コミケ🍢頒布物の感想まとめ

　C104、コミケに初参加しました！　暑かったけど楽しかった！
　しかもﾂｲｯﾀｰやﾅﾑｮｰで出会ったオタクたちにお誘いいただき、3つもの合同企画に参加させていただきました。本当にありがとうございました！

　以下、ざっくばらんに感想を述べさせていただきます。内容について触れる箇所もあるので、まだ読んでないよ～！　って方はご注意ください。

ハラジュク本

HARAJUKU BEACH STYLE!!

　たっつんさん、やりやがったな！！！！！　と叫んだ一冊。御託はいいから読め。
　まず、なつそらとわたしのKV衣装を落とし込んだ水着デザインが天才。あと雛が！　帽子を！　２種類も！　被っています！！！
　たっつんさんの描く表情が好きなんですが、いつものむっつりｼﾞｭｸ、なんだかんだ海を楽しむｼﾞｭｸ、険しい顔のｼﾞｭｸ、怒りひなしあ、驚きみみと、などなど……むほほ、眼福眼福。あと7ページ目のグラサンしてる紫杏の絶妙な眉加減が好きです。

My Colour

　予言書。マジで予言書。そして追憶。あのときの空。そして星。
　ミルキータイムラインのにししと笑う雛が本当に可愛い。ミルキータイムライン……ミルキー、タイム、ライン……。
　悪魔のララバイの眠そうなみみひな、ラブ。Halloweenの包帯ぐるぐる巻き雛、ラブ。DYEDの強気美々兎、ラブ……！
　そんでこっからですよ……。Distortion、DYED2、続く２部曲モチーフのイラスト、そして重なり合うFull Moon……。踊れ、心、で、落涙。真っ白な背景ってのが、また……。
　teardrop 2ndのイラストがさぁ！　うわーん！　→3rd衣装でFind Meでもうダメ。わーんとかじゃない。号泣。Infinite Colourで一周年衣装を持ってくるのが、また……。そしてFutureで締め、本を閉じると”あの夜空”が……。聖典だよこんなの。イラスト集でこんなに感動するんだ……。

ハラジュクにいろんな服をいろいろ着せたらくがき

　むほほ本。衣装本だけど、まず表情がコミカルで素敵！　私はナチュラル系とブレザーが好きです。紫杏、おまえそんなにブレザーが似合う子やったんか……。

日陰の周期

　漫画が上手すぎることで有名なよしさんの雛中心ハラジュク漫画。7ページ目の「あら　きまってるじゃない」の美々兎の顔好き。てかその前のページの免許証の写真ふざけすぎてるのに今気づいた。14ページの犬みたいな顔の紫杏好き。
　雛が本気で美々兎と勝負する展開！！！！！　おいどんだけこれが見たかったか！！！！！　そしてこれを先に具現化されたことに、創作者のはしくれとしていっちょ前に悔しくもある。雛が不機嫌な理由、勝負を挑んだ理由も、めちゃくちゃ解釈一致というか……ずっと一緒、三人でハラジュク、っていってた美々兎が、どんどん新しいことに、大人になっていくことへの寂しさ、焦り、嫉妬。そして大切な友達にそんな感情を抱いてしまう自分へのいらだち、軽蔑。そしてそんな感情も、音楽とともに昇華し、糧にし、そしてまた明日が来るんですね……。

玉兎物語

　私が二次創作を始めるきっかけとなった「ハラジュクルームシェア」を生み出されたささかまぼこ先生の新作短編。え、先生、詩も書けるんですか……！？　なかでも「三十八万粁」が好きです。地球の波と感情の荒波をかけて、しかしそれが月の引力によるものであることは気づいていないところが、良い……。
　ハラジュク・ビタースイーツ♪、めちゃくちゃ楽しみにしています！

DAO本

NEO TOKYO ＆ HARAJUKU ILLST FAN BOOK

　suwaさんのネオトウキョウ＆ハラジュクイラスト本。suwaさんのざらついた感じの線と色、好きなんだよな。これどうやって描いてるの？？？　あともちもち八波さん可愛すぎ。萌え。
　残念ながら美々兎アクスタは売り切れだったので、雛アクスタだけお迎えしました。そしてステッカーを買いそびれた……。

Sound MiX

　しょうぽんさんのたま×ねる漫画。アキバもいるし煌様もいる。しょうぽんさんのたま、もちもちしてて可愛い。たまがDJすることに気づいたときのねるの表情、ぞっとするね……。

DROP

　花成花蕗さんのネオトウキョウ×カブキSS……いや小説本。あっ、へぇ～、ネオトウキョウってこんな感じでしゃべるんだ～ってくらいョがしゃべる。でも全く違和感がない。もうこれが公式でいいんじゃないか？
　カブキとどう絡めるのかと思ったら、まさかの共闘とは！　機械に強そうな東京電脳と、機械でハックしているカブキ、その両方の敵として、双方のセンターを学習したAIを登場させるとは、恐れ入りました。これ、普通にアニメとかにしてほしい。

アビスアサクサ反復よことび

　トンチキ大好き。Licoがあまりにトンチキ勢いガールすぎる。2、3コマ目の小池さんLico、ラブ。ひとっことも喋らないくせに表情うるさいRay、ラブ。

UNCHAINED!!!! & UNCHAINED!!!!+!

