世界選手権代表以外の選手でもう1チーム作ったらどうなるのか

今回の世界選手権代表5人はすでに決定していますが、それ以外の選手からもう1チーム作ったらどうなるのか、という記事です。日本は選手層が厚いので、今回惜しくも代表入りを逃してしまった選手の中にも、強い選手がたくさんいます。なので、もったいないのでもう1チーム作ってみようという企画です。

まず、結論としては、こんなチームを考えました。

杉野・川上・北園・高橋・松見 ※意図せず徳洲会チームになってしまいました。

本当は萱選手・三輪選手なども入れたかったのですが、どちらかというと、一発を狙えるチーム(日本代表チームや中国、ロシアを食えるチーム)を作りたかったので、安定感よりも爆発力があるチーム作りを重視しています。このチームの長所は何といっても鉄棒の強さですよね。後半種目で逆転できる可能性がある、と考えられることで、前半種目においても比較的気楽な気持ちで臨めるのではないかと思っています。ちなみに川上選手にはブレットシュナイダーをいれてもらい、7.2の構成をやってもらう予定でいます(鬼)。なので鉄棒は、北園6.3、杉野6.6、川上7.2という感じになります。得点はそれぞれ、14.8、15,0、15,7ぐらいを想定しているので、45.5ぐらい鉄棒で取ってもらう予定です。

その他の想定の演技はこんな感じです。

床:北園 川上(ここは他の選手でも可) 松見
あん馬:杉野 北園 高橋
つり輪:北園 高橋 松見
跳馬:杉野 川上 北園
平行棒:川上 北園 松見
鉄棒:北園 杉野 川上 

こう見ると、改めてめちゃくちゃ強いチームだなと。6種目穴がなく、それでいて爆発力もある良いチームができたのではないかと思っています。床とつり輪が他チームと比較すると少し弱いかなという感じもしますが、それを平行棒、鉄棒で逆転する、という試合想定です。正直このチームで世界戦に出ても十分に戦えるとは思いますが、いかんせん橋本選手や張博恒選手のような6種目で88点近く取ってきたり、鄒敬園選手のようなチートみたいな選手もいるので.....


ついでなのでそれそれのDスコアも加えたものも作ってみました。※予想込みのものも入っています。

床:北園(5.9) 川上(5.8) 松見(6.4)
あん馬:杉野(6.7) 北園(6.2) 高橋(6.4)
つり輪:北園(5.4) 高橋(6.4) 松見(5.7)
跳馬:杉野(5.6) 川上(5.6) 北園(5.6)
平行棒:川上(6.3) 北園(6.4) 松見(6.0)
鉄棒:北園(6.3) 杉野(6.6) 川上(7.2)


松見選手の床、北園選手のあん馬、北園選手の平行棒、川上選手の鉄棒はまだ試合で実施はしていない構成ですが、練習の動画などを参考に予想しました。この他にももう少し上げれそうなところはあるかもしれませんし、実際の試合であればもう少し難度を下げて試合に臨むとは思いますが、あくまで優勝しか狙っていないチーム編成なのでこのような形にしています。

ちなみにDスコアの合計は110.6になりました。実際は109~110点付近になるのではないかと思いますが、これを通し切れたらかなり強いと思います。※東京五輪でのロシアチームのDスコア合計が108.1、日本チームが109.3だったことを考えると、かなり高い事が分かります。ただ東京五輪は4人制でしたし、本来の構成よりDスコアを落とした箇所もあった思うので、一概に比較はできないですが。


まとめると、やはり日本の体操界は層が厚いなと感じました。世界選手権代表に今年選ばれなかった選手でも強い選手はたくさんいますし、今回チームを考えるにあたって候補となる選手はたくさん考えられました。また今回挙げた選手以外でもまだまだ世界で戦える選手はたくさんいます。やっぱり5人しか出れないというのは日本にとってはもったいないくらいの感じがしますね。団体戦は5-3-3ではなく、10-8-8とかだったら日本が一番強いんじゃないかと思います。(笑)

 




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