うちの学校の王子様。⑭
…順番は最後の人へ……
…ある日の土曜日の午後…。
掛橋:お、〇〇くん
おはよ〜。
〇〇:掛橋さん!!
掛橋:じゃあ今日はお家デート
ということで😊
〇〇:ふぅ…だいぶ緊張します。
掛橋:けど、理々杏ちゃんの
お部屋には行ったことあるでしょ?
〇〇:まぁそうですね
掛橋:じゃあ大丈夫私の部屋
女の子らしいとかでもないからさ?
〇〇:わかりました。
??:お家デートって…終わった…。
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…掛橋の部屋……。
〇〇:失礼します。
掛橋:お家デートだからさ
二人でラブラブな映画見ようよ!
〇〇:恋愛映画ですか…じゃあ…
(掛橋の隣に座り)
掛橋:ん?どうしたの?(笑)
〇〇:一応デートなので…//
掛橋:…わ、私…
お茶入れて来るね…!
〇〇:は、はい…//
……お茶とお菓子を用意し…
映画を流し始める…
〇〇:ゴクッ…この紅茶美味しい…((ボソッ
掛橋:でしょ?いいの買ったんだよね〜
えへへ〜//
〇〇:すごく美味しいですよ!
け、けど…なんか…すごく…眠た…い…
……バタッ…(その場に倒れる)
掛橋:はぁ…このときを待ってた…
…スリスリ…(〇〇の胸に耳を当てる)
掛橋:私をその気にさせて…
ちばけとったらおえんで…?
…そう言うと掛橋は服を脱ぎ始め…
〇〇に跨る…
掛橋:〇〇くん…//
(顔を近づけていく)
〇〇:んぅ…理々杏先輩ぃ…(寝言)
掛橋:へ…?
〇〇:大好きぃ…
掛橋:は、はは…襲う直前に
そんなの言われたらさ…
何も出来ないよ……グスッ…(涙目になり)
〇〇:んー……zZ
掛橋:…チュ…(〇〇の頬にキスする)
おやすみ!(優しく微笑む)
…そう言うと〇〇から離れ部屋を出る…
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…起きて部屋を出てリビングに向かう…
掛橋:おはよ!〇〇くん!
〇〇:す、すみません…
なんか寝ちゃって…
掛橋:全然いいよ!?(笑)
〇〇:本当にすみません…
掛橋:良いって(笑)
良い子の君はそろそろお帰り!
〇〇:す、すみません…
…帰宅を促され玄関へ…
〇〇:き、今日は本当に
すみませんでした!
掛橋:ふふっ…今度ジュース奢って
くれたら許すよ
〇〇:本当ですか!
ぜひ、奢らせてください!
掛橋:はい決まったなら帰る!
〇〇:そ、それじゃ…👋
(手を振りドアを開ける)
…ギュ………
(後ろから〇〇を抱きしめる)
〇〇:ふぇ?!
ど、どうかしました?
掛橋少しだけ…もう少しだけ…
こうしてたい…(悲しい声)
〇〇:わ、わかりました…けど…
(掛橋の手を離させる)
掛橋:むぅ…
〇〇:お互い顔見える状態で!
ギュ…(対面の姿勢になり抱きしめる)
掛橋:も、もぅ…ズルいよ……//
〇〇:今日はデートなので…//
…その後数分抱き合ったあと…
〇〇は帰宅した……。
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……数日後…
放課後の屋上にて…
掛橋:それじゃあ結果を聞いていこう!
賀喜:ですね!
伊藤:う、うん…
(自信が無い様子)
〇〇:は、はい…
僕が選ばせてもらうのは…
掛橋:ニヤニヤ…
賀喜:ふふっ…
伊藤:ゴクリッ…
〇〇:伊藤理々杏さんです!
伊藤:え、ええ!
(驚く)
掛橋:そりゃそうだよね(笑)
賀喜:まぁそうですよね。(笑)
伊藤:え、ええ…なんで?!そ、それはさ僕がこの学校の王子様だから?
〇〇:違います!
僕は王子様とか関係なく…貴方自身
伊藤理々杏貴方が好きなんです!
素直に愛を伝えてくれるところ
みんなに優しいところ
僕にだけ見せる可愛いところ
全部全部大好きなんです!この想いは
どんなに楽しいデートを経ても
変わりませんでした…!
こんな僕ですけど…伊藤理々杏さん!
僕と…付き合ってください!
伊藤:グスッ…うぅ…不束者の僕ですが…
よろしくお願いします!😊
〇〇:理々杏さん!
…ギュ…(理々杏に抱きつく)
伊藤:うわぁぁん😭😭
〇〇くんのぉ…ばぁかぁ…😭
選ばれないかと思って心配したぁ😭
掛橋:てか。理々杏ちゃんさ
私のデートの時めっちゃ目立ってたよ?
伊藤:え、へ、は、はは…
な、なにが?
賀喜:私の時もめっちゃ視線飛んできたし
睨まれました(笑)
伊藤:あ、あの時は…あはは…
〇〇:あの〜…皆さん…
なんの話しをしてるんですか?
賀喜:嘘でしょ。(笑)
掛橋:ははっ。流石〇〇くん!(笑)
伊藤:鈍感と言うべきか…
アホと言うべきか…(笑)
〇〇:え、な、なにが?
賀喜:いや…ダメだこりゃ(笑)
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それぞれの葛藤の三角関係は…
いい方向で終わりを迎えた…
かのように見えた…
…この結果により…出来た歪みは…
それは彼らを新たな舞台へと導く…
【次回】
「王座獲得への道…」
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