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SOR版 連携ロイヤル

こんにちは、まだ解説文書くのに慣れてないフェイクエンドと申します。
今回紹介するのは連携ロイヤルです。今環境は進化ロイヤルが流行っていますが、こういうタイプのロイヤルも選択肢にあるんだと伝えていけたらなと思います。

1. デッキレシピ

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勝ち筋は以下の2パターンになります。

A 序盤からアグロを仕掛けてバニバロや猛虎で押し切るプラン
B 7T以降にフェイランを絡めて返せないボードを作るプラン

この2つのプランがあるということを頭に入れて読み進めてください。


2. デッキタイプ選択理由

新パックのリリース直後は進化ロイヤルを触っていましたが、ミラーで先攻を取られるだけでかなり不利になってしまい、これではスイスドローで勝ち抜くのは厳しいと感じました。

そこで、連携ロイヤルならばミラーで後攻を引いても勝てるのではないかと考え回してみたところ、想定よりもはるかにパワーが高く、ミラー勝率も高かったのでこのデッキを選択しました。進化ロイヤルが流行っている今、初見殺しのアーキタイプであるため、非公開性のRAGEで有効なのも理由の1つです。


3. 採用カードの解説

・無敗の剣聖・カゲミツ

デッキの核であることは言わずもがなでしょう。連携・進化回数を稼ぎつつテンポを取ることができます。出すタイミングで注意すべきなのは以下の2点です。

① フェイランが出る前のターンに出すことで強いボードを作る
② 猛虎と合わせてリーサルを狙う

これら2点を意識したうえで、カゲミツを出すタイミングを検討するのは本当に大切です。肝に銘じましょう。


・武器商人・エルネスタ

連携10で手札に加えられるドレッドハウンドがかなり強力です。7T以降のボード形成や猛虎と合わせて10点リーサルを狙うなど役割が多いです。アグロプランを通すときは連携10が発動しなくても出す時があります。

フェイランのバフが乗ると、アンヴェルトの4点AOEを耐えることができるのは覚えておくとよいでしょう。


・オースレスナイト

連携を稼ぐ札として3積みしています。
マリガンで2コストをキープせずとも2Tまでに引けるように2コストは12枚以上必要だと思っているので、オースレスナイトを抜くなら他の2コストフォロワーと交換することを推奨します。


・レヴィオンの魔獣使い

後4に進化を切ることで後手捲りの札として有効です。エンハンス6で連携を稼ぎ7フェイランをプランは必ず意識しておきましょう。
ミラーでは、エンハンス6で出して進化を切るとナハトで取られないことは覚えておくとよいでしょう。


・オネストシーフ

このデッキは進化回数のバリューがあまり高くないため、あまり序盤に出し渋らなくてもよいカードという認識です。この認識によって2Tに出せるフォロワーは12枚になり、マリガンで2コストフォロワーを単キープしなくてもよくなりました。


・シールドフォーメーション

連携を稼げるかつ、連携15が強力で勝ち筋を作るためデッキの核と言えます。
連携15で出てくるフロントガードジェネラルを魔道四輪車Vに乗せるのはよくやる技なので覚えておくとよいでしょう。


・猛然たる騎士・ゲルト

大事なリソース枠であり槍術士の条件を達成するためにもぜひともマリガンでキープしたいカードです。


・流麗なる槍術士

今期から指揮官の枚数が増え、安定して条件を達成できるようになりました。序盤のテンポを取ったり、キツイ盤面を覆したり、エンハンス8の疾走で打点にもなるなど役割が多く、個人的には3枚確定だと思ってます。


・信念の剣閃

自由枠です。
リーサル手段を増やすため、連携を稼ぎやすくするためにピン採用しています。


・天覇風神・フェイラン

素引きすると顔をしかめることで有名なカードですが、今回は3枚採用しています。理由は進化ロイヤル・AFネメシス対面にあります。これらの対面はボード処理を得意としており、1回目のフェイランを絡めた盤面は簡単に処理されてしまいます。では2回目のフェイラン展開はどうでしょうか? 1回目のフェイラン展開の処理でリソースを使った相手は2回目のフェイラン展開を返すのが難しくなります。本命の勝ち筋は2回目のフェイラン展開にあるわけです。

もうお分かりだと思いますが、3枚採用している理由は2度の直接召喚を安定させるためです。素引きしたフェイランは直接召喚のターンに出して一気に強いボードを作りに行きましょう。


・戦争商人・アルヤスカ

相変わらずパワーが高く、ターミナルウェポンが魔道四輪車Vの運転手として優秀なため3枚積みたいところですが、連携を稼ぎづらいのがネックで2枚に減らしています。


・カースドクイーン・ナハト・ナハト

エンハンス6でボード処理・連携稼ぎ・進化回数稼ぎを同時に実現できる夢のようなカードです。
注意すべきなのは7T目で、エンハナハトを投げるのではなく、カゲミツ+ナハト進化が有効なことが多いので覚えておくとよいでしょう。


・白銀の閃き・エミリア

「7T以降にフェイランを絡めて返せないボードを作るプラン」を目指すときは(ここ重要)大事なリソース札としての役割を担うためぜひともキープしたいカードです。アグロプランを狙う対面では単キープしません。

今期は魔道四輪車Vの操縦先となるため2枚目以降も腐りづらく、3枚採用しています。


・ファントムデュオ・バニー&バロン

カードパワーがえげつないです。中盤で相手のフォロワーが1体しかいないときに出すとそれだけでゲームを決めかねないパワーがあります。序盤ボードを作ってくる相手に後手を引いてもアクセラレートで捲れます。フェイラン直接召喚で面が狭いときも、魔道四輪車Vが1体分面を開けてくれるため強力な盤面を作りやすいです。

