2023年1月のジミーソウルラジオ

Jimmie Soul Radio、通称ジミソラジオはDJのジミーソウルさん(日本人)が"メロウ&グルーヴィー"をキーワードに素晴らしい楽曲を幅広く、心地いいお話とともに届けてくれるラジオ番組です。リラックスした雰囲気もありながら、音楽やそれにまつわるお話も盛りだくさんで私自身、毎週楽しみに聞いています。        
そんな大好きな番組についてもっと知ってもらいたいのと自分用のメモを兼ねて放送内容を文字にしてみました。野暮なこととは思いますが、まだ聞いたことのない方にも興味を持ってもらえたら最高です。
こちら香川県RNC西日本放送から毎週木曜日夜11:00~11:30の放送ですが、ラジコのプレミアム会員になれば日本全国から聴くことができます。気になった方はぜひ聴いてみてください。

2023年1月1週目(2023年1月5日) ダンスチューン回

1.The Reason Why / Step Inside My World
2.Sandra Wright / Midnight Affair
3.Milton Wright / Brother & Sisters
4.Jewel Bass / Let Your Love Rain Down On Me
5.The Dupress / Delicious
6.Bessie Banks / Don't You Worry Baby The Best is Yet To Come
7.Dee Edwards / (I Can) Deal With That
8.Terry Callier / I Don't Want To See Myself Without You

2023年1回目の放送です。今週はラジオネームnasbiさんからのリクエストに応え、番組で8月に紹介したThe Fantastic Puzzles「Come Back part.1」のような切なく泣けるメロディかつ思わず踊りだしたくなる高揚感、多幸感のあるチューンを紹介していきます。

胸キュンダンサーといわれるものとしてはちょっと渋いんですけどと前置きをして1曲目のご紹介。
『むちゃくちゃ好きな曲です。レーベルはPolydorになります。グループ名からかっこいいですよ。The Reason Whyで「Step Inside My World」(楽曲.1)になります。』
(楽曲.1をオンエア)

さっき思いついたんですけど紅白歌合戦のように男女男女の順番でかけましょうか。まぁ今どきこの男女って括りもどうなんだって気もしますけど。
2曲目はSandra Wright「Midnight Affair」(楽曲.2)マッスルショールズスタジオ録音の素晴らしい70'soulです。

『いやー、もうホント素晴らしいですね。続いていきますよ。ここはねやっぱ有名どころじゃない曲をかけてですね俺は知ってんぜっていうのを見せたいと思うんですけど。ご存じMilton Wrightでですね「Keep It Up」じゃなくてこちらの曲が私ホント大好きなんですよ。それではお聴きください「Brothers and Sisters」(楽曲.3)になります。
(楽曲3.のオンエア)
いやーすごい久々に聴いたんですけどやっぱ最高ですね。「Keet It Up」よりこっちが好きって方いらっしゃいましたらメールもしくはツイート等よろしくお願いいたします。』

続いてはMalocoレーベルからPatterson TwinsではなくこちらでございますとJewel Bass「Let Your Love Rain Down On Me」(楽曲.4)をオンエア。

いつ聴いてもいいですね。このあとMarcia HinesをかけるDJも多いのではないのでしょうかとジミーさん。

ここでグループものをはさみましょうかとThe Duprees「Delicious」(楽曲.5)。ジミーさんにとっては7inchを買い始めたころに購入した懐かしい一枚だそうです。
(楽曲5をオンエア)
このThe Dupreesはイタリア系のドゥーワップのグループ。この曲はアレンジがBobby Martinだったりして正にフィリーソウルサウンドといった感じになっています。 

次はBessie Banks「Don't You Worry Baby The Best Is Yet To Come」(楽曲.6)レーベルはQuality。76年の作品です。
(楽曲6をオンエア)

いい感じで踊っていいただいてると思いますがいったんここでクールダウンしましょうとDee Edwards「(I Can) Deal with That」(楽曲.7)をオンエア。
デトロイトのDetoというレーベルからでている7inchでマニアックな話をするとストリングスが入っているバージョンと入っていないバージョンがあるそう。

