大学生。年下の男子。後編
⇧続編です。
俺の名前は 井上 〇〇。
大学四年生だ。
そんな俺には恋人がいる。
森田ひかる。大学三年生。
今回のお話は…僕達二人が…
破滅するまでのお話…。
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……時期は春……
…講義と講義の間にて……。
森田:〇〇先輩
〇〇:ん?どうかした?
森田:〇〇先輩そろそろ
卒論書き始める頃ですよね?
〇〇:4月の後半だしな。
森田:どんなの書くつもりで?
〇〇:精神病の歴史と各々の時代の
対処法とこれからの対策みたいなのを
それっぽく書こっかなって(笑)
森田:〇〇先輩にしては
頭良さそうなの書くんですね!(笑)
〇〇:うるさっ…(笑)
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…時は過ぎ…季節は秋……
自宅にて……
森田:〇〇先輩〜
…ギュ…(〇〇を後ろから抱きしめる)
〇〇:ん、どうした?
(会話しながらパソコンを操作する)
森田:最近、先輩の卒論忙しくて
えっち出来なかったじゃないですか〜
〇〇:確かに…?(笑)
森田:そ、その…えっちしませんか?
〇〇:もう少し待っててくれる?
森田:絶対ですよ?
〇〇:ひかる…
(手を止めひかるを見る)
森田:どうかしました?
〇〇:大好き。
森田:ふふっ…僕もでs((
んんっ…(〇〇にキスされる)
〇〇:ぷは…待ってて?
森田:わ、わかりました…//
は、早く終わらせてくださいね!
〇〇:もちろん。
……一時間後…。
森田:〇〇先輩!
遅いですよ!…って寝ちゃった…(笑)
〇〇:……zZ
森田:もう…先輩の下着借りますからね!
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……時期は冬…。
…〇〇はバイトを終え家に帰ると…
〇〇:ひか…って部屋暗いな
まだ帰ってきてないのかな?
??:んっ…︎💕
〇…〇先輩……︎💕イ、イクッ……︎💕
〇〇:え?こ、この声…
…急いで寝室のに向かいドアを開けると
森田:〇〇しゃん…︎💕
…ビュッッツツ……︎💕
〇〇:ひ、ひかる?
森田:んぇへへ…︎💕
おかえりなしゃい︎…💕
〇〇:な、何があった?
てか…なんで俺の下着でオナニーして…
森田:〇〇先輩が全然構ってくれないから
じゃないですかぁ〜︎💕
〇〇:そ、そういうことか…
森田:ほら、おいで?︎…💕〇〇︎ぅ…💕
(大きく手を広げる)
〇〇:ひかるっ…︎💕
今日朝までやるかも…︎💕
森田:いいよ?︎💕
いっぱいしたい︎💕
〇〇:後悔すんなよ?︎💕
森田:うんっ︎💕
……数時間後…
どちゅどちゅどちゅっ︎💕
(激しく深く突く〇〇)
森田:お"っ……︎💕
おぉ"っ…︎💕
〇〇:ひかるひかる︎💕
好きだ好きだ好きだ…︎💕
パンッパンッパンッ︎💕
(激しく突く)
〇〇:はぁはぁ…︎💕
ま、またイクッ……︎💕
…ドピュドピュ…💕
森田:んあ"ぁ"…︎💕
…ビュッッツツ…︎💕(射〇する)
…〇〇は白目を向いて気絶する
ひかるを抱きしめ愛を囁きながら
翌日の朝6時まで行為に及んだそう……
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…月日は流れ…一月…
卒業論文の期日が迫って行った…
森田:〇〇先輩〜
〇〇:ごめん!今構えない!
森田:わ、わかりました…
…この時からだろう…ひかるに
構えなくなって行った…それに…
卒業論文へのイラつきを八つ当たり
し始めてしまったのもこの頃だろう…
森田:先輩もう遅いですし
一緒に寝ましょ?
〇〇:ちょっと普通にダルいって
ひかる…寝るなら一人で寝て。
(冷たく言う)
森田:ごめんなさい…
…そんな日々は続き…
ある日…コップの水が溢れるように…
不満は溢れ出してしまった…
森田:〇〇先輩……。
〇〇:今手が離れないって。
森田:グスッ…せ、先輩!