魔道四輪車Vにバニバロを乗せるとラストワードの連続で相手が処理しきれなくなるのでぜひとも狙っていきたいムーブです。アクセラレートを切るときは慎重になりましょう。


・君臨する猛虎

今期からはゲルトの指揮官サーチを絞る必要がなくなったため、フィニッシュの安定感を向上させるために2枚採用しています。


4. 採用候補カードの採用案、採用基準

まだ環境初期で採用候補となるカードがかなり多いので、用途別にグループに分けて説明します。

4-1. リソース

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「7T以降にフェイランを絡めて返せないボードを作るプラン」を目指すときにリソースが足りないと感じたら採用を検討するとよいでしょう。

劇的な撤退は魔道四輪車Vに使うのはもちろんのこと、直接召喚されたフェイランに使うと次のターンの直接召喚を予約することができます。フェイラン2枚以下の採用の構築では使える技ですね。


4-2. 序盤のテンポ

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アグロプランをより重視したいとき、序盤~中盤のボードをもっと強くしたいときに採用を検討するとよいでしょう。

中でも分身の術は最有力候補で、3Tカゲミツ→4T分身の動きをすると5Tバニバロの着地が容易になることが大きいです。後4分身+デスペラードショットで、次のターン魔道四輪車Vが顔に走りやすくなるのも強力です。


4-3. 7T以降のボード形成

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「7T以降にフェイランを絡めて返せないボードを作るプラン」を目指すときボードをより強く作りたいときに採用を検討するとよいでしょう。

ラミエルは進化を切ると単純に終盤のボード形成に使えるppが1増えるのが強力です。

イルミスナは後4T以降でテンポを取りにいけるカードでもありながら、連携15で終盤のボード形成にも役立ちます。このカードを引けていると遠慮なくEPを消費できるのが魅力的ですね。


4-4. メタカード

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連携が稼げない・10Tまでゲームしないという理由でこのデッキでは採用していない回復要員です。アグロが流行っているときに採用を検討するとよいでしょう。両方とも魔道四輪車Vの操縦先となるため腐りづらいのも魅力的です。

ゼルガネイアを採用すると10Tゼルガ猛虎のサブプランを用意することができます。守護ビショをメタることもできます。

ラインハルトは苦手なAFネメシスをメタることができるのが偉いです。


5. マリガン基準(単キープのみ紹介)

記事の冒頭で紹介した2つのプランどちらを目指すかでマリガンが大きく変わります。セットキープは手札のバランスを考えてするものなので、今回は単キープのみ紹介します。

A 序盤からアグロを仕掛けてバニバロや猛虎で押し切るプラン
先後問わず カゲミツ、2コスト(オネストシーフを除く)、ゲルト、バニバロ単キープ

B 7T以降にフェイランを絡めて返せないボードを作るプラン
先後問わず カゲミツ、オースレスナイト、ゲルト、エミリア単キープ
後攻 魔獣使い、バニバロ(アクセラレートで使うのが目的)単キープ


6. 他デッキとの相性、立ち回り方

まだ試行回数が足りていないので、Tier1の進化ロイヤル・守護ビショップ・AFネメシス対面のみ解説します。

・進化ロイヤル 先後関わらず微有利(6-4)
「7T以降にフェイランを絡めて返せないボードを作るプラン」を狙います。先述したように、1回目のフェイラン直接召喚のターンである程度強いボードを作る(オールインはしない)→相手にナハトなど除去札を切らせる→2回目のフェイラン直接召喚のタイミングで返せないボードを作る、といった大局観を見据えると勝ちやすくなります。


・守護ビショップ 先後関わらず有利(7-3)
「7T以降にフェイランを絡めて返せないボードを作るプラン」を狙います。強いボードを作るときはアンヴェルトの4点AOEを警戒して体力5以上のフォロワーをできるだけ立てるようにしましょう。

また、ウィルバードを着地させないようにボードを作ることも大切です。例えばバニバロ進化置きするとウィルバード進化で取られなくなります。


・AFネメシス 先攻不利(3-7) 後攻不利(2.5-7.5)
特殊マリガン:先攻もバニバロ単キープ

「7T以降にフェイランを絡めて返せないボードを作るプラン」を狙います。
基本的な立ち回り方は進化ロイヤル対面と同じですが、モデストに進化を切られてしまうと2度目のフェイラン展開も返されやすくなるのでかなり厳しくなります。なのでバニバロ進化置きするなど、モデストを安着させないように中盤のボードをつくることが必須になります。(後4にモデスト出されたときはしょうがないのでジェスパーに進化を切らせない盤面づくりを心がけましょう)

中盤のボード作りと終盤のボード作りを両立しなければ勝てないので、要求値はかなり高いです。後8に作ったボードはヴァーテクスコロニーに処理されてしまうため、後攻の場合は7T目にフェイランを直接召喚することも求められます。


7. 問題点、改善案

環境トップに君臨するAFネメシスにあまりにも勝てないので、大局観を見直す必要があると思っています。
このデッキを研究していくうちにフェイランが意外と強いことが分かったので、従来の進化ロイヤルにフェイランをピン採用するのも悪くはないのかなと考えている次第です。分身+劇的な撤退コンボもこれから試してみようと思います。

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