わからないって贅沢

今年ももう終わりで「来年は何をしようかな」と考えているが、何をしたらいいのやらまったくわからん。

いや何となく「こんなことしたい」という目的はハッキリしてるんだけど、その目的のために何をしたらいいのかまったくわからないんだ。
今までの知識や経験も活かせやしない。まったくもう。

こんなことはあまりない。これまでは目的さえ決めればどうすればいいかはすぐわかったし、そしてそれが正解であることが多かった(嫌なやつみたいだな)。
今年は特に仕事においてそんな感じだった。そしてそうなればなるほど満足感や達成感は薄くなっていった。

ところがいまはどうすればいいかまったくわからない。何も思い浮かばないし、思い浮かんだとしても詩の一端のようなふわっとした言葉だけ。
自分の無力さに笑いそうになるほどだ。そしてそのわからなさが楽しい。

思えば今まで自分が「すぐわかってきた」と言ってることって「すぐわかる範囲のことだったから」に過ぎない、もしくは「自分がわかるレベルにまでテーマを引き下げたから」ということだったのだろう。勉強すれば、本を読めば、仕事の経験を積めばわかることレベル。

しかしいま「わからない」と思ってることのテーマはもっと大きい。本を読めばわかるものではない(むしろ本にすでに書いてあることなら意味がない)。
何となく「子どもが世界をわかろうとするときの気持ち」ってこんななのかなと思う。全然わかんない!楽しい!みたいなね。

仕事の経験もある程度積んできた今、それがまったく通用しない、むしろその経験が邪魔になるようなテーマを得ることはなかなかない。改めて「わからないって贅沢」なんだなと思う。わからないことを考えること自体も楽しいし、その先には未知との遭遇が待ってるんだから。

来年やることっていうよりも一生やり続けることかもしれないな。

はぁーそれにしてもわからん。。

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