ホテル行こ！

大変なものを見た

人生No. 1に輝く実写化成功映画見た

カラオケ行こ！だけなんで読んでなかったの人生ちょっと損してた
実写版見た後、秒速、いや音速でファミレス行こ！まで見てもうたわどあほ

狂児の圧倒的な怖さと来たら「沼る」って言葉がこの世にあって本当に良かった

そしてなんといっても、聡実くん可愛すぎるやろ

ここで少し、というかいきなり、私の聡実くんの話しをしたい
今からものすごい生々しい話するから逃げ出すなら今だ

齢29歳と11か月
男にフラれて1ヶ月弱
とうとうヤツがやってきた、アラサーの強敵である「PMS」というヤツだ
PMSってのは厄介なもんで、机に足をぶつけただけで「なんでわたしこんなにアホなんだろう、生きてる価値あるのかな」なんて思ってシクシク泣いたりするくらいの、もはや大病である
命の母を拳に常備していたつもりが、、運とは突然にやってくる今なら小田和正の気持ちになれる
そんな大病中に先輩のお祝い会っていう謎の飲み会があった
勿論、死ぬほどテキーラとシャンパン（半強制的に）を呑んだ
最近は港区女子に足を洗い隠居生活を営んでいるもんだから久々のお酒ということもあり私は酔っ払いの限界値を超えて滑り込むようにタクシーへ🚕
六本木から隠居の拠点へのタクシーの道のりは遠い遠い遠すぎる
もはや渋谷で私は第二フェーズの限界値を超えた（つまり、タクシー途中下車して吐いた）
大病中の街中でゲロほど地獄へ堕ちることはない
自分の虚しさに心を抉られ29歳と11ヶ月にも関わらずワンワン🐶ゲロ吐きながら泣いてもうたのだ
タクシーの運転手さんにも「あんたはもう乗せられない」と怒られて
私は泣きながら渋谷の街を闊歩し、道の途中で座り込む
前を通る人は白い目というかもはや笑われながら見られ、どんどん私涙が止まらないし酔っ払いすぎて立ち上がれない

そんなとき、隣に若そうな男の子が座ってきた
こんな時にナンパかい、私とんでもなく陳腐な女に（すぐ持って帰れそうな女の事陳腐って言ってもうてすんません）見られてるのかと思ってまた涙が止まらない
一生懸命に隣の若そうな男の子喋ってる
だいぶ時間も経った頃、まだ隣に座ってる男の子、なにをさっきから話してるんだろうと思って耳を澄ませてみると
どうやら私を励ましてた
なんていい子なんや、顔だけ見てみるかと思って顔見たら

《白くて細くてフワフワ、か弱そうな、いかにも令和の可愛い男の子やないかい!!!!》

どうやら彼は飲み会の帰り、携帯の充電が切れてしまい東京に出てきて1ヶ月の右も左もわからない関西の子らしい
仕事はアパレルでその仲間と呑んでいたけど、みんなクラブへ行って充電も切れたし帰ろうと思ってたら私を見つけたらしい

彼は言う「綺麗なお姉さんがワンワン泣きながら車に轢かれそうになってたから心配だった」と
なんちゅういい子や、普通、泣きじゃくってるゲロ吐き女いたら近寄らないわよ、綺麗めな化け物よ

少し酔いが覚め正気に戻ってきた私は彼を多分1時間くらい外で見守らせた罪を感じて
どんどん罪悪感に苛まれる
何か褒美をやらねば！と考えて3つ酔っ払いの思考で編み出した答えは
①何かお酒奢る→でもわたし今お酒みただけで吐きそう
②お金を渡す→キャッシュレス女になりすぎて現金ない
③ホテル行く→もうわたしの体を差し出すしかない
という事で、切り捨て方式で③を提示

「ホテル行こ！」

とうとう本当にヤバい女だなとその言葉を放った瞬間に思った
さっきまでゲロ吐いて泣いてた女の人がいきなり泣き止んで「ホテル行こ！」はどう考えてもこの子犬ボーイ、ドン引きやろ‼️と