最後に紹介するナンバーはTerry Callier「I Don't Want To See Myself Without You」(楽曲.8)。82年ベケット?バケット?というレーベルからでたこの曲の12インチをジミーさんは1箱、50枚くらい持っていたそうです。ワックストラックスという伝説のレコード屋さんが渋谷と桜上水にあり、そのオーナーの久保田さんは日本にスウィートソウルのレコードをたくさん紹介した伝説的な方だそう。当時新譜でこのレコードを仕入れたけれども全然売れず箱で残っていたものをいくらでもいいよと言ってもらい、じゃあ箱で買いますと譲ってもらったそうです。会う人会う人にこのレコードをあげていたとのこと。
(楽曲.8をオンエア)
「今回ですね正直20年ぶりくらいに聴いたんですけどやっぱ最高ですね。」

この後メールの募集呼びかけなどを行い番組は終了となりました。


1月2週目(2023年1月12日) こも出演回

1.Laura Rain & The Caesars / I Am
2.Rita Ray / So Sweet
3.Charles Stepney / No Credit For This
4.Donald Byrd / Kwame
5.Bobby Oroza / The Otherside
6.Pale Jay & Okonski / By The Lake
7.Tyrone Lee / Soul N Samba

今月の第2週目は私(こも)が出演しジミーさんと交互に選曲を行いました。私のほうは2022年リリースのお気に入りから3曲選んでいます。

早速私(こも)からの1曲目はLaura Rain and The Caesars 「I'am(Who I Want to be)」(楽曲.1)。
(なんとご本人のコメントに続いてのオンエア)
最高なアップリフティングなダンサーチューンといった感じですねとジミーさん。1年を振り返ってみるとなんだかんだでよく聴いていたということで選ばせてもらいました。今年出たアルバムからの1曲です。

ジミーさんの1曲目はRita Ray 「So Sweet」(楽曲.2)
ジミーさんのほうはベストということは置いておいての選曲で、女性ボーカルの最近お気に入りの曲だそう。
シンガーソングライター系でソウルミュージック好きなんでしょうけど無理してヴォーカルなどを寄せすぎていないところが素晴らしいとのこと。

ここでジミーさんから恒例?のルール違反。女性ボーカルでもう1曲。カクバリズムのmei eharaさんが新しい7inchをだしています。
アメリカのシアトルベースのLucy Brownという名義でドイツのTrampレーベルから7inchをだしてるトランぺッターの方から7inchを持っていたら送ってくれないかとジミーさんへDMがき来たそう。この曲はドープなビートに中盤のトランペットのソロもヤバくて気になってるとのこと。
ジミーさんも7inch持っておらず探しているのでリスナーの方でもストックがあれば連絡くださいと呼びかけました。
なんでこの曲を知ったのと彼に聞くとインスタグラムでnu_soul_さんのストーリーで知ったそうです。ちなみにあの曲でトランペットを吹いているのは思い出野郎Aチームのマコイチさんでソウルバンドのボーカルだよと伝えたそうです。
ということでバックにmei eharaさんの新曲「ゲームオーバー」がBGMにかかっていました。

続いて私(こも)の2曲目はCharles Stepney 「No Credit For This」(楽曲.3)
こちらは大変話題になった1枚。彼の娘さん達が編集したアルバムになっており、宝物の音楽を聴かせてもらっているような気持ちになりました。それらの製作に至った経緯などはWax Petixで9分×3本ほどの動画をYoutubeで観ることができます。
ちょっと粗い部分もあるけどそこもまた愛おしいといった趣のアルバムになっていて素晴らしいですよねとジミーさん。ただこの感じ聞き覚えがあると思って、それは知り合った当初にいっぱい送ってもらったWindy三谷さんのデモ集だったとのこと。
そちらも気になりますね。