　DAO合同、最高。
　シンオオクボ編：火凛ってこのくらい失礼なやつだよな、と再認識（最近常識人っぽい情報を植え付けられていたため）。Licoはベルミュノベルだと完全に強者の構え、という感じだけど、実際DJの腕としては中の上くらいなのかな～という解釈への答えでした。でも内に秘める熱は類まれなるもので、そこを火凛に見破られる、というのは火凛の格をも写し出していてよかったです。
　シンサイバシ編：えまもも！？　えまももじゃないか！！　存在したのか……。この後ふいにこの時のことを思い出してほほえみを投げ合う笑万と桃々子の不思議な空気感に音凛ちゃんが「なになに？　なんかあったん？」って聞くけど、二人はゆびきりをしたので絶対に言わないんですよね……（妄想）。
　イケブクロ編：まずみすずさんのカラーイラストがありえなすぎる。いま令和ですよ！？　むほほ……。ﾚｯｶﾁｬﾝに振り回されるてまち、よ、良すぎる……。これ公式の最新話公開前に書かれてるんですよね……？　ここにも預言者がおったか……。ていうかこの展開たぶん6話くらいでくるよ。限りなく近いのに絶妙にりむるが絡んでこないところもいいですね。
　ネオトウキョウ編：かんみさんの！　魔法少女ネオトウキョウが！　萌え！　すぎ！！！　「ネオトウキョウエリアには都市伝説やネットロアなど有象無象の噂があり、それを解決していく」という探偵バトルもの、めちゃくちゃ”””あり”””。DROP併せて読みましょう。あと各DAOのサブキャラがいっぱい出てきて楽しかった。
　ネオナカノ編：るるは頭でっかちだからステージ上でテンパって失敗するんだろうな～という気持ち。そして一番落ち込むんだろうな～という気持ち。巻き込まれポジが一番可愛そうで可愛い。そしてひなるる！！！　むほほ、よいですな……。雛は自分よりうるさい人には冷たいけど、自分より静かな相手には雄弁に、少し正直に話をするんだろうな、という解釈、素晴らしい。あと冬の大三角形は天才すぎる。もうこれなつそらとわたしSSだろ。本当にありがとうございます。

その他（よろず）

たのしい電音部漫画

　わがゐさんのたのしい電音部漫画。りむるの「摩耶ちん」呼び、萌え。ここ普通に友達やっててほしい。ギャルｼﾞｭｸ、天才のそれ。本当にありがとうございます。小悪魔海月、天才のそれ。本当にありがとうございます。じと目てまち、萌え。ふにゃらと笑うるる、萌え、涙。
　無料ペーパーがシモキタだ！　おい駒場伶音がいるぞ！！！！！　なんちゅー表情しとる！！！　かわい～～～！！！　あとじと目零音、かわい～～～！！！

違法ゆりおんぶ

　プリンアラモード先生による違法すぎる4コマ。もちもち可愛くておかしくなりそう。ゆるおんぶはゆるゆるで全員ちょっとおバカなところが本当に可愛い。そんな中東雲だけマジなのこわいね。
　ひなしあ、特に喋ることなく一緒に部室でお昼食べて、でもうたたねした雛をちゃんと時間前に起こしてあげる紫杏、も、萌えすぎ。
　シールも買わせていただきました！　そして「ゆりおんぶのおかげで生きてます！」とお伝えしたところ「それはよかった。じゃあサインしましょうか？」とサインを頂きました。ありがとうございました。生きます。

haute couture summer DANCE!

