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オートバイについて

高校時代にバイクブームがあった。バイク免許は16歳で取得できるので、同学年でもバイクの免許を取得した友達は幾人かいた。いろいろな漫画雑誌にバイクを扱う漫画が掲載されていた。私も高校2年生の時に原付の免許を府中の運転免許試験場まで取得しに行った。仲の良かったクラスメートは既にスクーターを所持しており、私も早くその仲間に入りたかった。当時、私の友人たちが乗っていたスクーターはホンダタクト、ヤマハジョグ、スズキラブスリー、ホンダリードSS、ヤマハチャンプ。ああ、懐かしい名前ばかりだ。私は友人からパッソルをただ同然で譲って貰うつもりだったが、父が一緒にそのパッソルを見に来てくれ、ボロい中古ではなく新車を買うことを私に命じた。その結果私が購入したのはヤマハエクセルだった。ベージュとパールホワイトの色が気に入って決めた。今調べたら価格は13万円だったようだ。そのお金はどうやって捻出したのか記憶に無いが、両親から多大なる援助を得たに違いなく、今更ながら、本当に今更ながら、私が原付に乗ることのみならず資金も与えてくれたあのときの両親に今深く感謝している。

ヤマハエクセル、カッコいい

時空を超えてエクセルのレビューをしたい。落ち着いた感じの外観に似合う静かな5.8馬力2サイクルエンジン。おそらくリミッターが効いていたのか60km/h以上は出なかったこと、シート後部がシートフレームがあり硬くて尻を後ろにずらせない、その結果、足を前に投げ出すような姿勢が取れないこと(完全に足を前に投げ出せるDJ-1が羨ましかった)に不満を感じていた。車に衝突したり、雪道でこけたりしながらも、当時の私には魔法の絨毯の如くどこへでも行ける素晴らしい相棒だった。
私の2台目の愛車はホンダのリード90。大学に入りすぐに自動車運転免許は取得した。その後中型二輪免許を取得したくなり、両親に相談したら意外にも反対されず。いざ教習所へ行こうとした朝に両親から、「なんの免許を取りに行くんだ?」と問われ、オートバイだ、と言うと、両親は、「てっきりトラックとかバスの免許かと思ってた。将来仕事にあぶれないように考えてるとはえらいと思ってたがバイクはダメだ」と。それでも中免は取得させていただいた。その頃友人達が乗っていたのはスズキの初代RGV-γ(ガンマ)、初代ホンダVT250F、ホンダVFR400F(プロアームかつロスマンズカラー)、カワサキGPZ250(地味)など。そんな中私は二人乗りかつヘルメットインにこだわり、リード90を購入。

ゴールデンウィークに上高地にむかったらえらい雪だった
友人とVFR
もし今保有してたらすごい値で売れそう

リード90は二人乗り、フルフェイスヘルとジェットヘルを飲み込む広大なメットインスペース、最高速度は100km/h位、即ちめちゃくちゃ便利なバイクだった。これを購入してからは朝に父を駅まで送ることが多かった。社会人になってからも乗っていたがどういう理由で手放したのか覚えていないのが不思議である。それ以来長いことバイクには乗っていなかった。それから月日は20年以上流れて久しぶりに会った友人がバイクに乗っていたのをきっかけに限定解除の免許を取得した。

教習車のNなんとか

大型自動二輪免許を取得したからとはいえ、私が選んだのは155ccのヤマハトリシティなる三輪車。雨でもこけにくい、高速道路も走れる排気量、そして見た目で決めた。トリシティは素晴らしいバイクであった。シートをアンコ増しして着座位置に自由度を持たせた。

トリシティ。三輪車です。

その後、もっと高速道路を快適に走りたい欲求からホンダのナナハンスクーターX-ADVにスイッチした。これはクラッチ操作不要、メットイン、カッコ良い、と素晴らしいのだが、大型スクーターはシート幅が広い分足付きが悪い、そして236kgもある重量。ハンドル幅も広く、我が家の車庫から出すのが面倒だった。

ガンダム世代にはたまらない

友人がベスパが欲しい、というのを聞いたのをきっかけに今度はベスパにスイッチした。278ccであるが、軽く、高速道路も快適、尻が痛くならない不思議なシート。シート下スペースは小さくメットは入らないが、質感、見た目、実用性と素晴らしい。家内も気に入って乗っている。

300GTSツーリング

最後に今ベスパと2台持ちしているトライアンフのボンネビル100T。これは友人から譲り受けた物。まず見た目が最高。ABS、USBソケット、クルーズコントロール、などの今時の装備も抜かりなし。

大脱走のイメージ

900ccの2気筒エンジンは太いトルクでドコドコと進む感じ。バイクはこれでアガリと考えている。
高所恐怖症の私はその傾向が年々酷くなっている気がする。バイクで横浜ベイブリッジを渡るときは精神的に非常に負担がかかる。なんとか克服する術を探しているが、ネットでも決定打は見つからない。高速道路を使わないのが一番かも。
バイクはもちろん危険な乗り物。節度と安全装備をもって乗り続けたい。

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