写真で2022年を振り返る(下半期編)
こんばんは、Shirley Heights です。
東京在住の一口馬主です。
出資馬一覧:https://umadb.com/s/bwEBs0d80y7
絵日記の後半戦を始めたいと思います。
こんな長たらしい絵日記、需要あるのだろうか。
【7月】
いきなりですが、7月は実はあまりネタが…。北海道に行った記憶はあるんですけど、馬の写真が全然ないのでいい感じの絵日記が書けなかったりします。
かろうじてスイーツの写真は撮っていました。北海道は新冠町の椿サロン。馬産地めぐりの際にはどうぞ。ドライブの合間の休憩におすすめです。
あまりにもネタがないので別の月にお参りした大杉神社の紹介でもしたいと思います。おそらく関東の競馬ファンには有名な神社ですね。
自分も出資馬の健康を祈念して『馬体守護』のお札を授かりました。
競馬場や牧場以外の競馬スポットをお探しの方・寺社仏閣めぐりがお好きな方は是非お参りされてはいかがでしょうか。
【8月】サマーセールの意外な結末
8月と言えば札幌記念。そしてサマーセール。札幌記念はあいにくとお席がご用意されませんでしたが、今年はちゃんと8月中に夏休みがとれてサマーセールへの参戦がかないました。もちろん私は買いません(買えません)。ただの金魚の糞です。
サマーセールは3日目から参加。そこで出会ったのが、こちらの可愛いイスラ娘・マルモセーラの21。ちょっと耳が大きいけどクリっとした目の美人さん。柔らかそうな筋肉。トモの容積はそこまで大きくないけれど飛節がよく伸びるグッド・ウォーカー。恋に落ちずにはいられましょうか。
残念ながら予算をオーバーしたため我々のグループは途中で競りを降りましたが、なんと落札者が「コ〇モヴ〇ーフ〇ーム」。
「やった!ウ〇ンに来れば出資できるかも!」と友人と手を取り合い喜ぶ私。競り負けたのになぜか喜んでいる珍妙な集団が出現し、周りにはさぞかし奇異に映ったことでしょう。
え、ウ〇ンのせり馬は走らないって?
…そんなことは百も承知なんですよ。ただ、過去のデータなんてこの出会いの前には無力なんですよ。
※その後無事クラブで募集され、無抽選で出資確定しました。
気を取り直して、今回サマーセールに初参戦して重要だと思ったポイントをまとめておきます。需要があるかは知りません。
①午前の展示に参加するか、個人的に馬房を訪問し間近に馬体を見ること。
皮膚艶の良さや馬体がぶよぶよしていないか(せりのために食わせ込んで不要な脂肪で大きく見せていないか)を見たいなら近くまで寄らないといけないと思います。
②レポジトリを獣医師に診てもらい、所見をもらうこと。
厳しめの獣医さんだと尚更よし。脚元のリスクだけでなく、喉などのリスクも判定してくれるので個人的にはお金を払う価値ありと考えます。まぁ自分でレポジトリを見ることができる人が最強。
③最後にパレードリンクで歩様をじっくり観察すること。
ぎゅんぎゅんに歩けている馬はやはりパレードリンクで目を惹かれます。運動神経の良さそうなグッド・ウォーカーを選別するならパレードリンク地蔵あるのみです。時には地味血統でノーマークの馬が浮上してくることも。
本当に買いたいならこの3点セットはマストだと考えました。こんなの毎年参戦している方にとっては当たり前のことかもしれませんが。
で、おそらくカンの良い方ならお分かりかと思うのですが、「これ、全部1人でできますか?」って話です。
エージェントをつけるか徒党を組んで手分けして動くか、そうでもしないと初心者は歯が立ちません。せりは人海戦術を取るべし。
【9月】やっぱり中山が一番
撮りやすいんですよ。
私は300mm~400mm級の望遠レンズを持っていないので、府中レベルの規模感だと全然足りません。新しいレンズ欲しい。