　かんみさんの、すべての萌えが詰まった最高素敵イラスト本。まず表紙から萌えがすごい。ベレー帽被ってるセーラー音凛ちゃんが萌え。カブキギャルズスタイル、良い……。あと駒場！　しっかり背が高いのが描かれてて好き……。
　ギャルｼﾞｭｸがここにも。そっか……女子高生って放課後クレープ食べ歩きとかするよな……。女子高生でないので気づかなかった……。
　ネオョブレザー！？！？　わは、目から鱗……！　ねるのだっぼだぼブレザー、萌えだ。
　そしてシールも買わせていただいた！　みんな可愛いけど、やっぱ真ん中の美々兎が可愛い。紫杏はそれどういう顔？　お人形さんみたいだね……。

グッズ類

　Rentonさんとこのステッカー合同に、うる＆るるとりむるの絵を寄稿させていただきました。NEONAKA浴びて急遽うるるる描いたけど、好評みたいで嬉しいです。

　うぇぶさんとこでハラジュクの缶バッジとアクスタ、雛の色紙を購入させていただきました。うぇぶさんはAlwaysカッコいいハラジュクを提供してくれる……。いつもありがとうございます。

　プリメさんとこの曲パロ合同にイラストを3枚寄稿させていただきました。1枚しか描けないかも～とか言ってたくせに急に3枚描けます！　やらせてください！　って言い出したにもかかわらず受け入れてくださって感謝感謝です。

　電音部公式のCD「PLAY/PAUSE」を買いました。2日目のAsobinotesブースは意外と混んでなくて、15分くらいならんでたら買えました。さっき再録アキバVer. トアルトワ＆Mani Maniを聞いたのですが、めちゃくちゃよかった……。蔀さん堀越さんの新録ももちろんですが、天音さんの表現のアップデートがよくて……。
　ついでにヴイアラの本も買った。なにこのヘンテコアクスタ。でかい。あと宇宙さんのイラスト、特に影の彩色が上手すぎて筆折った。

R-18本

ハラジュクエッチバースリミックス

　神の一手。この本がこの世に誕生する瞬間に出会えて、しかも参加させていただけるなんて……！　あの時勇気を出して参加することにしてよかった。主催の高木さん、本当にありがとうございます。

SSの感想

　あさみやさんのSSのミミちゃん、かわいそうでかわいいね……。結託した雛紫杏には勝てないね……。
　えちれんさんのSS、美々兎が常に優位で蠱惑的でいい……。ちょっとやさぐれ気味な感じの口調も小悪魔さに拍車をかけてて好きです。あと地の文の情景描写がすごい。映像を見てるかのよう。文才が爆発している。
　ささかまぼこさんのSS、やばすぎ。これ、ハラジュクルームシェアを生み出した人と同じって、マジ？　いやしかしこの丁寧な心理描写とキャラクターの解像度はささかまぼこさんだな……。雛の重くて仄暗い嫉妬と執着にぞくぞくしました。キレた水上はこれくらいやりそう。怖い。ありがとう。
　ここには何もないさんのSS、3人とも無様でいいですね。優位に立っているはずなのにあられもない声を上げてしまう水上が好きです。

漫画・イラストの感想

　サモシバさんのイラスト、ド癖すぎる。あぁ……こんな解釈があったのか……。もっと見たい。もっと見たい！
　えぬやまさんの漫画、あんたエロマンガも描けたんかい！　その１。しあみみ、もちもちで可愛いね……。
　たっつんさんの漫画、あんたエロマンガも描けたんかい！　その２。漫画が上手すぎる。表情が、エロ（直球）。犬吠埼が興味津々でいじってきてそのままドはまりして搾り取られるの良すぎ。水上、生きろよ……。
　atelier Sistaさんの漫画、水上は（二次創作では）絶対露出癖ある、って思ってたら”答え”を出されて横転。えっちだね……。
　高木アジフライさんの漫画、あんたエロマンガも描けたんかい！　その３。その前にバンドｼﾞｭｸ良すぎますが？　何故しれっとこんなところに？　漫画、雛の服が可愛すぎておかしくなるかと思った。ひなしあ、いいね……と思ったら襲わせ受け！？　はぁ～そうですか、そんな解釈が……。えっちですね……。

　あと。高木さんの駒場伶音ステッカーもいただきました！　直前のお品書きに駒場がいて「おいうっそだろ！？！？」とでかい声を上げて尻もちをつきました。グッズ化が早すぎる。最高。

ひなのはいしん

　羽水ヒロさんの水上漫画。水上はおだてられてではなく煽られて調子乗るよね……。思った通り変態だった。

ハラジュク死体遺棄まとめ本　そこへ

　えちれんさんによるSS本。これ、怖くて一番最後に回してたんだけど、おなかの底にずんと重みが来て動けないというか、こんなに心に傷痕を残す創作物は本当に久しぶりで……。エッチバースのほうでも感じたけど、ありありと情景が浮かぶ文章が壮絶で……この話順じゃなかったら立ち直れなかったというか……少なくとも今ちょっとしばらく物語を書けないかも……。
　キャラに慣れ親しんでいるから補完される、とかではなく。おそらく一切キャラを知らない人がこのSSを読んだとしても、キャラの造形、心情の動き、そして行動や情景の全てが映像で浮かぶであろう、丁寧で重厚な文章が本当に素晴らしく、その文才を持って描かれる暗澹たる物語に心を締め付けられました。しばらく、というかもう読み返せないかもしれない……というか読み返さなくても映像として脳裏にこびりついているというか、心にぐさりと刺さってとれないというか……。この文章に出会えてよかった、けど出会いたくなかった。こんな文章、星になっても書けないよ……。

