見出し画像

長男と末っ子

さぁ、覚えなければいけない。7人の顔と名前を。

自信は全くなかった。存在自体を知らなかったわけではないのだが、記憶力が著しく低下したこの年齢で7人は厳しい。夫の顔も忘れがちなのに(死んでません)

BTS。防弾少年団。
私のBTSの1番古くて1番最初の記憶はあまりくわしく書かない方が良さそうだ。◯ュージッ◯ステー◯ョンへ出なかった時に、初めて7人の存在を認識したからだ(伏せ字が雑)

長女はめざましテレビで『血、汗、涙』を披露しているのを見たのが1番古くて1番最初の記憶だという。私も当然それを一緒に見ていたはずなのだが、一切記憶にない。そんな頃すでに私の脳内はジャニーさんに洗脳されていたからだ(ジャニーさん担ではない)

めざましテレビのせまいスタジオでキレッキレのダンスを朝早くに踊っていて、しかも曲名にインパクトがあり過ぎて今でもよく覚えているというではないか。若いっていいな。

以前書いた『名前がふたつ』の意味は、長女のレクチャーにより芸名と本名がどちらもファンから愛されていて両方で呼ばれていることを、ジンさんを横山さんに置き換えたように「横山裕さんと横山侯隆さんってことね、ハイハイ、相葉ちゃんもきみちゃんって呼ぶもんね」となんとか理解した。相葉ちゃんは横山さんのファンではないが。いや、ファンだよね、あの仲の良さ。

…いかん、つい話が得意なジャニーズ寄りになってしまう。

とりあえず長女の薦めるままに『Stay Gold』のMVを、メンバーを覚える手段として曲を聴きたい気持ちに便乗して見まくった。名前はさておき顔、まずは顔だ。顔・芸名・本名を一度に覚えるのは無理だ。絶対に。

私は医療従事者の端くれを長年勤めており、勤務中に患者さんのお名前と顔と症状を覚えることに脳の機能の全てを使っている為、退勤と同時に記憶力はない。ひとかけらも残っていない。

まずはジンさん。ありがたいことに横山さんパワーで顔と名前までもがすぐに一致した。ありがとう横山さん。可愛いよね、横山さんのぽってり唇。そして色白だし老けの概念ないのに王子様キャラじゃないのも非常に良い。

あ…またジャニーズの話……。。。

SUGAさん。どうしよう、J-HOPEさんと区別がつかない。今思えば何故だ、のひと言しかないが、『Stay Gold』のMVは私が題名を覚えるまでは「ほら、あの、最後にみんな桃源郷に行くやつ」と言われていたように全編通してGoldがStayしていてキラキラしており、この2人は顔が似ているわけではないのだがキラキラが邪魔して似ているように見えたのだ(どんな言い訳やねん)

身長が違うことに目をつけ区別しようとした。が、私の都合に合わせて並んで立ってくれるわけもなく、うろ覚えのまま先に進む。

RMさん。顔は覚えた。背が高いのでよく目立つし、次女が横から「破壊王!破壊王!」と言うので何のことやらと思いながら覚えることができた。

ジミンちゃんもDynamiteでの美声が印象的だったことと、私独自の見解だが鈴木亮平さんに似ていると思って(異論もちろん認めます)すぐに覚えることができた。

さぁ、グクとテテ。本当にわからない。どちらもかなりのイケメンだ。なのにわからない。イケメンってもしかして数が多いと不利なのかも知れない。合コンの時は注意して下さい。長女に「なんで!!全然顔ちゃうやん!!」とずっと怒られるが、まず2人を区別するにはやはり「グク」「テテ」を覚えなければならず、それがまず頭に入らないから始末に負えない。

ここで私はとにかく「これはやはり名前も覚えなければダメだ。よし、他の曲のMVも見よう。」と他の曲を再生しようとした。

……そう、見たいだけ。単に。

どんどん見たくなっちゃってるだけ。顔や名前もまだ覚えてないのに。

怖っ…。。。

長女から「待って、なんで?7人の顔、全然ちゃうやん!なんでこんなそれぞれにカッコいい顔が覚えられへんの!元々年長とマンネのコンビ好きなんやから、グクはわかるはずや!」と怒られるが、

マ、マンネ?とは?優しくしてください、初心者に…。。。

「マンネはな、末っ子って意味やねん。お母さん、1番お兄ちゃんと末っ子のコンビめっちゃ好きやろ?可愛いけどクソ生意気で大食いなふてこい末っ子めちゃくちゃ好きやろ?ほなグク絶対好きやから!!!」

ジョングクペンさん、本当にごめんなさいね…ふてこいって関西弁は人によって愛すべき存在に使う時と圧倒的にふてぶてしい人に使う時に分かれると思うのですが、我が家では可愛い人に使ってますのでお許しください。

長女は私が絶対にグクを好きになる自信があったので、他の曲を履修する前にある動画を見るがいい!と再生し始めた。

それが、私をジョングクペンに秒で落としてしまったあの動画、そう、ジョングクがお誕生日にメンバーからドッキリを仕掛けられる動画だ。

長女はもうそれはそれは自信満々でニヤニヤしながらFire  Stickを握っている。怖い。

どうなるのだろう、私…。。。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?