になれるまたとない機会だったじゃないか。何をしている?お前は本当にオサムが好きか?

 結局のところ、「いうて自分一人がやらなかったところで変わらんやろ」という作者も作品も一番弱らせる思考をしてしまっていた。あれだけ一人ひとりの応援が大切だとインターネットに刷り込まれたはずなのに。あまりにも怠惰。

 ゲタバ子先生、次回作を描かれる時が来たなら、その時には心血全開ドバドバで応援させていただきます…もう同じ轍は踏みません…ゲタバ子先生の描く漫画を読みたいのです…どうか…どうか…

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