その点中山競馬場はパドックもコースも近く、花道も撮りやすく、射程の短い民にとってはありがたい限りです。(その分キャパも小さいので有馬記念とかは混みすぎて詰みますが)
中山は撮りやすいだけではありません。出資馬の成績も中山が一番。馬券の回収率も中山が一番。私の受け取る賞金の半分はデアリング、もう半分は中山競馬場から降ってきていると言っても過言ではありません。前世は船橋市民だった気がしてきました。
9月の中山開催ではポーラくんがデビュー。2歳馬はまだまだ表情が幼いですね。初仔であまり体格的なアドバンテージはないですが、募集時から動きの良い馬でした。贅沢は言いませんがコツコツ走って欲しい。
こちらは9月のクラリティスケール。その馬装とパドックでの危うい挙動はマリア様(マリアズハート)にそっくり。馬体の厚みは遠く及びませんが…。
素顔は少し困り顔で可愛いです。
サトノクラウンもエイシンヒカリも現役時代好きだったので、種牡馬として良縁に恵まれることを願っています。
9月ラストはオールカマー。
この日のデアリングは、馬体は出来ていたけれど気持ちが乗っていないというか、パドック周回中もずっとフワフワしている感じでした。でも馬体の仕上がりは本当に良かったんですよ。このバッキバキのトモを全人類に見て欲しい。
【10月】マリア様の集大成
「今まで最も現地観戦した回数が多い出資馬は?」
私の場合は断トツでマリア様(マリアズハート)です。数えたら23戦中12戦現地で観てました。
中山の申し子・マリア様にとってスプリンターズステークスは最大の目標。6歳で迎える初G1。最も得意な条件で施行されるG1が存在する幸運。
「ここが彼女の集大成になる」と勢い込んでいた出資者です。
見てください、このアメリカンでプリプリでド迫力な馬体を。トモもすごいけど前腕も太ましい。〇外万歳と叫びたくなります。
枠順的には今日の馬場だと厳しい。でも展開が味方してくれれば掲示板くらいはあるかも…と思って臨みましたが、やはりG1はそんなに甘くはありませんでした。
結果は、大外から上がり最速で8着。
8着でも賞金1000万円。G1出走万歳。
マリア様自身も不完全燃焼だったのか、レース後大層荒ぶっておいででした。怒れる聖母を鎮め給う。しかしすごい首だな。
G1馬の栄誉はもう1頭の中山マイスター・ジャンダルムに。ビリーヴ大好きだったよ。おめでとう。
ウインマーベル(非出資)も惜しかった。パドックで闘気が漂っていました。
ナランフレグのぱんぱんの頬袋も見ていってください。頬にキュッと力を込めたら頭絡がパァンと弾けそう。こんなに可愛いリス顔のG1馬、他にいません。
【11月①】シュヴァリエ兄妹
※11月はイベント盛り沢山だったのと、まだ時期的に12月の項で書くことがないので11月を2回やろうと思います。
まずは10月30日から11月20日にかけて、連続して勝利を挙げたシュヴァリエ3兄妹から。
トップバッターは10/30の古都ステークス勝利でOP入りを果たしたプリュムドール。コンプレッションフードをつけていてもダサくならないのがすごい。美貌に拍手。
ちなみに自分はプリュムは申し込んで落選しています。大人気だったので仕方ないですね。
妹に先を越されはしたものの、銀嶺ステークスでとうとうOP馬となったゴールドパラディン。430kgの小兵がダートでここまで出世するなんて。
パラちゃんは募集馬ツアーで見た時からおっさん顔でした。1歳なのに愛嬌と哀愁漂うおっさん顔。初仔で小さかった上に、ツアーでもおっさん顔でかったるそうに歩いていたので先行満口にはなりませんでした。おっさん連呼してすみません。あくまで個人的な印象です。
なら何故出資したのかというと、私がフレンチデピュティ特有のあのむっちりコロンとした体型に目がないからです。是非パラちゃんやクイーンレベッカの募集時の立ち写真を見てください。あの体型が私の考えるフレンチです。決して美しくはない。でも好き。
