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ストレス解消でなく、よりよい時間を過ごすためのお酒

僕は昭和生まれの九州人。妻は平成元年生まれの福岡人。二人ともお酒が大好きだ。 妻が20歳、僕が23歳で結婚してから37歳になる現在まで95%の日々を二人で晩酌しながら過ごしている。もう15年目になる晩酌夫婦だ。でも、そのお酒の飲み方は新婚時代から現在までで、だいぶ変わってきたと思う。夫婦としても僕自身としても。
 若い時は騒ぐための材料とか盛り上がるための材料、なんか起爆剤のような意味合いで飲んでいた気がする。お酒の味が好きという感覚は薄かったかもしれない。当時は熊本の中心街近くに住んでおり、安くて”飲み食べ放題”なんて店も多かったから安月給の僕でも毎週末、妻と居酒屋にいっていたような記憶だ。 その後、昇進したり仕事の責任なんかも増えてくると平社員時代のような気楽な身分ではいられなくなって、お酒の飲み方がストレス解消目的になっていった部分が多かったと思う。 お酒の種類も覚えてワインなんかも飲み始めたのが25~30歳くらいだった。 それから転職したりと一般人なりに紆余曲折あって今は千葉の少し田舎の一軒家で仕事は忙しいけどプライベートはのんびりと過ごせるようになってきた。30代後半でワークライフバランスも少しずつコントロールできるようになった事もあり。 ストレス解消のためのお酒はほとんどなくなり、夫婦の時間をよりよく過ごすためのお酒になったと思う。やっと良い距離感でお酒と付き合えるようになったようだ。 体のことも気遣って平日は会食でもない限りは基本は断酒。 その代わりに週末は二人でドライブをしてお酒のつまみになるおいしい食材を探したり、スーパーをはしごして材料を集めてから過ぎから料理を始める。 そして、僕の好きな競馬の番組が終わったころにちょうど早めの夕飯と晩酌スタート。 家で炭火を起こして焼き鳥を焼いたり、鯵を家で捌いてアジフライにしたり。 その時その時の季節の食材を買ってきては料理して食べている。 これからは寒くなるから、牡蠣の入った鍋なんかも良さそうだ。  僕みたいな酒飲みはついついストレスが溜まると悪いお酒の飲み方をしてしまいがちだが、本当に良いお酒の飲み方というのはこういう誰かとの大切な時間がより良くなるために飲むものではないだろうか。
今37歳、あと50年は妻と晩酌を続けていけたらと思う。

#いい時間とお酒

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