愛はるかに  Da Troppo Tempo(1973年)

詞:Luigi ALBERTELLI
曲:Gianarlo COLONNELLO
訳:荒井基裕
歌:ミルバ
(1973年サンレモ音楽祭第3位)
「愛遙かに DA TROPPO TEMPO」ミルバ Milva (youtube.com)

原題の意味は、「ずっと前から」
原詩と対訳は以下のサイトを参照
Milva - Da troppo tempo (日本語 の翻訳) (lyricstranslate.com)

日本語の訳詞は主に2種類歌われている。
最初に訳詞を発表したのが荒井基裕氏
荒井基裕氏は、1958年にイタリアから帰国後、
イタリアのポピュラーソング普及の為に
数多くの楽曲を訳し、日本に広めるように尽力した。
他に直村慶子氏、布施明氏の訳詞をご紹介する。

<荒井基裕訳>
うつろな時を きざむのは
こわれた時計だけじゃない
私の胸のときめきが今は
むなしい思い出なの
あなたが奪い去った夢は
雨に濡れたバラのように
いつの間にか私の心に
あざやかによみがえるの
 どんなに望んでも  かなえられない恋
 言葉さえ砕け散って
 小さなかけらを拾い集めても
 二度と戻らない まばゆい恋の夢
 時の流ればかりが 苦しみを私に教えてくれる
うつろな時は幻に あなたが帰る気がするの
待ち続けようかしら いいえ 今は私が立ち去る時
<間奏>
うつろな時は幻に あなたが帰る気がするの
待ち続けようかしら いいえ 今は私が立ち去る時
ラララ。。。ラララ

岩元ガン子
愛はるかに  Da Troppo Tempo(1973年) (youtube.com)



<直村慶子訳>
あなたのいないこの部屋に 
古びた白い椅子一つ 
あなたはいつでもその背にもたれて 
私を見ていた 
あなたが椅子の片隅に 
ふざけて描いた落書きは 
今でもそのまま 
幸せな頃を思い出させるの 
 あれから月日は 
 いくたび春を迎え 
 私の胸の中で 
 愛の悲しみは 遠いはずなのに 
 愛は消えない 
 あの頃よりも深く あなたを愛している 
 想い出が遠く離れて行くほど 
子供のような わがままで 
過ちばかり繰り返し 
本当の愛の優しさに 
気づかずにいた私
<間奏> 
窓辺を染める夕暮れが 
あなたの椅子にとどく頃 
わたしはいつでもその背にもたれて 
あなたを想う 
ラララ。。。ラララ

しますえよしお氏
しますえよしお 「愛遥かに」 (youtube.com)


<布施明訳>
泣きぬれて 夢から覚める
悲しい朝を迎えても
どうぞ忘れないで 
誰かがあなたを見つめているのだから
負けないで生きてくことが
美しいと感じられたら
どうぞほほえんで 心を開いて
手を握り締めて
 愛がすべてさ 心を安らかに
 今を見つめられたら
 さあ歩き出して再びこの道
 愛がすべてさ 時が過ぎゆくのは
 すべての人の定め 
 生きる勇気から明日が始まる
ぬくもりがよみがえる時
人はまた涙を流し
にじんで見えてる歓びの扉
今 愛はそこに
<間奏>
ぬくもりがよみがえる時
人はまた涙を流し
にじんで見えてる歓びの扉
今 愛はそこに
ラララ。。。ラララ

布施明
愛ーはーるーかーに 布施明 (youtube.com)

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