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本を求めてさまよい歩く

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他愛もなくくだらなく、ちっぽけで何の脈絡もないかもしれない、本を選ぶとき、手に取る瞬間の頭の中。 そこに比重を置いたブックガイド的な何かになる予定です。 手持ちの本については、…
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#暇と退屈の倫理学

スローモーションで哲学の胸に飛び込む

人はどんなことを考えた結果、本屋で本を手に取るのだろう。 そう考えたのがきっかけで、記事を書き始めた。 「まえがき」を除いて実質的に、今回が2回目になる。 前回は、第一回目だしノリと勢いが大事だ! と気合いが入って、カロリーが高いものになった。(読んでくださった皆さま、リアクションをくださった皆さま、ありがとうございます。) 若干暴走気味だったのではないか、というひとり反省会の結果を生かして、今回はもう少し落ち着いた調子進めたい。 さて私は例のごとく、本屋に向かった。 折角