写真で2022年を振り返る(上半期編)
こんばんは、Shirley Heights と申します。
東京在住の一口馬主です。
現役出資馬一覧:https://umadb.com/s/bwEBs0d80y7
競馬場には均すと月4回くらいのペースで通っております。
最近の悩みは愛犬の下痢が中々治らないことです。
ういぱさんからお誘いいただきまして、今年初めてアドベントカレンダーの企画に参加させていただきます。とはいえ、それだけで一本書けそうなシャープなテーマは思いつきませんでしたので、今年を振り返る絵日記でもつらつらと書いていこうかと。
全部読むと長いので、気が向いた時に気になるところだけ読んでいただければ幸いです。
始める前に、使用しているカメラだけ簡単に紹介させていただきますね。
本体はSONYのα6400を色違いで2台。
2台あると現地でレンズ交換せずに済むので便利です。現地で素早くレンズ交換、なんてどだい無理だと諦めた結果がこの布陣。
(α7が欲しいなぁ)
レンズはSONYの単焦点2本(35mm F1.8 、85mm F1.8)とTAMRONの70-180mm (F2.8)です。
明るいレンズ大好き。F値命。
【1月】イスラボニータへの愛
2022年はラパルマくんことレッドラパルマのデビューで幕を開けました。
年明けデビューなのに、気づいたら8月のレパードステークスに出走していたタフネスボーイ。3歳1月から3歳8月の間に7走もしてくれてありがたい限りです。
ラパルマくんは動きも悪くなく性格もすこぶる良さそうだったのに随分と売れ残っていて、結局満口にならなかった馬でした。
あくまで想像ですが、遅生まれで募集時はまだまだ幼く馬体の見栄えがしなかったのと、サンデーの3×3が嫌われたのかもしれません。
ラパルマくんに限らず、自分はよく遅生まれ(4~5月生まれ)を好んで買います。理由は、募集時点で相対的に完成度が低い分、人気になりにくかったりお手頃な価格だったりするからです。
デアリングタクトも、ノルマンディーは募集が遅いのでその頃には立派な馬体になっていましたが、セレクトセールで牧雄さんが安くで落とせたのは「遅生まれでセレクトの時期はまだまだ細かったから」というのが多分にあるようです。遅生まれって素晴らしい。
クラブ馬に限定すれば、早生まれと遅生まれにそれほど成績の差はありません。もちろんクラシック出走率は早生まれの方が高い。でもそれ以外の指標においてはあまり差がつかないどころか、回収率は遅生まれの方が優勢だったりします。遅生まれって素晴らしい。
とはいえ、ラパルマくんに関しては「これは良い!掘り出し物だ!」とピンと来て出資したわけではなく、イスラボニータへの愛ゆえに出資したようなものです。
イスラボニータほど愛すべき馬はおりません。
未だにあの日の〇ンア〇ドオン〇ーは許していません。大好きな横山典弘に憎しみを抱いたのはあの日が初めてでした。
イスラ産駒への出資は年々膨れ上がり、今や合計8頭に上ります。
ちょっと気持ち悪いですよね。
でもやめられないんです。
自分の出資馬ばかりもアレなので、パンテレリアくんも貼っておきますね。
なんでパンテレリアはボニ太産駒なのに出資していないのかって?
残念ながらパンテレリアが募集された頃にはもう資金がショートしていたのです。。。
【2月】新しいエクレアとの出会い
2月と言えば共同通信杯、そしてフェブラリーステークス。この2レースだけは毎年必ず観に行きます。
そこで出会った「類まれなるエクレア顔」ことダノンベルーガ。一目で気に入ってしまった私は以後この馬のモンペ…いや熱心なファンと化します。
イスラボニータとはまた趣の異なるエクレア。だがこれまた素晴らしいエクレアなのです。
顔のことばかり語っていますが、そもそもこの日のダノンベルーガは馬体もまとう雰囲気もパドックでひときわ目立ち、「誰が見ても一番良い馬」と言えるレベルにありました。
私も友人もパドックを見て「ベルーガが抜けている。こいつが勝つやろ」と自信満々だったものです。
見てください、この美しい背腰のラインを。そりゃあハーツクライ産駒ですから、歩様がおかしいだとか、脚元のことは色々言われています。でもこんなにトップラインの美しい馬は中々いません。「馬は欠点ではなく美点を見ろ」とよく言われますが、これは無理矢理美点を探せということではなく、欠点が吹っ飛ぶくらいの美点には逆らうな、ということだと解釈しています。まさに全ての欠点を覆い隠す美背中。
共同通信杯以降は中々勝ちきれないレースが続いていますが、そんなところもまた愛らしいのです。
ベルーガのことばかりでフェブラリーステークスのことを全然書けませんでした。とりあえず、須〇師を背後から狙うソダシを置いておきますね。
【3月】生と死と
便りのないのは良い便り。
特に朝の便りは大体が悪い報せです。
3月7日の朝に来た電話も、体調が急変した繁殖牝馬・Uを急遽某クリニックに搬送するという連絡でした。
開腹した結果、手の施しようのない腸捻転ということで安楽死処置が取られました。
「馬なんてちょっとしたことで死ぬ」
わかっていたつもりでしたが、すべてがあっという間でいまだに遺髪を持て余しています。
Uは立派な馬体の馬で、ちょっと立派すぎて重すぎたのか、成績は箸にも棒にもかからないという有様で。それなりに良い血統でしたが引退後すぐにサラオクに出品され、一緒に出資していた友人が落札しました。
自分が名付け親だったこともあり、「少しでいいから一緒に持たないか」というありがたいお声がけをいただき、仲間うちで繁殖牝馬として共有していたという経緯があります。
1頭も産駒を残せなかったことは、実はそこまで残念に思っていません。
仔が産まれたらそれはそれで色々な問題や困難があったでしょう。健康で脚元のきれいな仔がとれるとは限りませんし、ある意味余計な苦労を味わわずに済んだのかも…と考えています。
ただ、4歳で天命尽きてしまったことが哀れでなりません。
人生は短く馬生はもっと短い。
でも、それを実感するような出来事があっても、「今を大事に!」とか「日々を精一杯生きよう」とはならないんですよね。
少なくとも自分には難しすぎます。
死者は悼むのみ、生きている側がそこから意味や教訓を取り出そうとする必要はないのではないでしょうか。
序盤にこんな話を持ってきてしまってすみません。お口直しに可愛いアメちゃんとマリア様の写真をどうぞ。
【4月】ネイリッカ、とうとう勝つ
4月はアウスヴァ―ル、シュヴェルトライテ、レッドデクスター、ネイリッカが勝って合計4勝。ひと月に4つも勝つのは新記録でした。
こんなに勝ったのに現地観戦したのはネイリッカだけ。
ライテさんはともかく、関西馬のアウスヴァ―ルとデクスターにはまだ一度も現地で会えていないので来年の目標にしたいと思います。
ネイリッカは今でこそ2勝クラスに到達していますが、この頃は「とにかく勝たない馬」でした。勝てないのではなく勝たないんです。レース後はいつも、中山の花道を余裕そうにルンルンしながら引き上げてくるんですよ。「今日のお勤め終わり~♪ ご飯何かな~♪」みたいな感じで。
なんだそれ。鬼可愛い。
そんなネイリッカが勝った!
