給食指導(残飯編)

ほぼ毎日ある給食指導みなさんはどうしていますか?私が担任をしていたときは(今年度は担外)、準備と配膳と残飯に気をつけていました。その中で今回は「残飯」に焦点を当てようと思います。


残飯をなくそう!は時代に合わない?


昔のこの「お残しは許しまへんで!」が当然でしたよね。私は昔から好き嫌いが激しく、小学校時代は苦労しました。給食を残した日は雑巾がけをプラスされる、給食室まで行って残したことを謝る、ひどい時には放課後まで残って食べる等がありました。文字通り冷飯です(泣)もちろんそんな指導で、好き嫌いがなくなるわけもなく苦手意識と劣等感だけが私に残りました。

食べる量は自分で選ぶ


そんなこともあって、私は無理やり食べさせることは絶対にしたくありませんでした。そこでまずは、いただきますをした後に必ず「お減らしタイム」を設けています。そこでは、子どもが自分が食べられる量まで減らします。そうすることで、「自分で選んだ分はがんばろう」としてくれます。

そうはいっても残飯はなくしたい!


私の勤めている地域では、学校で給食を作ってくれています。世界には食べられない人々が〜、作ってくれた農家さんに〜も分かるのですが、それよりも私は、自分たちのために作ってくれた料理を残さず食べたいなあ思うのです。

おかわり券


さて、ではそのお減らしタイムで残った給食と元々余っていた給食をどうするか。ここで登場するのが「おかわり券」です。「おかわり券」には次の効力があります。

◎おかわりしたい人が複数いるとき、おかわり券を使用する者が優遇される

この「おかわり券」制度を作るだけで食缶がピカピカになるのです!ではその使い方を説明します。
①「おかわり券」を用意する
どんなものでもいいです。名前を書く欄と学級名(○年○組)さえあればオッケー!
②「おかわり券」を配る
おかわりタイムの後でも、給食が残っているときに「まだ食べられる人にはおかわり券配布しまーす!」と募ります。
以上です。たったこれだけなのですが、未来の人気メニューのおかわりを見据えたり、ただただ「おかわり券」を収集したりする子どもが喜んできてくれるのです。

嬉しい追加効果も、、


残飯がなくなって調理員さんに喜ばれるだけでもいいことなのですか、もう一ついいことがあります。皆さんのクラスにも、すごく食べる子どもごいませんか?その子どもがおかわりしている時の周りの子どもの雰囲気はどうですか?もちろん和やかな雰囲気ならばいいのですが、少ししんどいクラスだと「意地汚い」や「おかわりしすぎ」など攻撃の的になってしまうこともあるのです。それこそ許しまへんけどね!!
しかし、残飯をなくそうという雰囲気があると、その子がヒーローになるのです。勉強が得意、走るのが速い、絵が上手いなどの称賛と肩を並べるのです。通知表には書けませんがね。

注意すること


あくまで残飯ゼロは目標なので、食べることは応援しても強制はしません。残飯がでても、明日は頑張ろう!ぐらいで済まします。残すことではなく、いっぱい食べてくれたことに感謝するのです。
もう一つ注意することは、保護者の方に「最近体重が増えすぎているのですが、、」とお話しをいただいたときです。その場合は爆速で対応します。おかわりの回数や種類など保護者、子どもと相談しましょう!!

終わりに


いかがでしたか。私は無理矢理食べなくていいけれど、残すことを当たり前にも思ってほしくないので、このような取り組みをしています。また皆さまにもご意見をいただければとも思います。よろしくお願いします!

あと今日はつくねを作ったのですが、写真を撮り忘れてしまいました。

#定時退勤 #教育技術#給食指導#小学校教師

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