続いてはジミーさんからも未発表曲を紹介ということでDonald Byrd「Kwame」(楽曲.4)をご紹介。『Black Byrd』のLPが出た後のメンバーでアルバムでは洗練されていますがこのライブ盤では荒々しくかっこいい演奏を聴かせてくれます。その中でジミーさんが一番好きな曲だという楽曲.4をオンエア。
1973年のライヴ音源『ライヴ:クッキン・ウィズ・ブルーノート・アット・モントルー』。こちら未発表だったものが発掘された経緯もすごいそう。去年ドナルドバード生誕90周年というのがあり、このライブはMarlena Shawや他いろいろあって当然レコーディングは全部していたハズなので未発表音源があるはずだと。ここでもジャイルスピーターソンがDonald Byrdの未発表音源あんじゃないのとブルーノートに聞いてありました!ということになったそうです。

私(こも)からの3曲目Bobby Oroza「The Otherside」(楽曲.5)をオンエア。
個人的にBobby Oroza来日公演を観たこともあり、入れないわけにはいかないということで選ばせてもらいました。

ジミーさんからはインディペンデントなレーベルの中でBobby Orozaのアルバムを出しているBig Crownと双璧をなすColemineレーベルから楽曲ご紹介。Colemineは最近Karma Chiefというサブレーベルからも最近精力的に音源をリリースしています。その中で最近お気に入りだというPale Jay & Okonski「By The Lake」(楽曲.6)をオンエア。
Pale Jayさんはアーティストの画像を見ると赤いマスクが印象的なあの方!
Steve OkonksiさんはDurand Jones & The Indicationsのキーボーディストです。こちら何とも形容しがたいサウンドでお気に入りだそう。

ここでビッグニュース!
来週の放送はColemineレコードのファウンダー、創始者のTerry Coleさんインタビューをお届けするとのこと!
ColemineとKarma Chiefは去年なんと16枚もアルバムをリリースしていてめちゃくちゃ忙しいだろうけど年末年始ならいけるのでは?とDMしたら大晦日に面白い話がたくさん聞けたそうです。

1曲目にジミーさんがコメントをもらってくれたLaura Rainさんは現在Unknown music libraryというプロジェクトでビートメーカーに向けた彼女のボーカルやピアノ、ギターの素材集をリリースしています。その辺りは彼女のインスタグラムをチェックしてみてください。
そんなLaura Rainさんとも新曲が出たタイミングでZoomで話が出来そうなのでお楽しみにしてきてくださいとのこと。

話題は変わってインスタグラム上でTyrone Leeさんという方が曲を送ってくれました。彼は過去にはIncognitoと活動していたこともあるそうです。Tyrone Leeさんの「Soul N Samba」(楽曲.7)という曲が大変アガりますので最後はテンション上げて終わりましょうと楽曲7をオンエア。
曲をかけながらメール募集の呼びかけなどを行いこの週は終了となりました。


1月3週目(2023.1.19) ColemineレコードTerry Coleさんインタビュー前半

1.思い出野郎Aチーム / 日々のパレード
2.Leroi Conroy / Tiger Trot
3.Ghost Funk Orchestra / Scatter
4.Monophonics / Crash & Burn
5.Okonski / Dark Moon

この週は最初にJPさんがスタジオに登場。
最近ジミーさんは転職先のこのラジオを聞いている社員さんからJPさんは何者なんですか?JPさんもやっぱりミュージシャンなんですかね?と聞かれたそうです。
JPさんはこの番組にジングルを用意してくれました。思い出野郎Aチームのギタリスト、斉藤録音さんに依頼して作ってもらったそう。
先日12月の頭に神戸でブジウギ音楽祭というイベントで思い出野郎AチームとサモハンキンポーさんのDJに行ってきて、ジングルを作ってくれとお願いしたそうです。無茶苦茶なお願いでもう忘れられたかなーと思った頃に素晴らしいものが届きましたとJPさん。
ということで思い出野郎A1チームの「日々のパレード」(楽曲.1)からスタート。
(ジングルに続いて楽曲1をオンエア)
思い出野郎Aチームのほうはアルバムを目下アルバムを製作中だそうです。