多分出資者が一番信じられなかったと思います(笑)。
なんだこの生き物。鬼可愛いな。
私の語彙力は旅に出たよ。
シーちゃん(シークエル)もとんでもなく可愛かったけど。
クロフネって偉大ですよね。
産駒はもれなく可愛い。母父にまわっても可愛い。そして安定して走る。
もともと母父フレンチが大好物でしたが、これからは母父クロフネがマイブームになりそうです。
【5月】競馬の季節
5月の札幌競馬場といえばHBAトレーニングセール。たまたま予定が空いていたから見に行っただけでして、ぶっちゃけただのひやかしでしたが色々と勉強になりました。
「お台を安く設定すると(例えば100万円とか)、沢山の方が下見に来る。その度に何度も馬房から出されて馬は疲れてくるし飽きてくる。するとせり本番では大人しくなっていて、本当は煩い馬でも気性の落ち着いた馬だと勘違いされたりする」
「逆に、お台の設定が高い馬はあまりお客さんが下見に来ない。元気が有り余っているからパドック周回で暴れたり鑑定台で煩い仕草を見せて嫌われたりする。こちらは普段そんなに煩い馬じゃないのに、そういう馬だと勘違いされる」
トレーニングセールあるあるなんでしょうかね?現地でこんな話を聞いてなるほどと思いました。せりでの振る舞いだけを見て、気性を判定してはいけませんね。募集馬ツアー等にも同じことが言えそうです。
次の日は久しぶりに門別競馬場へ。
この日は同行者が唐突に「馬券対決をしよう」と言い出し、なぜか東京から来た3人組で馬券対決をすることに。
3レース中2レース当てて優勝したのに、この日の門別競馬場名物・ジンギスカンのお代は自分持ちでした。どうして。
北海道で遊んでいる写真ばかりでしたが、もちろんちゃんと競馬場にも通っていました。
ヴィクトリアマイルでデアリングタクトの復帰を祝い、スーパーフェイバーの最後の?平地レースを見届け、オークスでは友人の出資馬・ナミュールを応援し、ダービーはベルーガの応援に駆け付けたものの暑さと人混みで半死状態に。
振り返っても5月はちょっと遊びすぎてますね。でも仕方がないのです。競馬の季節ですから。
【6月】いざ宝塚
6月1発目はスノーグレースを見守りに府中へ。
このスノーグレースという馬は2歳時に新馬戦の装鞍所で暴れて鼻血を出し、出走取消になったという伝説の持ち主です。当時は臨時更新を読んで中館先生が気の毒になりました。
とにかく気難しい馬で、
【左回り・ワンターン・大外枠】
この条件が揃ってかつ鞍上がふわっと乗れる優男じゃないと好走しません。
ゴリゴリ動かして位置を取りに行ってはダメ。砂被らせたらダメ。
こんなに注文がつく馬でなぜ勝ち上がれたのか、今でも不思議でなりません。ツムツムパワーなのか。
でも、そんなスノーグレースも最近は少し丸くなったようで、馬は根気よくやれば変わるものだと感動しました。加齢によって落ち着いただけかもしれませんが。
ちなみにスノーグレースは馬体のバランスが良かったので申し込んだ記憶があります。自分はドレフォン産駒の馬体が大好物でして、母名や血統を隠して馬体だけで選ぶとほぼドレフォン産駒になります。今年のシルクのカタログで起きた実話です。
そして6月の最終週は宝塚記念観戦のため、久しぶりの阪神遠征を敢行。
デアリングタクトはヴィクトリアマイルの時よりも集中して歩けていて、状態が良さそうでした。蒸し蒸しの阪神パドックで待ち続けた甲斐がありました。
でも、当時デアリングよりも反響の大きかった写真がこちら。
お色気マリリンをガン見するマイネルファンロン氏。(同厩なんだからいつも見てるんじゃないのかい)
ファンロンのSNS上の人気っぷりに驚いた宝塚記念でした。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。下半期編に続きます。
おまけのパウオレさん(非出資)。
可愛い。
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