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うちの学校の王子様。⑬

…お昼を食べ終え二人は…
江ノ島に向かい…江ノ島の帰り…。

…ギィーンッ…ガタガタガタッ…

〇〇:江ノ電、一番好きな電車かもです。

伊藤:〇〇くんって電車オタクだっけ?

〇〇:いえ、京急線とJRと江ノ電しか
知りません(笑)

伊藤:ふふっ(笑)

……。
二人並んで席に座る…。

伊藤:…。

〇〇:……。

伊藤:懐かしいなぁ…
〇〇くんがグラウンドで叫んだのも
もう一年前なのか…。

〇〇:そうですね。あの日からですね。
いい意味でも悪い意味でも僕の生活が
変わったのは…

伊藤:……。

〇〇:結局はいい意味でしたけど。
……ニギッ(理々杏さんの手を握る)

伊藤:〇〇くん…僕の事好きだよね?

〇〇:はい。ものすっごく好きです!

伊藤:ふふっ…なら良かった…
安心して今日は寝れる…

〇〇:ずっと安心して寝てください。😊

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……次の週末…日曜日…

??:〇〇先輩〜!

〇〇:おは……//

賀喜:ど、どうですかね…?

〇〇:う、うん…すごく似合ってるよ…?

賀喜:よ、良かった……//
じ、じゃあ…行きましょっか!

〇〇:う、うん!

……ニギッ…

賀喜:そ、その…き、今日はデートなので
手繋いでも…いいですよね?

〇〇:も、もちろんです……//

賀喜:い、行きましょっか…//
(二人手を繋ぎながら駅に向かう)

……。
??:ジーッ…
(二人を背後から見る)

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…目的地に着く……。
…そこは人気漫画&アニメの展覧会…。

賀喜:デートなのに
なんか私のわがままに付き合わせて
すみません…

〇〇:ううん。『賀喜さんが行きたい』
って思った所に行ってみたかったし(笑)

賀喜:あ、ありがとうございます…//

〇〇:それにこの作品の展覧会
行こうか迷ってたんだよね〜(笑)
だからありがとう😊

賀喜:ふぁ……//

〇〇:これで一石二鳥いや。
三鳥かな?(笑)

賀喜:あれ?二鳥じゃないですかね?

〇〇:あれ?
一つ目は行きたかったのに行けた。
二つ目は賀喜さんの事もっと知った。
三つ目は賀喜さんと来れたこと。
まぁ二つ目と三つ目はほぼ同じか(笑)

賀喜:そ、そのさっきから…//
デートの序盤からのラッシュ攻撃するの
やめてくれませんか?…//
私の心臓が持ちませんよ…//

〇〇:ふぇ?僕変なこと言っちゃってた?ごめん。こっから挽回するから!

賀喜:グハッ…健気か。

……展覧会を周り物販などを買い
コラボカフェへ。

賀喜:はぁ…。
推し活最高でござるな。

〇〇:確かに最高だったね
いい買い物出来たよ!
ありがとう賀喜さん😊

賀喜:もぅ…〇〇さんわざとですか?
そんな少年のような笑顔して
これ以上好きにさせないでください!

〇〇:すみません…
けど、今日はデートだし仮にも
カップルだしさ…?好きでいて欲しい。

賀喜:……!!

〇〇:な、なんてね?
…ズズズッ…(コーヒを飲む)

〇〇:熱ッ

賀喜:ふふっ…もっと早く
〇〇さんと出会いたかったな〜。(笑)

〇〇:ん?ごめん…コーヒ熱くて
聞いてなかった…。

賀喜:良いんです。
気にしないで?😊

〇〇:う、うん😊

……。
??:なんか…いい雰囲気だなぁ〜。

……賀喜さんを駅まで送る……。

賀喜:じゃあ私はこれで!

〇〇:うん!
また学校でね!

賀喜:はい!

〇〇:じゃ!👋

賀喜:じゃ!👋

…賀喜さんを見送る〇〇……。

……タッタッ……タッ…
…少し歩き止まる賀喜……。

〇〇:あれ?どうしたんだろ…。

賀喜:〇〇先輩!
(〇〇に駆け寄る)

〇〇:おぉ…どうかした?

賀喜:私先輩のことは
先輩として好き。
そういう事にしておきます!

〇〇:そっか。じゃあこれからは
先輩後輩の垣根を超えて。
オタク友達だね😊(微笑む)

賀喜:へ?

〇〇:ち、違った?
僕また展覧会とかイベントあったら
今度は"友達"として一緒に行きたい
ダメかな?

賀喜:うぅ……だ、ダメじゃないです…
大賛成ですぅ…(少し涙目)

〇〇:良かった!
それじゃあ。また学校で!👋

賀喜:はい!👋

……。
??:手振り会うなよ…
本物のカップルみたいじゃん…。
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つづく……。



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