　以下、嫌とかつらいとか悲しいとか怖いとか書いていますが、あくまで物語に感情移入した感想です。

盲いた夏に：パーティージャックを受けたその夜、というありえない時間にかかってくる美々兎からの連絡。いつもの、だからこそ異常な美々兎、血の匂い、死体。死体は実は紫杏で、美々兎は雛にドッキリを仕掛けようとしているから、逆にドッキリし返してやろうという紫杏。ぬぐえない違和感から目をそらす。気づかないふりをする。そして”死体”を捨てるために夜の海へ――。静かに狂っている美々兎、覚悟を決めている紫杏、そして水上雛という人間の逃避癖、弱さがよく描かれています。一番怖くなかった。いやでもなんかリアルで怖い。

六文銭と、飴と栗：冒頭、どういうこと――？　というシーンで始まる。美々兎に告白するも、適当にあしらわれ失恋し、逃げ出しそのまま疎遠となった雛。その美々兎と2年ぶりに再会するところから始まる。再会した美々兎はあの時のまま笑うが、ギャンブルにハマり生活費をつぎ込んでいた。複雑な思いを抱えたまま美々兎を自宅へ住まわせることに。その後のささやかな生活に雛は満足していたが――。正直「雛の告白に美々兎がそんな雑な返答を返すわけがない」という解釈違いバリアにより読了することができましたが、一番つらかったです。

私たちは向日性：冒頭の3人の幸せなシーンが、こんな風に回収されるなんて……。この話の美々兎は先二話と異なり「リアルな世界だとありえそう」な感じがすごく嫌でした……。でも美々兎はお金やブランドに固執しないと思う、と何とか解釈違いバリアを張りながら読みました。けど口調とか、ちょっとした所作とか、そういうのが美々兎で、頭がおかしくなりそうでした。そして、やはり紫杏の覚悟を決めた時のまっすぐさはどす黒くまぶしいですね。それに至る描写、至った描写、至ったあとの描写がやけにリアルで、静かで、狂っていました。すごくつらかった。

薄明に歯形を契る：このお話がこの本の最後、というのが本当にすごくて。ここまで「覚悟の決まった紫杏」のまっすぐさ、無情さを見せてきて、じゃあ紫杏が守られる立場になった場合はどうなるのか、という答え合わせ。紫杏を守るために人を殺してしまった美々兎。美々兎は覚悟を決めているが、紫杏はその時のトラウマと、美々兎につらく重い十字架を背負わせてしまったことで、家から出れず、食事ものどを通らない。美々兎は紫杏のことを献身的にお世話するが、それがまた紫杏の罪悪感とみじめさを冗長させる。そしてついに、紫杏は美々兎につらく当たってしまい――。死体を埋めるシーン、卵焼きを捨てるシーン、雪のベンチのシーン、雛に背負われるシーン、扉を開けるシーン――すべてが映像として浮かび、まるで映画を見ているような気分でした。雛に助けられて、美々兎に迎えに来てもらって、泣きじゃくりながら美々兎が抱き着いてきて――どう見ても大団円のシーンなのに、自分は罪の意識から一粒も涙を流せない、流してはいけない、という描写が絶望的できつすぎた。でも最後には救い、赦しがあってよかった……。

　1話と4話は死体が悪だったので、2話と3話は解釈違いバリアでなんとか読了できましたが、それでもつらいものはつらい。なのに何故か、各話を読み終わったときに何故かすっきりとした読後感があって、それがまた怖かったです。
　うすら寒い夜の海、桜並木とピンクのキャリーケース、枯れ落ちた向日葵畑、雪の積もる公園のベンチ――これらの情景にはキャラクターはおらず、ただ時間だけが過ぎていく、そんな心象風景が心に突き刺さって離れません。

戦利品の数々

　いや～素晴らしい電音部ックの数々、最ッ高でした！！！　初参加でしたが思ったよりスムーズに入場できたし、目当てのものはほとんど買えたので大満足です。惜しむらくは、電音部に全振りしすぎていて他にどこで誰がどんなのを出しているか全然調べていなかったこと。入場即電音部島総なめしたせいで、すぐに手持無沙汰になってしまいました。
　同人活動もひっさびさにしたのですが、やっぱ楽しいですね！　これがまた自分で本を作って店を出すとなると大変なことも知っていますが……。しかし次回は自分で出店してみたくもあり……とりあえず冬コミ応募してみようかな、と考えております。

　Twitterにマシュマロ置いたので、合同のSSやイラストの感想あればぜひ送ってください～！