ここからは先週アナウンスした通りColemineレコードの創始者Terry Coleさんのインタビューをご紹介します。
(インタビュー音源)
Terry ColeさんはColemineレコードを15年運営なさっているのと共に彼自身が弟さんとレコードストアも構えており、そちらでColemineのカタログ及びレコード販売もしています。

また彼自身もミュージシャンだそうで、最初にそのことについて尋ねています。
(インタビュー音源)
彼がLeroi Conroyという名義でミュージシャン活動をしており主に弾く楽器はベース。ギターやキーボードも弾くけどフェイクと言っていました。
Leroi Conroyの楽曲もとてもカッコイイのでその楽曲をご紹介。「Tiger Trot」(楽曲.2)をオンエア。

(インタビュー音源)
次にColemineは2022年に16枚をリリースしており、大変だったのではないのですかと質問。
それに対しては大変だったけど生活の方はアフターコロナといいますかウィズコロナといいますかノーマルに戻りつつある中で製造業としては普通だから良いのだけど正直景気も悪いしツアーの方はまだ厳しいけど2022年はいい年だったよとのこと。僕らにとっては最高な年だった本当に幸せだよと言っていました。

(インタビュー音源)
最近はColemineという母体のサブレーベルに当たるKarma Chiefのリリースも盛況です。Colemineからリリースする音源とKarma Chiefからリリースする音源の違いを聞きいています。
Colemineのサウンドというのはジャンル的に狭い範囲の音でディープファンクやヘビーソウル、リズムアンドブルースやジャズな感じで、それがColemineと言っていいかちょっとわからないけど狭いと思う。それ以外のサウンドをKarma Chiefということでリリースしているとの答え。Colemineはサウンド的に60年代後半から70年代のヴァイブスを感じさせより現代的なサウンドやヒップホップ、R&B、それらのようなColemineから外れたような感じのサウンドはKarma Chiefと分けているそうです。

ここでJPさんとインタビューの感想を語り合います。このインタビューは大晦日に行われたそう。
ジミーさんはKarma Chiefのレコードも好きでこの番組で紹介しているSay She SheやGhost Funk Orchestraなど最高だよねとこの後インタビューで伝えています。
(インタビュー音源)
Terryさんもどちらも最高、キラーと言っていました。ちょうどGhost Funk Orchestraは次のアルバムの準備をしているそうです。
ここで昨年2022年のリスナーさんベストでチェンマイL特急さんも選んでいたGhost Funk Orchestraで「Scatter」(楽曲.3)をオンエア。

Ghost Funk Orchestraはプロデューサー、アレンジャー、コンポーザーとして全体を統括しているギタープレイヤーのSeth Applebaumさんが仕切っているバンドになります。今は10人編成で演奏しているそう。そんな彼のインタビューは以前番組で紹介した40ミニッツファンクのポッドキャストで聞くことができます。

次はいよいよインタビューの核心へ。Colemineレコードを始めたきっかけについて尋ねています。
(インタビュー音源)
彼は幼いころからレコードを販売していて、12歳ぐらいの頃からネットで7inchや78回転のSP盤を販売していたのでレコードの売り方、買い方はよく知っていたしレコードの作り方にも興味があったそう。そのあと2000年代初頭の彼のキャリアの初期にDaptoneにヤられて彼らが素晴らしいサウンドのレコードを作っていることに驚いたとのこと。さらにニューヨークのTruth & Soul(Big Crownの前身レーベル)といったシーンを知ってからは、そこには可能性があるのだと思い音楽を作り始め、自分でもできるかもしれないと現実味を帯びレーベルを始めたそうです。彼自身は以前は学校の先生をしていて最初は完全に副業として始めました。当時はヒップホップのビートなどを作り、クールな7inchを作るのがアイディアとしてありました。それは金儲けのためではなく、そういうシンプルな理由でColemineレコードは15年前に始まったとのこと。

