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2024/7/24 土用の丑は鰻じゃなくて蛸を食べるの💢

「ぼかぁね、もう許せないんですよ」

 斜交いで、真っ赤に茹で上がったタコがテーブルにビールジョッキを叩きつける。

「やれ冷笑こそが正義だ、一生懸命頑張るのはみっともない、そんなメンタルでいやがって。いや、そんなことはいいんです。問題なのは、その性質を他者にも強制する風潮だ」

 膨れ上がるタコの対面では、真っ青なイカが恐縮していた。

「そうやって嫌なことから身を躱してばかりいるとね、きっと痛い目をみます。いつ如何なる時も物事から逃れられるわけではない、死んだらどうするだなんて言う間もなくくたばってしまうかもしれないのに」

 イカは曲がった背骨を更に屈ませる。

「ワタシだって今までは嘲笑う立場に甘んじていたかもしれん。だけど、今の、この迸る熱量はまったく偽りでありません」

 タコは酒を呷る。彼の話はまとまりがなく、目まぐるしく話題を変えていく。タコが船長の泥舟は、一匹のイカを乗せて舵を切る。

「とはいっても自分なんてまだまだで、もっと凄い人がたくさんいる! それも理解しているつもりでいます。専務からも厳しいお言葉をいただくが、それは自分を成長させる一種のスパイスです。辛酸を舐めなければ強くはなれない」

 イカは一言一言に頷きを返している。テーブルの下からは白い光がやや漏れているが、出来上がったタコはそれに気付かず一方通行の会話を続ける。

「これからはね、誠実の時代ですよ。ちゃんとこの身で以て痛みを受け止めて、忍耐力を付けなくては。この先やっていかれません」

「お待たせいたしました」私のテーブルに二品料理が置かれる。

「タコの唐揚げとイカの刺身ですね」





はぐはぐはぐはぐはぐはぐはぐっっ!!!!!!


この弾力!



油とアルコールを吸ってジューシーさの増した足が




青のりの香ばしい匂いで




食欲を促進される!!!!




タコの弾力も然ることながら




イカも負けてない!!!!




油で火照った体に刺し込む醤油と刺身の冷が




クールダウンにちょうどいい!!!!!!!!






 う   ま   い   !   !










・クロッキーね。9日目↓



・前回に引き続き、関節の意識をしていた。しかし、関節に関しては(関節だけにw)(←うるさい)(←お前もうるさい)(←両者黙れ)(←こういう冗長も今やウケん) カメラから見て幾重にも重なってしまった場合の表現が難しい。その際には、もはやアタリを取る以前にシルエットに挑戦してみてもいいのかもしれない。

・また、今回はスーツ姿の男性だったため、余計にシルエットの方が向いていたとも思う。クロッキー対象が厚着をしている時は、素体よりもシルエット中心にディティールを加えていくと効率がよいかもしれない。

・もうひとつ、わかりやすい問題点として頭の向きによっては形を変えてしまっている点だ。理由として、頭の向きと髪の毛のせいで形がわかりづらくなっているためだろう。これならば、始めから楕円(または丸)で大体の頭の形を取っておくべきだ。

・そう。重要な問題はそこにある。どうしてもディティールを突き詰める癖がある。どうにかして細かい部分を見ないようにしていきたい。これについてはいくつか改善例を試していこうと思う。


〜一週間クロッキーを続けて〜

・最初の一週間であるため、成長がわかりやすく目に見える。しかし、これから壁に衝突し、伸び悩みが出てくると予測される。いや、既に片足は突っ込んでしまっている。あれこれと知識を詰め込みすぎて、どれを活用すべきか取捨選択ができていない。色々試したうえで、自分に合った成長法を模索していきたい所存である。




・はい。これまでですね。みなさんはウナギ食べましたか?ウナギは、中国産でも脂がのっていて美味しいですよね!別に土用の丑に食べろというわけではないけど、ウナギを食べて精力を付けて、今夏も乗り切っていきましょう!


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