朝の公園

最近、会社に行く前に少しだけ朝の公園で過ごすようにしている。

過ごすというか、ゆっくり通り抜ける感じ。

それは小さな児童公園だけど、緑が多いので通り抜けるだけでも結構安らぐ。

時間がある時は、ベンチに座って考えごとをしたり。でも一番いい木蔭をつくるベンチの前に公衆便所があって、そこに座ると便所と正面から対峙しないといけない。

居心地の良さと悪さがせめぎ合ってプラマイゼロ。もっとちゃんと設計すればいいのにと思いつつ、そこまで児童公園に求めるのもな、と思ったり。

その公衆便所の壁に「屋根に絶対登らないでください!」という貼り紙がしてあった。屋根の高さは3メートル以上あるのだが、多分子供が登るんだろう。

公衆便所の屋根の上で誇らしそうに胸を張っている子供を想像すると微笑ましい気持ちになる。

居心地の悪さがちょっとだけなくなった。



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