500kg級が当たり前のダート上級クラスで戦うパラちゃんを見ていると元気が出ます。競馬においてデカいは正義で、馬体重と競走成績はどんな条件でも大体きれいに相関します。だからこそ、データをあざ笑うような馬の出現に人はワクワクするのだと思います。黄金騎士に栄光あれ。
3兄妹勝利のトリを飾ったのは3番仔のシュヴェルトライテ。勝った11/20の写真ではなく、11/6の写真ですけど許してください。実はこんなに競馬場に通っているのに一度もライテさんが勝つところを生で見たことがないのです。私がいないと勝つ子。
ライテさんは、正直言うと馬体はそこまで好みではなかったのですが、動きが悪くなかったのとパラちゃんの妹ということで申し込んだ記憶があります。
派手顔ナイスバディな姉貴と違って華奢で、脱力おっさん系の兄貴よりも気持ちがカリカリしていてどうなるんだろうと思いきや、心配する必要もなかったみたいです。シュヴァリエは本当に偉大ですね。元気に長生きしてほしい。
【11月②】新馬勝ちは蜜の味
11月は久しぶりの新馬勝ちもありました。
ロスタムくんことレッドロスタム。
ロスタムくんの募集価格は5200万円。これは私の出資馬史上最高価格です。
最近は高い馬もきちんと見ることができるようになりたくてボチボチ5000万円台の馬にも挑戦していますが、それまでの私は1000~2000万円台の馬ばかり買っていました。
一口価格13万円に怯まず清水ダイブできたのは、ロスタムくんの歩様動画が素晴らしく良かったことに尽きます。あと遅生まれなのにケツがすごかった。
ロスタムくんことレッドメデューサの20は募集番号#1だったので一番最初に動画を再生したのですが、見終わって、「もうこいつでよくね?他の見る必要ある?」と思ったくらいには好みだったことを覚えています。(結局全頭見た)
上手く言えませんが、これが後躯の力がきちんと前駆に伝わっている「推進力のある歩様」の1つの答えじゃないかと思っています。
まだ新馬勝っただけですし、次のベゴニア賞は普通に負けてるし、何言ってんだコイツって感じですが、募集時に自信をもって評価した馬が新馬勝ちしたことが素直に嬉しいのです。ロスタムくんがこの先全然ダメだったら笑ってやってください。
本記事の最後を飾るのはもちろんデアリングタクト。
一部で色々と物議を醸したJC参戦でしたが、自分はもともとエリ女よりもJCがよかったので東京に来てくれて嬉しかったです。エリ女を叩き台にするとはなんて贅沢な。
レースが終わった後の自分の感想は「次はムーア神乗ってみてくれないかな…。何とか頼めないかな…」でした。
現金なやつだと言われそうですが、出資者なんて多かれ少なかれそんなものでしょう(笑)。
ずっと同じコンビもロマンがあって好きですが、世界的な名手が乗ったらどうなるのかも見てみたいのです。
デアリングタクト1760万円、ヴェラアズール1600万円、ユーバーレーベン1500万円也。この3頭には安馬の夢が詰まっていますね。
空前のバブルにより馬の値段が上がり続けている今、大げさではなくもうこの先1000万円台の馬からG1馬なんて出ないかもしれません。
これからは回収率的に厳しい時代に突入し、しかもしばらく続きそうです。
そんな中でもイスラボニータ産駒を買い控えなくて済むように、頑張って働いて頑張って馬券当てて頑張って走る馬に出資したいと思います。
ここまで長いことお付き合いいただきありがとうございました。
来年は、今年一度も会いに行けなかった出資馬に会いに行くのが目標です。
この絵日記を書いていて、一枚も写真がないことが異常に悲しくなったので…。
皆さま良いクリスマスをお過ごしください。