(鼻をすすり少し大きな声で呼ぶ)
〇〇:はぁ…どうしたn((…ペシッ
(〇〇の頬を叩く)
森田:はぁはぁ…先輩…
〇〇:な、なんだよ…
森田:僕は〇〇先輩のなんなんですか?
召使い?執事?それとも…ただの
性処理道具ですか…?
…ひかるの声には悲しみが混ざっていて
目には覚悟が宿っていた……
〇〇:あ…あぁ…
森田:答えてください…グスッ
は、早く…答えてよ!
〇〇:わ、わからない…
森田:は?〇〇先輩…?
僕は貴方のことを恋人だと思って…
〇〇先輩のそばにいて…寂しい夜も
先輩が頑張ってるからって我慢して…
やさぐれていく〇〇を見て…僕は心配
して声をかけたら…ウザイって…
今の〇〇先輩は…嫌いです…大っ嫌いです
〇〇:じゃあ別れようよ…。
森田:は?今なんて?
〇〇:俺…自分の生活に一々口出されるの鬱陶しいと思ってたんだ…
森田:グスッ…そんな…
僕達は紙では縛られていない…
お互いの愛で縛ってるんです!
片方の愛がなくなったら…本当に終わり
なんです!〇〇先輩…別れるって…
本気で言ってるんですか!?
〇〇:本気じゃなかったら言わねぇよ。
森田:そうですか。
なら…さようなら…
…ダッダ……ガチャ……バタンッ…
(部屋を出ていくひかる)
〇〇:はぁ…なんだよ…。
…この時に冷静になればよかった…
追いかければ良かったと何度思ったか
けど僕は…卒業論文というものに
固執し…大切なものを失った……
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そしてまた月日は流れ…三月下旬…
今日は大学の卒業式…
〇〇:はぁ…
俺は卒業論文を間に合わせ
無事卒業できた…だが俺の隣には…
ひかるはいなかった…あの日から
電話をかけてもメールを送っても…
返事無し……。
〇〇:とりあえず帰るか。
…家に帰宅…
…ここで鍵が空いてる事に気づく…
〇〇:え…?
ひ、ひかる!
(急いで部屋に入るが)
〇〇:…お、置き手紙と合鍵だ…。
…テーブルの上にひかるの置き手紙と
家の合鍵が置いてあった…。
〇〇:は、は…?
「井上 〇〇さんへ。
僕の勝手ながらお別れさせてください
〇〇先輩の連絡先は全て消しました
そうしないと…僕はまた〇〇先輩を
求めてしまうからです。
〇〇先輩はかっこよくて、可愛くて
おっちょこちょいで優しくて、
世界で一番愛おしい人です。なので
僕にはもったいないと思います。
僕よりいい人見つけて幸せに
なってください!
ご卒業おめでとうございます!
僕の服とか最低限の物は全部持って
行きました、他のものは気に入らなかったら捨ててください。7年間本当に
お世話になりました。
絶対幸せになってください。
森田ひかるより」
…ポタポタ……(涙が机に落ちる)
〇〇:ひ、ひかる…ひかる!
ンア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!
……手紙を読んでから記憶はなく…
気づくと床に倒れていた…
部屋中は荒れていてビール缶などが
そこら辺に落ちていたり…
水は出しっぱなしなど…僕は気づく…
〇〇:俺…死んだんだ…。
…大切なものは失ってから気づく…
俺は大切なものとわかっていた…
それなのに…失ったのは…
多忙。忙しい。疲労。卒業論文。
でひかるを覆い隠したからだろう…
見えないじゃなく、見えなくようにして
卒業論文に集中できる環境を作っていた
今思っても気づいても…
言い訳にしかならないのに…
その思考が頭を掻き回す…だが…
その思考も直ぐに消えうせた…
〇〇:就職したよ。ひかる。
…俺は就職した…別れた後直ぐに
ある大手おもちゃ販売店に就職…
俺は…次はひかるを…仕事で隠した…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
…四年後……
…俺はあの日から瞬間瞬間を…
死に続けていた…そんなある日…
…ガサゴソッ…(ポストから手紙を取る)
〇〇:……ん?"34、35期生合同 同窓会"?
変わってるな…まぁ行かなi((
これ。ひかるも来るのか…?
…井上 〇〇は34期生卒業生
森田 ひかるは35期生卒業生である…
〇〇:あ、あぁ"…
(頭を抑える)
…結論は決まってるのに…
悩むフリをして…また隠そうとしていた
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……つづく
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