うちの学校の王子様。⑥

掛橋:〇〇くん。今日さ
放課後教室に残っててくれない？

〇〇:いいですよ？

掛橋:良かった！じゃあまた放課後ね？

〇〇:はい！

…いつも通り掛橋さんとお昼を食べ…
午後の授業を終え放課後教室で…
掛橋さんを待っていると…

……ｶﾞﾗｶﾞﾗ…

〇〇:掛橋さ…理々杏先輩…？
なんでここに？

伊藤:お待たせして悪かったね😊

〇〇:掛橋さんは？

伊藤:ん？来ないよ？

〇〇:け、けど…

伊藤:僕が無理言って君との約束を
取り付けさせてもらったよ。

〇〇:僕になんの用ですか…

伊藤:〇〇くんの彼女を奪った件
申し訳なかった…（頭を下げる）

〇〇:……今更何を…

伊藤:〇〇くんとまたお友達に…

〇〇:まぁ…いいですけど……

伊藤:良かった！僕嬉しいよ！

〇〇:…そうですか……では。
（逃げるように教室を出ようとする）

……ｶﾞｼｯ…

伊藤:待って…友達ならさ…
一緒に帰らないかい？

〇〇:今日はやめときます
僕、色々整理したいので……

伊藤:なにそれ……嫌なんだけど…

〇〇:はい？

伊藤:嫌だって言ってんだよｯ！
……ﾄﾞﾝｯ（〇〇を壁に押し付けるする）

〇〇:ち、ちょ…やめてください。

伊藤:いやだ…やめない。

〇〇:他の人に見られたら僕達
終わりますよ？

伊藤:〇〇くんとなら…いいよ？

〇〇:え…あ…ダメです！
最悪退学になっちゃいまs…んっ…//
（〇〇にキスする理々杏）

伊藤:ぷはぁ…ふふっ。どう？
初めてキスの味。

〇〇:…は、初めてじゃ……ないです…

伊藤:……は？
今なんて？

〇〇:初めてのキスじゃないです…

伊藤:う、嘘だ…君は陰キャでオタクだ
そんなことあるはずが…誰だ、誰とだ？

〇〇:今日のお昼…掛橋さんとしました…

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〇〇:ŧ‹”ŧ‹”…

掛橋:〇〇くん

〇〇:はい、なんでしょう

掛橋:口の中今何も入ってない？

〇〇:ｺﾞｸﾝ…今飲み込んだんで
何も入ってないです(笑)

掛橋:ははっ…〇〇くん
やっぱり面白いね(〇〇に顔を寄せる）

〇〇:あ、ありがとうございます…//
それよりなんかお顔が近いような…

掛橋:近い方がいいでしょ？
"キス"する時はさ？

〇〇:へ？き、キs…んっ…//
んんっ…//(大人なキスする掛橋と〇〇）

掛橋:ぷはぁ…えへへっ//

〇〇:お、おかわりください…//

掛橋:喜んで…んんっ…//

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伊藤:さぁちゃん…

〇〇:すみません…

伊藤:別に謝らなくていいよ？
上書きすればいいだけだから。

〇〇:へ？

……数十分後…

伊藤:ぷはぁ…

〇〇:はぁはぁ…//

伊藤:〇〇ぅ…おかわりほしぃ…//

〇〇:いいですよ……んんっ…ﾚﾛｯ…//

伊藤:んんっ…//
 
…数分後……
ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ…(チャイムが鳴る）

〇〇:はぁはぁ…

伊藤:はぁはぁ…帰らないとだね…//

〇〇:ですね…//

…夕日に照らされ互いの手の温もりを感じながら家に帰った……

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……つづく