ここからも面白い話が続くのですが、せっかくの機会なので来週にインタビューの続きをお届けしますとジミーさん。
ここで2022年リリース音源のなかからTerry Coleさんに1曲選んでもらいました。
(インタビュー音源に続きMonophonics「Crash & Burn」(楽曲.4をオンエア))

Terry Coleさんが選ぶ2022年のColemineからの1曲は「Crash & Burn」
いやかっこいいですよね〜とジミーさん。
また先週紹介したDurand Jones & The Indicationsの鍵盤奏者のOkonskiさんのアルバムリリースもアナウンスされました。そのリードシングルをお届けです。
Okonski「Dark Moon」(楽曲.5)をオンエア。

このあとJPさんがメール募集などの呼びかけを行い番組は終了となりました。


1月4週目(2023.1.26) ColemineレコードTerry Coleさんインタビュー後半

1.S.Y.F.A / Over
2.Say She She / Wrap Myself Up In Your Love
3.Ironsides / Changing Light
4.Monophonics / Love Your Better
5.Aaron Frazer / Looking For A Brand New Game

先週ご紹介したColemineのファウンダー、創始者、Terry Coleさんのインタビュー後編をお送りしますが、その前に1曲。茨城のヒップホップユニットS.Y.F.A。S.Y.F.AはSearch Yourself For Answersの略。以前は「REAL SLOW」という曲が紹介されましたが今回は「OVER」(楽曲.1)をご紹介。
この度こちら2曲の7inchレコードのリリースが決定しました。前回同様この曲でもオランダ人シンガーU-Geneさんをフィーチャーしています。
(楽曲.1をオンエア)

ここからはTerry Coleさんインタビュー後編をお届けです。レコードレーベルを運営していくうえでのモチベーションについて聞いています。
(インタビュー音源)
自分が作った楽曲をリリースしたいということで先生をする傍ら副業としてレーベルを始めたということでしたが、今は自分が好きな音楽を他の人たちと共有することがより大きな目標になっているそう。それがレコード制作やプロデュースを手伝うことであろうと全てを煮詰めると自分が好きなことをできるだけ多くの人と共有しようとすることがズバリモチベーションなんだとのお答え。

続いてColemineレコードを成功させているキーエレメンツ、鍵となる要素について質問しています。
(インタビュー音源)
レコードレーベルを運営するうえで1番大切なことは本物であろうとすることだと思う。音楽的なことだけでなく自分たち人間そのものが本物であるかどうかということが最も重要なことだと思う。音楽的な面だけでなく人間としてビジネスのやり方、誠実さ、そして常に正しい方法で物事を進めていこうとすることだよね。

本当に誠実でナイスガイなTerry Coleさん。
(インタビュー音源)
それを伝えるとTerry さんは笑いながらそうだと思うと答えます。そしてそうしようとしたいんです。私は常に正直でいたいし親切でありたいと思います。否定的だったりいじわるだったり不親切だったりすることからは何も生まれないんだと続けます。

ここでジミーさんのお気に入りのナンバーをご紹介。
Say She She「Wrap Myself Up In Your Love」(楽曲.2)
(楽曲.2をオンエア)

彼女たちのアルバムでは先週楽曲を紹介したDurand Jones & The Indicationsの鍵盤奏者のOkonskiさんも参加していいます。そんな彼女たちのライブパフォーマンスはワシントンにあるラジオ局KEXPで行われたものをYoutubeで観ることができます。
こちらではBrooklyn-based "discodelic soul" と説明されていたそう。

次にジミーさんから新しいアーティストをリクルート、声をかけるときの基準が何かあれば教えてくださいと聞いています。
(インタビュー音源)
そうですね私は二つのことを考えます。ひとつは当然その音楽が好きかどうかでもうひつつはその人、ミュージシャンが人として好きかどうかってことを考えています。正直いままでどちらか一方だけ、音楽は好きだけど人間的にはどうかな、その逆で人間的には好きだけど音楽的にはどうかなということもあったけどその二つを満たす人に声をかけているとのこと。5年も10年も一緒に仕事をすることになるのだから言うならば結婚するようなものなので何年も何年も一緒にビジネスしたい相手を慎重に選んでいるそう。
その後に彼はこんなことも言っていました。
(インタビュー音源)
ソーシャルメディアやスポティファイのフォロワー数とかインスタグラムのフォロワー数とかそんなことはどうでもいいんんだ。その彼、彼女がどんな顔をしているかもどうでもいいんだ。それよりも音楽が好きかどうか、今後何年も一緒に仕事ができるかどうかということが重要なんだ。
being authenticとかbeing genuineとか音楽に対して真摯に取り組んで本物であること、本物であろうとすることがこのColemineレコードのいうならばprinciple、”キモ”の部分ではないかと思います。

先週も話題にのぼりましたがColemineレコードは2022年は16枚のLPをリリースし、2023年は現時点で14枚のLPリリースが予定されています。2024年にずれ込む可能性のあるタイトルもあるようですが、今年中に少なくとも12枚は出るそうです。
そんなColemineレコードで一緒に活動するアーティストは50~60人、スタッフはTerry Coleさんを含めて6名が働いています。またレコード店の通販やプロモーションのスタッフもいてレコード店の方には10~11人の従業員がいるそうです。Terry Coleさんはディストリビューション業もやっていて現行のインディペンデントソウルミュージックのレコードの配給業もしています。本当にナイスガイです。
そんな彼にジミーさんが最後にリクエストをしました。
(インタビュー音源)
ジミーさんからColemineレコード並びにKarma Chiefの音源のみを使ってDJミックスを作って完成したらミックスクラウドなんかにアップロードしてもいいですかとお願い。
すると2秒もかからないでシュアと言ってくれました。あっさり了承してくれたのでこれから張り切ってDJミックスを作りたいと思いますとジミーさん。
SNSの担当ミッチさんがメールをくれるそうで完成したら彼に送ればいいし、それを彼らのインスタグラムのストーリー等にのせてプロモーションをしてくれるとのこと。

引き続きColemineの楽曲を全曲チェックしてもらえたらとジミーさん。ここで2曲続けてご紹介です。
まずはIronsidesという西海岸のグループ。この曲はMonophonicsのKelly Finniganさんが鍵盤で参加しています。映画サントラのようなソウルサウンドのシネマティックソウルというサブジャンルがジミーさんの中でアツいそう。
Ironsides「Changing Light」(楽曲.3)をオンエア
こちらの7inchはすでにリリースされています。

続いてはKelly Finniganさん率いるMonophonicsのアルバム『Sage Motel』の中でジミーさんが好きだという「Love You Better」(楽曲.4)をお届け。

「最高ですよね。この楽曲本当に好きです。がんばってDJミックスにかっこよく収録できたらと思っております。」

さらにもう1曲行きましょうと続けます。Aaron FrazerのカバーライブEPがYoutubeには結構前から動画が挙がっていましたがリリースされました。こちらはカバーということでPatrick AdamsプロデュースのEight Minuteというキッズグループのカバー。選曲のセンスも演奏もいいし、原曲はキッズグループなので声も高いんですけどそれがAaronさんのファルセットにバッチリ合ってますよねとジミーさん。
Aaron Frazer「Looking For A Brand New Game」(楽曲.5)をオンエア

「あっそうですよ、ホント言い忘れましたけどDurand Jones & The IndicationsのファーストアルバムはこのColemineからリリースされてますからね。」

この後メール募集などの呼びかけをおこない番組は終了となりました。


1月のプレイリスト

放送でオンエアされた曲をまとめてみました。見つけられなかった曲や放送時と違うバージョンもありますが、ご了承ください。
アップルミュージックが調子悪いようなのでスポティファイでも作ってみました。

・アップルミュージック

・スポティファイ




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